ジョージア州から生まれた偉人、というのを習ったことはないですが、ジミー・カーター39代アメリカ大統領は間違いなくそのうちの一人でしょう。
ジョージア州議会の議員、州知事、大統領を歴任し、その後も外交舞台で活躍し、ノーベル平和賞を受賞した人です。
そのカーター元大統領を記念した博物館が、アトランタの東にあります。
公共交通でいくとすると、Fivepointsから16系統のバスで20分弱くらいのところです。
なお16系統の始発バス停はFivepoints駅の南側にあって、ちょっと近寄り難い雰囲気です。
バスが見えてから駅からダッシュで乗り込んだのですが、ピーチツリーセンターのあたりまでいったん北上してから東へ進むので、経路と時間がわかればそのほうが乗りやすいかもしれません。

カーターセンターの周囲は森に囲まれて静かな佇まいでした。
いくつか建物もあるようですが、ミュージアムと書いてある看板の通りに進むと、白い建物がありました。
入場料は大人8ドル。
特にツアーがあったり、順序があるわけではなさそうですが、まず20分くらいのビデオを見ます。
内容は、独立からトルーマンあたりまでのアメリカの歴史の概要です。
その後、館内を見て回りましたが、写真パネルと文書の展示がほとんどです。

カーター元大統領が生まれ育ち、海軍にはいって潜水艦勤務となり、その後父親の農場を受け継ぎ、やがて政治家となって、大統領になるまで、大統領在任中のパナマ運河、キャンプデービット、イランの事件、核拡散、中国との外交など、場面ごとの写真と文書が展示されています。

また、大統領執務室の模型、ノーベル平和賞のメダルなども展示されています。
外は広い芝生と庭園になっています。

ガイドブックの位置は、近いけれども博物館の位置は示していないので注意が必要。