● NY金、反発
週明け9日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物中心限月4月物は前週末終値比6.90ドル高の1オンス=1241.50ドルと反発して取引を終了しました。
ギリシャのチプラス首相は8日、2月末に期限を迎える欧州連合(EU)などからの金融支援の延長を拒否する意向を表明しました。これを受けて、同国の財政再建の先行きに不安が広がったことから、安全資産としての金を買う動きが強まりました。更に1月の中国の貿易収支がさえない内容となったことも、金の支援材料となりました。
また、前週末に3週間ぶりの安値を付けたことから、安値拾いの買いなどが入ったとの見方もありました。
ただ、外国為替相場では、対ユーロでのドル高が優勢となり、ドル建てで取引される金などの商品に割高感が生じたことから売りが誘われ、金の上値は重い展開となりました。
● NY白金、 小幅反発
週明け9日のNY白金先物相場4月限は前週末終値比0.80ドル高の1オンス=1222.40ドルと小幅反発して取引を終了しました。
金の上昇、原油急伸等で反発しましたが、株価の下落再開で一時マイナス圏に転落しました。また、ギリシャの急進政府が支援策の延長に関して欧州連合(EU)と交渉しないと発言するなど、強硬姿勢を貫いていることから、ユーロ圏離脱懸念が広がり、上値が抑えられる展開となりました。
※上記内容は、弊社ホームページ(http://www.hoxsin.co.jp/)【先物最新トピックス】やTwitter(https://twitter.com/hoxsincx)でもご覧頂けます。このレポートは将来の見通しの適確性、あるいは収益性を保証するものではありません。各トレーダー及びレポートの読者は自己責任で取引してください。このレポートの筆者も発行人も金融、あるいは商品市場における各参加者の決断については一切責任を負いません。先物、あるいはオプション取引は高リスクを伴うと考えられています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます