アカシヤの囲碁将棋の話

囲碁将棋本の古本屋アカシヤ書店の親父が、とりとめも無く勝手に語るブログです、反論は要りません。

連休で客も多い、倉庫も出来そうだ。

2009年05月01日 21時35分35秒 | Weblog
 とうとう5月になってしまった、名人戦は羽生さんが負けて対になった、7日には次の対局が有る、そういえばこのところ羽生さんの本が売れている、連休で人も多いが特別給付金が出まわったのだろうか、家にはまだ出ていないけどなー、
 ついこの間買った段ボール20箱を値付けして店に出したら、良いところは勿論、今まで動きの弱かった本まで動き出した、とにかく倉庫がイッパイでもう買い入れを断らなければならない事態だ、そこで全部店に出す事にしたらそれが動いてくれているので大助かりだ、ところが店買いばかりでなく、市場にも囲碁将棋本が出てきて、良い物もあるので見ると買ってしまう、買った本は車につんだままになっている、倉庫は見つからずにいたのが、今日になって以前目を付けた事務所を、不動産屋から借りられそうだと連絡が有った、連休が終われば契約してどうやら置き場と新しい事務所が出来そうになっている、車の本もようやく整理して日の目を浴びる事が出来そうだ、それに倉庫の奥で昔から眠っているものも生き返りそうで心が明るくなった。
 前に預かった九代宗桂の図式の補修が出来上がってきた、汚らしい衣装を着替えて居住まいを正した姿は、やはり献上本の風情を醸して素晴らしい、宮内庁の修理をする職人だけに仕事は素晴らしいが値段も立派だった、これから桐箱を誂えてやるつもりだ、きっと500年も600年も後の世でも尊ばれる事だろう、古本屋冥利につきる「良い仕事」をやった気分でいる。
 先日、慶長版の「碁経」が市場に出た、普通の市場の台の上にチョコンと載せられていて、価値を知る本屋は少ないだろうと思ったが、他の本屋に持って行かれるのは癪にさわるしどうしても欲しいので、車が買えそうな値段を入札した、ところがその本は古活字版で書誌学的にも重要な物の為、一人だけ相手がいてクラウンが買えそうな値段で買われてしまった、まあ日本で一番の本屋だから良いものには金に糸目をつけないのだが、どう転んでも家では買えない値段で小店の悲哀を味わってしまった、以前その本を持っていた人の蔵書で、元和版の「将棋経」が家にあるだけに囲碁将棋とも揃えたかったがものすごく残念な事だった。
 今日も長崎から碁の本を送りたいと云って来た、買えるものかどうかとにかくリストを送るように言っておいたが、連休明けになれば場所もできるので良い物は買いたいと思っている。
 明日からは連休の後半が始まる、またお客さんが来てくれる事だろう、ではまた・・・・・。

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