DAZN観戦でした。
言葉通り、難しい試合でしたがなんとか勝利することができました。
中継でも散々耳にした、片野坂監督から出てくる「強度」というワード。トリテンのプレビューの本文だけでも5回出てくる「強度」の文字にはどんな意味が込められているか気になったサポーターも多いはず。
「強度」と聞いて身近に感じるのは、物体がどのくらいの力まで耐えられるかを示す値を思い浮かべるはず。僕も今の仕事で引張強度や剪断強度の計算は日常的にやっているので、やはりそっち系のイメージが先行してしまう。
片野坂監督が掲げる「強度」も決して機械的意味の「強度」と全く異なるわけではないと思ってて、後半戦に入り相手もトリニータ対策を練ってくる中で、それに耐える力、屈しない力をつけていこうという意味が込められているのではないかなと思っている。
耐えることは決して相手の圧力を受け身になるのではなく、相手の圧力に対してどれだけ自分たちのパフォーマンスを自信もってやれるかが重要になってくる。札幌戦を見ていても、先制されるまでの受けに回った時間帯は「強度」という意味では全くやれていなかったが、三竿→阿道のゴールで追いついてからはリズムを取り戻しトリニータらしいリズムを作れていた。
そうしたトリニータの戦いを後半も続けられたことが、阿道の逆転ゴールを生んだと思う。小塚のプレスやおしゃれなパスも素晴らしいし、コースにズドンと決まったシュートも素晴らしい。
札幌の猛攻を受ける時間帯もあるが、島川、鈴木、三竿のユニットが決定的な形を作らせずシャットアウトできた。日本代表監督の森保さんの目についた選手がいればいいな。
マリノス戦では多少不安な内容になってしまい下を向いていないか心配していたが、札幌相手にこれだけやれることがわかったのは大きな収穫。口酸っぱく「強度」を植え付けることで、選手からしたら「強度」を増さないと試合メンバーから外されてしまうと思うに違いない。僕の経験上、こうした指導方法は選手からしたらやりたいことが明確に示されるのですごく有難い。
金属を焼き入れて強度を増すのと同じように、トリニータも強度を増すには日々のトレーニングが大事だと思う。前田が前線に出せたシーンなどまだまだ改善点は多いけど、まだまだ伸びしろはあると思っている。降伏点はまだ見えぬ先にあると思うので、もっともっと強くなってもらいたい!
OITA TRINITA 1999-2018 All Goals【2009年】
10年前の今日はシャムスカ解任に揺れていました・・・。
第3位 ウェズレイ(第6節神戸戦)
剛の肉体を持つ選手が柔の技を見せつけるゴールは個人的に好き。この年で引退してしまったのが勿体ないと今でも思う。
第2位 深谷友基(第18節浦和戦)
ゴール自体はただのコーナーキックからの得点だが、長い長い連敗を止めたその決勝点の重さは計り知れない。
第1位 東慶悟(第20節名古屋戦)
当時スタジアムで観戦していて、ここまで盛り上がったのはトリニータ史上で一番かなというくらい。東の記念すべきJ初ゴールがアディショナルタイムの逆転弾。
試合後の余韻も含め、今でも忘れられない試合でありゴールでもある。
天国から地獄の落差はJの歴史上でトップクラスではないだろうか。あまりにも地獄が重すぎて、完全に元通りになるまで10年近く要してしまったが・・・。
ここから始まる新生トリニータの今後に期待しましょう!
次は1週置いて川崎戦。強度を増せば必ず結果がついてくる保証なんてない相手だが、テレビでチェルシー戦を観てイメージし、2週間きっちりと準備して臨んでもらいたいね。
この試合は現地で観戦しますので応援してきます!
じゃこの辺で
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