もう一つの 昭和・私の記憶

『 昭和・私の記憶 』 の、続編
吾生涯を物語る

ホソの釣り人 あんたもやってみい

2017年07月29日 | ホソの釣り人 1996~2006

本流・船着き場
2001年(?)頃 毛馬クリークの中州を切り取って、災害時用にと作られたもの
手前の島は中州の名残である 
これによって毛馬クリークの環境は大きく変わってしまった
亦 この位置は1994年 息子と私が初めて釣りに来た 想い出の場所でもある

本流で釣ったヘラをホソへ入れる

肩で風を切って親分が来るPhoto_2
片手にフラシを持って

フラシの中には、ヘラ が入っている
そして、目の前で、フラシのヘラを放流して見せるのである

「ガハハ・・・ (本流は)良かったでー」
と、それはもう、得意満面である

皆も時折、本流で釣った魚をホソに入れる
ホソ に サイズの良い ヘラが多いのは此の為なのである

「本流で釣ったヘラをホソに入れる」
ちょっとした、英雄気分に成れるのである
「わしら、ここに、ようけ入れたでー」・・と

フラシ ・・ ホソでは、自慢の為に使うのである

本流以外、城北ワンドの、どの釣り場も、釣った魚は フラシに入れない
傷を付けたり、弱らせない為に
それは、暗黙のルールなのである

↑ 「これから夜釣りですか?」  本流・船着き場で大物を狙う 植田さん 
 2007.07.07 午後6時頃

 「もったいない」
いつもの如く、ホソ 上 の指定席での釣り
いつもの如く、調子が良い
オオスケ が 掛った

「大きいのが釣れたわねぇ」
と、散歩中の ご婦人
偶々、釣上げたところに、通り遭わせたのである
「大きいでしょう」
「それ、何という魚 なんですの?」
「ヘラブナ 謂うんですよ」
「そう・・・、アッ!」
「もったいない、逃がすのですか?」
「ハイ、釣ったら直ぐに、放すんですよ」
「釣った魚は、食べるものだと、思ってました」
「そうですか、逃がすのですか・・」
そう言いながら、後ろを通り抜けて行ったのである

釣った魚は食べるもの
「喰えんジャコ釣って何が面白い」
これが、一般の共通認識であろう
偏屈、天邪鬼の私にとっては
そこが、こそ
堪らなく、面白いのである
で あるからして

「あんたも、やってみい」 



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