合掌
私にも、水子が二人おります。
生きていれば、もうすぐ、38歳と35歳になります。
子供のいない今、いろいろ思う事も有ります。 仕方ありません。 自分の犯した罪障です。
永年、毎月、ずっと供養し、罪障消滅を祈って参りました。
水子供養でお参りされる方の度に、自分の水子の事も思い、ご供養いたしております。
水子は、先祖の生まれ変わりがほとんどなので、私は、必ず先祖供養もさせて頂いております。
水子は、長年生きて亡くなった人と比べると、
生きたかったという念が強く、又、頼る人は、父と母しかおりません。
供養しないまま、他に子供がいると、うらやましく思って、いけない事をしたり,家内がゴタゴタしたり、
いさかいや、病気や、事故という事も多々有ります。
孫が重病をしたのは、自分の水子のせいかも、と、おばあさんが、何十年ぶりに、自分の水子供養されました。
その後、二か月くらいして、又、孫の病気が良くなりましたと、お礼参りに来られました。
三人の子供さん連れで、九年前の水子供養に、ずい分前ですねと聞いたら、
近頃、お母さんが一人でいると、柱の陰から、八歳くらいの男の子が、寂しそうに見ている、そして、
足音も聞こえるとのことでした。 三人のお子さんは、とてもお行儀よくしているのに、
すごくお父さんが厳しくしかられるので、変だなと思っていました。
お盆も近いし、九年もたっているので、もう一度、お盆にお参りを勧めました。
お盆にお参りされたその家族は、別の家族のように明るく、お父さんが、とっても優しくなっていて、
それからも、よく、家族そろって、仲良くお参りされます。
又、いつまでも、水子の事を供養もしないで、悲しんでいるのもいけません。
ちゃんと供養して、早く生まれ変わってこれるようにしてあげましょう。
今の方は、自分の力しか信じない人も多いですが、人間の力には、限界が有ります。
ご供養をすることによって、過去に作った罪障も消え、
仏様や、ご先祖のお守りが、生まれるのです。
生きている私達にできることは、
仏様を信じ、罪障を消し、正しくご供養をし続け、新たな罪を作らぬよう、
正しく考え、正しく暮らす ( 生きる ) こと、、、、、だと思うのです。
再拝
本門八品 上行所伝 本因下種 南無妙法蓮華経 本国寺 雅諒