華原朋美

『華原朋美』としてのデビュー直後、当時のツレが「可愛い！　結婚したいっ！！」って言ってたが……


当時はあまり気にならなかったのですが、最近、何となくCD聴き直したら
「――あれ、こんな危なっかしい歌い方だったっけ？」
と思ってしまった。　今にして思えば、当時から『脆さ』があったのかも知れない。
でも当時は『魔法』に懸ってて、リスナーも（もしかしたら本人も）その『脆さ』に気づいて無かったのかも知れない。


だって、全てが『永遠に続く物』だと思ってたから……
って言うか『With T』って枕詞、華原さんにこそ冠するべきだったんじゃね？

それも含めて『小室マジック』だったとしたら、『魔法に掛けられた全て』が小室さんに踊らされた時代、だったのかも知れませんね。
ぶっちゃけて（更に誤解を恐れずに）言うなら、小室さんって、あんま歌上手くない人を売るのが上手いのかも？　とすら思ってしまう。
だって鈴木あみも今の時代なら、あそこまで売れてたとは思えないし。
――個人的な感想として、TKプロデュースで一番と思える女性ヴォーカルは、やっぱglobeのKEIKOだと思う。　が、KEIKOが華原朋美のカバー歌ってたのを聴いたが、違和感があった。　華原さんの歌は華原さんが歌ってナンボ、と改めて思ったわ。
味と言うか、歌と曲のイメージが完成されてるから？　なのかなぁ……


そして、本人から放たれる『オーラ』もあったからこそ、『時代の寵児』たりえたのは事実なのかとも思ったり。
「キティラー」を公言すれば『ハローキティ復活』するし、「吉野家の『つゆだく』好き」と言えば猫も杓子も『つゆだく』と注文（あ、俺は丼物のご飯に汁が掛かるのが好きじゃ無いから注文した事無いケドね）。　この人の行動、そして発言に世間が注目してました。　
今、居るか？　そこまで世間に影響を与える事が出来る芸能人って。


『I'm proud』の歌とPVって、壮大な感じがして好きです。
初期のシングル曲はアルバムMIXより良いと思うのは俺だけかなぁ？
あと『Hate tell a lie』のPVで都電が出てきますが、豊橋市電3500形の原型なんですよね。
でも一番好きなのはファーストアルバムの中に入ってる『summer visit』だけどね。　


――復活が噂されてますが、マジな話、無理なんじゃないかなぁ。
たとえ復活したとしても、芸能界の荒波に再び耐えられるかどうかが心配ですし……