ちょうどよく時間が空いていたので日産スタジアムに行ってきました。今年も好調のマリノスと、現在苦しい順位に位置する柏との一戦。ただメンバー自体はお互いに遜色ないように感じるので、見ごたえのある1戦になると期待していた。
なんとか雨の心配はなくキックオフ。開始早々からマリノスのほうがゴール前に攻めあがる機会が多かったけど、その勢いそのままに前半の早いうちにPKを獲得する。キレの良いドリブルが魅力なエウベルだとファウルで止めるしかなく、ペナルティエリアに侵入された時点でPKの期待が高くなる。
PKをアンデルソンロペスが冷静に決めてマリノスが先制する。
柏のほうも何度か良い形は作れていて、そのうちの一つがオウンゴールにつながって同点にする。これで柏としては気持ちが楽になったと思ったが、それが気の緩みを生んだのか裏への一発の抜け出しでエウベルに決められ、すぐさまマリノスが勝ち越す。
2-1とマリノスがリードする形で前半を折り返す。
後半早々にクロスからのこぼれ球を戸嶋が押し込み、同点に持ち込む。同点になってもお互いに攻めの姿勢を緩めることなく、見ごたえのある展開が続いていた。
そして後半28分に柏がフロートのゴールで逆転に成功する。今回は中立観戦ということでミックス席で観戦を行ったが、7割くらいは柏サポだったので逆転した空気をダイレクトで味わいました。アウェイチームとはいえ、この後押しは間違いなくチームを勢いづかせてくれる。
あとは逃げ切ればよいだけだが、後半42分に立田が続けざまにイエローカードをもらってしまい退場となる。日産スタジアムの構造上、遠かったので2枚貰っていたことを僕自身が把握できず、なぜ立田が目の前の階段から戻っていったのか謎に思っていた。ビジョンで立田の名前がなくなってようやく退場だと把握した。ちなみに立田の退場時は、柏サポーターからは拍手で迎えられていた。
誰もが本田圭佑さんの口調でつぶやいたアディショナルタイム。柏としては10人で逃げ切るには長すぎるアディショナルタイムだが、マリノスのほうも時間が経過すればするほど焦りに変わることになる。
だが王者は焦りの姿を見せない。プレッシャーを感じないパスワークで、ワンタッチから送られた水沼のクロスはアンデルソンロペスにピタリと合い、ゴールに流し込み同点へと持ち込む。
このまま3-3で終わっても面白い試合だったなと語ることができるのだが、このままでは終われなかった。同点になってから最初にチャンスを掴んだのは柏で、キーパーが飛び出して無人になったゴールをハーフウェーラインから高嶺がロングシュートを放つが、クロスバーに当たり得点とはならなかった。
これだけでもドラマチックな展開なのだが、ここで終わらないのがマリノス。流れるような中央突破からマルコスがスピードを緩めることなく受け、中央に流したところを最後は宮市が壁を突き破るかのようにゴールへと流し込み4点目を奪う。
浮き沈みの激しいアディショナルタイムで、中立観戦でこんなにも疲れる想いをしたのは初めてかもしれません。これが当事者であれば勝っても負けてもめっちゃ疲れる想いをしたでしょうね。
4-3でマリノスの勝利。あとで見返すとイエローカード自体は納得のいく判定だったが、終始柏にとって不利な判定をとっていたため柏サポからは審判団に向け大ブーイングを続けていました。
あとは柏からマリノスに移籍した上島に対してもボールを持つたびに大ブーイングをかましていました。大学経由であるが柏のアカデミー出身で今後の柏を背負っていくと思っていただけに、ステップアップみたいに同カテゴリーのマリノスに移籍してしまったので、ブーイングも致し方ない部分もあるだろう。
負けてしまったが拍手で迎えられていた。立田の退場がなければ結果は残せていたかもしれないし、選手たちは最後まで勝つ姿勢は見せていた。面白い試合を演出してくれたので僕も拍手を送りました。
滅多にないドラマチックな逆転劇を演じたからか、トリパラはいつにも増して綺麗に感じた。
Jリーグワールドチャレンジ2023のマリノス対マンチェスターシティのチケットが当選したので、マリノスの試合は来月も見ることになります。ある意味この試合は予習みたいなものでした。まだ未定であるが、マリノスとセルティックの試合も都合が合えば行きたいと考えています。
イベントレポートも別日に行う予定ですが、試合のインパクトが強すぎてイベント自体はそこまでうまく伝えられそうな自信がない・・・。
じゃこの辺で
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