尼さん漢方医心と身体のお話

法華宗本国寺の住職とA級国際中医師である私の心の持ち方や、

元気に生きるための、お話です。

*水子供養ということ。

2014-07-13 02:26:34 | 雅諒のささやかなお話。

合掌

   
   私にも、水子が二人おります。


 生きていれば、もうすぐ、38歳と35歳になります。



   子供のいない今、いろいろ思う事も有ります。  仕方ありません。  自分の犯した罪障です。



  永年、毎月、ずっと供養し、罪障消滅を祈って参りました。



    水子供養でお参りされる方の度に、自分の水子の事も思い、ご供養いたしております。



    水子は、先祖の生まれ変わりがほとんどなので、私は、必ず先祖供養もさせて頂いております。




      水子は、長年生きて亡くなった人と比べると、


    生きたかったという念が強く、又、頼る人は、父と母しかおりません。


  
      供養しないまま、他に子供がいると、うらやましく思って、いけない事をしたり,家内がゴタゴタしたり、



   いさかいや、病気や、事故という事も多々有ります。






      孫が重病をしたのは、自分の水子のせいかも、と、おばあさんが、何十年ぶりに、自分の水子供養されました。



   その後、二か月くらいして、又、孫の病気が良くなりましたと、お礼参りに来られました。






      三人の子供さん連れで、九年前の水子供養に、ずい分前ですねと聞いたら、



   近頃、お母さんが一人でいると、柱の陰から、八歳くらいの男の子が、寂しそうに見ている、そして、



   足音も聞こえるとのことでした。   三人のお子さんは、とてもお行儀よくしているのに、



   すごくお父さんが厳しくしかられるので、変だなと思っていました。



     お盆も近いし、九年もたっているので、もう一度、お盆にお参りを勧めました。



   お盆にお参りされたその家族は、別の家族のように明るく、お父さんが、とっても優しくなっていて、



   それからも、よく、家族そろって、仲良くお参りされます。




     又、いつまでも、水子の事を供養もしないで、悲しんでいるのもいけません。


   
   ちゃんと供養して、早く生まれ変わってこれるようにしてあげましょう。




    
    今の方は、自分の力しか信じない人も多いですが、人間の力には、限界が有ります。



   ご供養をすることによって、過去に作った罪障も消え、




   仏様や、ご先祖のお守りが、生まれるのです。





       生きている私達にできることは、




    仏様を信じ、罪障を消し、正しくご供養をし続け、新たな罪を作らぬよう、




    正しく考え、正しく暮らす ( 生きる ) こと、、、、、だと思うのです。




       再拝



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