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国際通信社 傾国の美女

2010-05-25 10:21:31 | 日記
遥か昔より“美女”は人々のアイコンとして注目されてきた。
日本の歴史を見ても、卑弥呼は鏡に反射させた光を自分に集め、より美しく
神々しく見せることで民衆の心を掴んだというし、古代中国の神事でも巫女が
美しければ美しいほど天界にいる神々の目に留まるとされ、神を降ろす能力にも
優れているとされた。

あまりに美しい人を“傾国の美女”なんて言うけれど、たった一人の人間が国家を傾け

られる訳もなく、複雑に絡み合った様々な出来事が、分かりやすいアイコンである
“美女”に結び付けられて語られただけに過ぎない。
トロイ戦争を招いたとされるギリシアの美女ヘレネー、エジプトをローマの属国に
したとされるクレオパトラ、唐を衰退させたとされる楊貴妃…それぞれの国の歴史を
紐解くと、彼女たちがいてもいなくてもその国が辿る運命は変わらなかったであろう事が
分かる。
つまり、一人の象徴的美女を作り出すことで、記録にしか残らなかった事実が、人々の

記憶に残って情緒豊かに語られてきたのだろう。

現代のミス・コンテストも親善大使やキャンペーン活動を行う女性を選出するための
ものだそうで、“美女=アイコン”である事実は今も昔も変わらないようだ。

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