★ 海外貴金属市況

●NY金、続落
ＮＹ金2月限終値は1279.4ドル、前日比-13.2ドル。取引レンジは1275.6～ 1299.2。

週明け26日のニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物中心限月2月物は前週末終値比13.20ドル安の1オンス＝1279.40ドルと続落して取引を終了しました。
25日に開票されたギリシャの総選挙では、緊縮財政の撤回を掲げる最大野党・急進左派連合（SYRIZA）が勝利しました。当初はユーロ圏の先行きが懸念されたことから、市場にリスク回避姿勢が広がる中、安全資産としての金が買われました。
しかしながら、結果は事前に織り込み済みで、既に買われていたこともあり、寄り付きにかけて利食い売りが強まり、金相場は安寄りしました。欧州中央銀行（ECB）理事会、ギリシャ総選挙と注目のイベントを通過して、それまでの買いは一服したもようです。また、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て商品の金に割高感が生じたことも相場を圧迫しました。

●NY白金、 続落
ＮＹ白金4月限終値は1255.0ドル、前日比-13.7ドル。取引レンジは1246.6～ 1278.9。

週明け26日のNY白金先物相場4月限は、前週末終値比13.70ドル安の1オンス=1255.00ドルと続落して取引を終了しました。
ギリシャ総選挙の野党勝利で買いが先行する場面もみられましたが、金が反落に転じたことや、欧州政局及び景気に対する不透明感で下げに転じました。

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