アカシヤの囲碁将棋の話

囲碁将棋本の古本屋アカシヤ書店の親父が、とりとめも無く勝手に語るブログです、反論は要りません。

東北道は車が飛び上がった

2011年05月06日 06時55分33秒 | Weblog
震災から二ヶ月になる、東北の知り合いからはまだ連絡がないが、何もゆって来ないのは無事なのだろう、近頃は本の買取が多い、昨日も常陸太田から買い物の依頼があったが理工書なので断わった、つい1週間ほど前にも日立の十王町まで行ってきた、水戸あたりから周りにある家の屋根にブルーシートが増えてきた、桜がまだ残っていて山は綺麗に色付いて春を謳い上げていたが、東北道はでこぼこでスピードを出していると車が飛び上がった、周りには災害派遣の自衛隊や運送屋の車が多く走っていて、関係ないものの緊張感を覚えた、訪問したお宅は千冊以上の本があったが小説が多く将棋本だけを買い取って失礼した、地震で本が飛び出して直すのが大変だったそうで家もひびが入り庭には地割れがあった、ちょうどそばの家は大工が入って修理を始めるところだった、目の下には大きな沼があってそれを取り囲むように開発された所でなるほどなと思った。
 帰りがけに日立市の昔なじみの古本屋にお見舞いに寄ったら、家を足場が囲んでいて修理をしていた、みんな無事だったよと心なく笑っていたが、店のガラスが割れ家にはひびが入るなど結構被害があったそうだ、ついでに駅の周りを見てきたがいずこも同じで空き家ばかり目立つ商店街だった、昔は彼も羽振りが良かったが今は元気がないのも年のせいばかりでなく仕方がないのだろう、雨が急に降りだしたので急いで出発したら、フロントガラスに雹がバチャバチャとぶつかって、高速道路では滅茶苦茶強い風が吹き車があおられて怖かった、飯も食わずに必死に帰ってきて、後になって栃木で竜巻が起きたのをテレビで知った。
 今日からは名人戦第三局が始まる、森内さんの連勝で今回勝つとほとんど勝負が付いてしまう、羽生さんは此処のところ負けが込んでいて他の棋戦でもはかばかしくない、例の問題が響いていて落ち着けないのか心配だ、ここ一番奮起してゼヒすばらしい棋譜を残して欲しい、折角待ち望んでいた二人の再闘なのに一方的では腑抜けだ、まだ老成するには早すぎるだろう。
 この連休は店に来る客の数が多くてありがたい、即売会も有って本の整理に追われていたが、やっと店にも手を入れられ補充が十分になっているのも効果があるのだろう、買い物が多いのでその分店の本も充実した、珍しく良いものも手に入っているがこちらはまだ店には出していない、そのうち良く調べてから化粧してやって出陣する事になる、今日は医者に行く日で帰ってから名人戦を見ながら本の整理をして、来週の神田である即売会の準備をしよう、テレビで津波と原発のニュースが流れている、
東北にもゆっくり名人戦のテレビが見られる日が早く来るように祈ろう。

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