スターリンの葬送狂騒曲
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スターリンの葬送狂騒曲
The Death of Stalin
The death of stalin.png
監督 アーマンド・イアヌッチ
脚本
アーマンド・イアヌッチ
デヴィッド・シュナイダー(英語版)
イアン・マーティン(英語版)
ピーター・フェローズ
原作
ファビアン・ニュリ
ティエリ・ロビン
『La Mort de Staline』
製作
ヤン・ゼヌー
ローラン・ゼトゥンヌ
ニコラ・デュヴァル・アダソフスキ
ケヴィン・ローダー
製作総指揮
ジーン・クリストフ・コルソン
ジル・ダオスト
Catherine Dumonceaux
出演者
スティーヴ・ブシェミ
サイモン・ラッセル・ビール
パディ・コンシダイン
ルパート・フレンド
ジェイソン・アイザックス
オルガ・キュリレンコ
マイケル・ペイリン
アンドレア・ライズボロー
ポール・チャヒディ
ダーモット・クロウリー(英語版)
エイドリアン・マクラフリン(英語版)
ポール・ホワイトハウス
ジェフリー・タンバー
音楽 クリス・ウィリス
撮影 ザック・ニコルソン
編集 ピーター・ランバート
製作会社
Main Journey
Quad Productions
配給
イギリスの旗 eワン・フィルムズ(英語版)
フランスの旗 ゴーモン
日本の旗 ギャガ
公開 カナダの旗 2017年9月8日 (TIFF)
イギリスの旗 2017年10月20日
日本の旗 2018年8月3日[1]
上映時間 107分[2]
製作国
イギリスの旗 イギリス
フランスの旗 フランス
言語 英語
製作費 $13,000,000
興行収入 $20,441,110[3]
テンプレートを表示
『スターリンの葬送狂騒曲』(スターリンのそうそうきょうそうきょく、The Death of Stalin)は、アーマンド・イアヌッチ監督による2017年のイギリス・フランスの歴史・コメディドラマ映画である。1953年の独裁者スターリンの死によって引き起こされるソビエト連邦内の権力闘争が描かれる。原作はフランスのグラフィックノベル『La mort de Staline(スターリンの死)』である。
2017年9月8日に第42回トロント国際映画祭のプラットフォーム部門でプレミア上映された[4]。イギリスでは2017年10月20日にeワン・フィルムズ(英語版)により公開された。アメリカ合衆国では2018年3月9日にIFCフィルムズ(英語版)配給で公開された[5][6][2]。
目次
1 あらすじ
2 キャスト
3 製作
4 評価
4.1 批評家の反応
4.2 歴史家の反応
4.3 ロシア側の反応
5 脚注
5.1 注釈
5.2 出典
6 関連項目
7 外部リンク
あらすじ
1953年のソ連・モスクワ。ラヴレンチー・ベリヤ率いるNKVD[注 1]は「粛清リスト」に基づく国民の逮捕粛清を実行し、ヨシフ・スターリンに対する国民の畏怖は、スターリンがラジオ生放送のコンサートの録音を欲すると関係者が急遽再演奏するほどになっていた。コンサートのピアニストを務めていたマリヤ・ユーディナは、家族が受けた処分からスターリンを恨み、録音盤にスターリンを罵倒するメモを忍ばせた。届いた録音盤を執務室で聞いていたスターリンは床に落ちたメモを拾って内容を目にすると笑い飛ばしたが、その直後に意識を失い、昏倒する。執務室の外で警備に当たっていた二人の兵士はスターリンの倒れる音を聞き、一方は「中を覗いた方がいい」と言ったが、もう一方はそれに「黙れ。二人とも処刑される」と答え、結果二人とも執務室に入ることはなかった。
翌朝、お茶を運んできたメイドが昏倒したスターリンを発見し、ソビエト連邦共産党の幹部たちが集まる。スターリンの粛清で有能な医師がいなくなっていた(医師団陰謀事件を参照)中、経験不足の若手や引退した者までかき集めた医師たちと看護師が、スターリンを診察した。「スターリンは脳出血により右半身麻痺の状態。回復の見込みはない」という医師たちの診断に幹部たちは驚喜する一方、スターリンの娘であるスヴェトラーナを味方に付けたり、無能だが権勢を笠に着る道楽息子のワシーリーの介入を食い止めようと、お互いに暗躍を始める。幹部の個人情報まで握るベリヤは党内序列2位のゲオルギー・マレンコフと組む一方、ニキータ・フルシチョフはヴャチェスラフ・モロトフやラーザリ・カガノーヴィチ、アナスタス・ミコヤンらを仲間として対抗しようとする。ベリヤは「粛清リスト」からモロトフを外すとともに、反党活動容疑で収監されていたその妻ポリーナ(ロシア語版、英語版)を釈放するなどの懐柔策をとる。
スターリンは一瞬意識を取り戻したのちに死去し、幹部たちはスターリンの葬儀と後継体制に向けて動く。後継のトップにはマレンコフが昇格となる形で就任、ベリヤはマレンコフ政権のナンバー2となり、フルシチョフはベリヤの差し金でスターリンの葬儀委員長に任じられる。トップとなっても実行力のないマレンコフに対し、ベリヤは政治犯の釈放や粛清リストの凍結などを提案する一方、スターリンに対する服喪中のモスクワ市内の警備を軍からNKVDに変えさせ、さらにモスクワに入る列車を止めようとする。フルシチョフは鉄道の管轄は自分にあると主張したが、ベリヤは強行した。しかし、フルシチョフは独断で列車運行を許可し、弔問に大挙して押し寄せた人民に警備のNKVD隊員が発砲して死者が出る。会議で責任を巡りベリヤとフルシチョフはお互いに擦りつけあって対立、結局現場の警備責任者に罪をかぶせる形となるが、その上司であるベリヤには失点となった。
葬儀の当日も、スターリンの遺骸の周りに立つ幹部たちは他のメンバーに対する悪口を言い合う。弔問客に教会の関係者をベリヤが含めたことについて、フルシチョフらは「スターリン主義に反する」とさや当てした。
軍の最高司令官で大戦の英雄であるゲオルギー・ジューコフと組んだフルシチョフは、マレンコフを除く他の共産党幹部の同意も取り付け、ベリヤの失脚に向けた準備が進められる。葬儀後に開かれた幹部の会議でフルシチョフがベリヤの解任を提議し、テーブルの下に取り付けられたボタンを押すとジューコフら軍人によってベリヤは連行される。裁判を開くことを主張するマレンコフに対し、フルシチョフはトハチェフスキーら裁判を受けずに粛清された同志の名を挙げ、半ば恫喝して処刑命令に署名させる。そしてベリヤは、「少女への性的暴行」「国家反逆罪」「反ソビエト行為」などの容疑により即決裁判で処刑され[注 2]、その死体はフルシチョフらの目の前でジューコフと兵士達によって焼却された。
フルシチョフやその妻、そして幹部たちがコンサートを鑑賞する中、字幕でフルシチョフがベリヤの死後マレンコフにとって代わり権力を掌握した後、反党グループ事件でモロトフやマレンコフらを排除し名実ともにソ連の最高指導者になったものの、1964年にレオニード・ブレジネフの台頭により失脚したことが示され、フルシチョフを背後に座るブレジネフらしき人物が見下ろすところで映画は幕を閉じる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
ニキータ・フルシチョフ - スティーヴ・ブシェミ(多田野曜平)
ラヴレンチー・ベリヤ - サイモン・ラッセル・ビール(蓮岳大)
アンドレーエフ - パディ・コンシダイン(丸山智行)
ワシーリー・スターリン - ルパート・フレンド(福西勝也)
ゲオルギー・ジューコフ - ジェイソン・アイザックス(田所陽向)
ヴャチェスラフ・モロトフ - マイケル・ペイリン(宮崎敦吉)
スヴェトラーナ・アリルーエワ - アンドレア・ライズボロー
ゲオルギー・マレンコフ - ジェフリー・タンバー(堀総士郎)
ヨシフ・スターリン - エイドリアン・マクラフリン(英語版)
マリヤ・ユーディナ - オルガ・キュリレンコ(木村香央里)
アナスタス・ミコヤン - ポール・ホワイトハウス
ニコライ・ブルガーニン - ポール・チャヒディ
ラーザリ・カガノーヴィチ - ダーモット・クロウリー(英語版)
クリメント・ヴォロシーロフ - ジェームズ・バリスケール(英語版)
タラソフ - リチャード・ブレイク
スパルタク・ソコロフ - ジャスティン・エドワーズ(英語版)
メツニコフ - ジョナサン・アリス
音楽家 - ロジャー・アシュトン=グリフィス(英語版)
製作
第42回トロント国際映画祭に出席するアーマンド・イアヌッチ
「アドルフ・ヒトラーは毒です。ヒトラーは猛毒です。ドイツのどんなホテルでもヒトラーの肖像画は見かけませんが、私が宿泊したモスクワのホテルにはヨシフ・スターリンの肖像画が掲げてありました。彼は罰せられずにいます。私たちは彼を静かに覆い隠し、彼にそれほどの関心を抱いていないのです」
—アーマンド・イアヌッチ[7]
プロジェクトは第69回カンヌ国際映画祭の間に始まった。監督はアーマンド・イアヌッチが務め、彼とその常連コラボレーターのデヴィッド・シュナイダー(英語版)[8]、『官僚天国! 〜今日もツジツマ合わせマス〜(英語版)』で共同したイアン・マーティン(英語版)、ピーター・フェローズが脚本を執筆した。製作は2016年6月20日に始まり、ジェフリー・タンバー、スティーヴ・ブシェミ、オルガ・キュリレンコ、マイケル・ペイリン、サイモン・ラッセル・ビール、パディ・コンシダイン、アンドレア・ライズボロー、エイドリアン・マクラフリン(英語版)、ルパート・フレンド、ジェイソン・アイザックス、ポール・ホワイトハウスがキャスティングされた[9][10]。撮影はウクライナのキエフ(NKVD本部ビルのシーン撮影のため)、イギリスのロンドン・オックスフォード(ブライス・ハウス(英語版)、フリーメイソン・ホール(英語版)、アレクサンドラ・パレス)で行われた[11]。撮影の大半はイギリスで行われ、スターリン邸の撮影はパインウッド・スタジオの側にある森に邸宅を作り撮影された[12]。
評価
批評家の反応
第42回トロント国際映画祭に出席するスティーヴ・ブシェミ
Rotten Tomatoesでは200件のレビューで支持率は96%、平均点は8.2/10となり、「『スターリンの葬送狂想曲』は監督兼脚本のアーマンド・イアヌッチの恐ろしい政治的ユーモアと痛々しくタイムリーな歴史のチャプターによって現れる」と批評されている[13]。またMetacriticでは42件のレビューで加重平均値は88/100となった[14]。
アイリッシュ・タイムズのドナルド・クラークは、映画は「死すべき運命のパニックにより始まり、必然的に恐ろしい結論に向かってその様相を続ける」と批評している[15]。ガーディアンのピーター・ブラッドショー(英語版)は、「恐怖はアーマンド・イアヌッチの見事なホラー風刺の死体から上がってくる」「大物による冷酷で無慈悲な力の演技は、見事なキャストによって行われた」と批評している[16]。
フィナンシャル・タイムズのラファエル・エイブラハムは、「このようなスターリニズムの残党である共産党政治局員たちヴァンパイアによる宴会は、絶え間ない腹黒さのシチュエーションによって全てのコメディ要素を覆い隠すことがあります。しかし、ユーモアとホラーの綱渡りはイアヌッチの正確なゲームによって覆されます。彼だけが、そのスキルによって成し遂げることができたのです」と批評している[17]。
歴史家の反応
リチャード・オーヴェリー(英語版)は、映画には「歴史の誤りがいくつも存在」しており、「創作的許容(英語版)と見なすことができる」[18]と述べる一方、最も重要なことはスターリン政権下の死者(英語版)に対する敬意がないことだと指摘している。これに対し、イアヌッチは「現実の不合理を和らげることを選択した」と反論している[19]。
ケンブリッジ大学でスラブ研究を行っているサミュエル・ゴフは、ドラマの焦点を合わせるために役立ったことで歴史の不正確さを正当化できると認めたが、ラヴレンチー・ベリヤを「スターリニストの不愉快な化身」にすることで「現実の権力のメカニズムとは何か」について述べる機会を失ったと主張している[20]。彼は、イアヌッチのアプローチはスターリニズムのようなものには転写できず、映画は「スターリニズムに内在する喜劇を見付け出すためには根本的に不備があり、それが目指しているはずのことを知らない」と指摘している[20]。
ロシア側の反応
第42回トロント国際映画祭に出席するアンドレア・ライズボロー
2017年9月、ロシア文化省の高官は「社会の隆起を引き起こしてロシアを不安定化させる西側の陰謀」の一部となる可能性があると主張し、ロシア当局がこの映画の上映禁止を検討していると述べた[21]。作家・政治活動家のニコライ・スタリコフ(英語版)は、映画が「英国の知的階級による非友好的行為」であり「反ロシア情報戦争」の一部であることは明らかだと主張した[22]。
一般公開の2日前である2018年1月23日に行われた上映会[23]には国家院議員、文化省高官、映画業界関係者が出席した。2日後、文化省は映画の上映許可を取り消したが、いくつかの映画館が「上映不許可の連絡が届かなかった」と主張して上映を開始したため、文化省は上映を強行した映画館に対して訴訟を起こしている[24]。ゲオルギー・ジューコフの娘エイラ・ジューコヴァ、映画監督のニキータ・ミハルコフやウラジーミル・ボルトコ(英語版)、ロシア国立歴史博物館館長アレクセイ・リフキンを含む文化省顧問弁護士グループは、文化大臣ウラジーミル・メジンスキーに対して映画の上映を許可するように要請したが、彼は「『スターリンの葬送狂騒曲』の過激論者は憎悪と敵意を煽り、ロシア(ソ連)の民族と社会の尊厳を損なっている。我々は、この映画が"1950年代のソビエト連邦は人々に憎悪と嫌悪のみを感じさせた"という過去に歪めるために作られたと確信している」と返答した[25][26]。また、ロシアの作家たちからは「第二次世界大戦の戦士たちの記憶を中傷する」という批判が起き、さらにスターリングラード攻防戦の戦勝75周年を前に「全ての戦死者と生存者に対して唾を吐く行為だ」という批判も起きている[25]。
映画はロシアを始めベラルーシ、カザフスタン、キルギスで上映禁止となった[27][28]。ユーラシア経済連合の加盟国の中ではアルメニアのみが上映を許可しており、2018年1月25日にエレバンの2劇場で公開され、カザフスタンでは小規模な映画祭でのみ公開された[27][29]。
脚注
注釈
^ 映画内での表記による。史実では1946年に内務省(MVD)に改編されていた。
^ 史実では、ベリヤの逮捕はスターリンの葬儀から3か月後、処刑は9か月後である。
出典
^ “旧ソ連のドタバタ権力闘争描く「スターリンの葬送狂騒曲」公開日決定”. 映画ナタリー. (2018年5月3日) 2018年5月8日閲覧。
^ a b “THE DEATH OF STALIN”. British Board of Film Classification. 2017年9月3日閲覧。
^ “The Death of Stalin (2017)”. The Numbers. 2018年6月30日閲覧。
^ “'The Death Of Stalin' to open Toronto Film Festival Platform programme”. ScreenDaily (2017年8月3日). 2017年8月3日閲覧。
^ Hipes, Patrick (2017年2月11日). “Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ Acquired By IFC Films – Berlin” (英語). Deadline 2017年4月3日閲覧。
^ Evans, Greg (2017年10月5日). “‘Death Of Stalin’ Author Says Trumpian Comedies Must Wait For Final Tweet – NY Comic-Con”. Deadline.com. 2017年11月26日閲覧。
^ Tobias, Scott (2018年3月10日). “Armando Iannucci on ‘Death of Stalin’, Political Satire and Trump's Funeral”. Rolling Stone. 2018年3月26日閲覧。
^ “‘The Death of Stalin’: IFC Films Buys Armando Iannucci’s Upcoming Drama” (英語). IndieWire (2017年2月11日). 2017年10月15日閲覧。
^ Jaafar, Ali (2016年5月12日). “All-Star Cast Boards Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ – Cannes” (英語). Deadline 2017年4月3日閲覧。
^ Jaafar, Ali (2016年6月20日). “Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ Starts Shoot, Rupert Friend Joins Cast, Closes Deals” (英語). Deadline 2017年4月3日閲覧。
^ The Death of Stalin (2017) Filming & Production IMDb
^ “笑ってる場合じゃない!?「スターリンの葬送狂騒曲」監督がインタビューで警告”. 映画.com (2018年7月17日). 2018年7月18日閲覧。
^ “The Death of Stalin”. rottentomatoes.com. 2017年11月5日閲覧。
^ “The Death of Stalin”. Metacritic. 2017年11月12日閲覧。
^ Clarke, Donald (2017年10月20日). “The Death of Stalin: Mortal panic with a ghastly conclusion”. The Irish Times. 2018年3月15日閲覧。
^ Bradshaw, Peter (2017年9月9日). “The Death of Stalin review – Armando Iannucci has us tremblin' in the Kremlin”. The Guardian. Guardian News and Media. 2018年3月15日閲覧。
^ Abraham, Raphael (2018年2月16日). “The Death of Stalin – ‘balancing act of humour and horror’”. The Nikkei 2018年3月2日閲覧。
^ Overy, Richard (2017年10月18日). “Carry on up the Kremlin: how The Death of Stalin plays Russian roulette with the truth”. The Guardian 2017年12月31日閲覧。
^ White, Adam (2017年10月19日). “The Death of Stalin: what really happened on the night that forever changed Soviet history?”. The Daily Telegraph 2017年12月31日閲覧。
^ a b Goff, Samuel (2017年10月23日). “The Death of Stalin: a black comic masterpiece? Don't make me laugh”. The Calvert Journal (London) 2017年12月31日閲覧。
^ Bennetts, Marc (2017年9月20日). “Russia considers ban on Armando Iannucci's film The Death of Stalin”. The Guardian 2017年9月20日閲覧。
^ Walker, Shaun (2017年10月14日). “In Russia, nobody's laughing at Iannucci's The Death of Stalin”. The Guardian 2017年11月19日閲覧。
^ Kozlov, Vladimir (2017年11月16日). “Russian 'Death of Stalin' Distributor Plans January Release”. The Hollywood Reporter 2018年1月23日閲覧。
^ Kozlov, Vladimir (2018年2月23日). “Russia's Culture Ministry Sues Movie Theater for Screening Armando Iannucci's 'The Death of Stalin'”. The Hollywood Reporter 2018年3月2日閲覧。
^ a b “Деятели культуры обратились в министерство с просьбой провести экспертизу фильма "Смерть Сталина" (на предмет соответствия законодательству РФ)” [Cultural figures appealed to the Ministry with a request to conduct an examination of the film "The Death of Stalin"] (ロシア語). Official website of the Russian Ministry of Culture (2018年1月23日). 2018年5月8日閲覧。
^ “Russian Culture Ministry yanks distribution certificate for The Death of Stalin”. TASS Russian News Agency. (2018年1月23日) 2018年1月23日閲覧。
^ a b “Армения ударила по России "смертью Сталина” [Armenia struck Russia over the "Death of Stalin"] (ロシア語). Sputnik News. 2018年5月8日閲覧。
^ “ロシア政府が“急遽上映を禁止した”問題作『スターリンの葬送狂騒曲』公開日決定”. 映画ランドNEWS. (2018年5月1日) 2018年5月8日閲覧。
^ “Armenia only EEU-member to screen ‘The Death of Stalin’”. PanARMENIAN Network. (2018年1月29日) 2018年3月2日閲覧。
関連項目
ピアノ協奏曲第23番 - 作中でスターリンがラジオで聴き、レコードを欲したモーツァルトのピアノ協奏曲。冒頭とラストのシーンで演奏される。ピアニストはマリヤ・ユーディナが務めているが、彼女は実際にこの曲の録音を残している。
ヨシフ・スターリンの死と国葬 - 史実におけるスターリンの死去について。
外部リンク
公式ウェブサイト (日本語)
スターリンの葬送狂騒曲 - allcinema
スターリンの葬送狂騒曲 - KINENOTE
The Death of Stalin - オールムービー(英語)
The Death of Stalin - インターネット・ムービー・データベース(英語)
典拠管理 ウィキデータを編集
VIAF: 2980151898615624190006 WorldCat Identities(VIAF経由): 2980151898615624190006
カテゴリ:
2017年の映画イギリスのブラック・コメディ映画イギリスの政治映画フランスのブラック・コメディ映画フランスの政治映画ヨシフ・スターリンを題材とした作品冷戦の映画ソビエト連邦を舞台とした映画作品モスクワを舞台とした映画作品ロンドンで製作された映画作品ウクライナで製作された映画作品漫画を原作とする映画作品ゴーモンの作品ギャガの映画作品
・・・
最終更新 2021年4月9日 (金) 08:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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スターリンの葬送狂騒曲
The Death of Stalin
The death of stalin.png
監督 アーマンド・イアヌッチ
脚本
アーマンド・イアヌッチ
デヴィッド・シュナイダー(英語版)
イアン・マーティン(英語版)
ピーター・フェローズ
原作
ファビアン・ニュリ
ティエリ・ロビン
『La Mort de Staline』
製作
ヤン・ゼヌー
ローラン・ゼトゥンヌ
ニコラ・デュヴァル・アダソフスキ
ケヴィン・ローダー
製作総指揮
ジーン・クリストフ・コルソン
ジル・ダオスト
Catherine Dumonceaux
出演者
スティーヴ・ブシェミ
サイモン・ラッセル・ビール
パディ・コンシダイン
ルパート・フレンド
ジェイソン・アイザックス
オルガ・キュリレンコ
マイケル・ペイリン
アンドレア・ライズボロー
ポール・チャヒディ
ダーモット・クロウリー(英語版)
エイドリアン・マクラフリン(英語版)
ポール・ホワイトハウス
ジェフリー・タンバー
音楽 クリス・ウィリス
撮影 ザック・ニコルソン
編集 ピーター・ランバート
製作会社
Main Journey
Quad Productions
配給
イギリスの旗 eワン・フィルムズ(英語版)
フランスの旗 ゴーモン
日本の旗 ギャガ
公開 カナダの旗 2017年9月8日 (TIFF)
イギリスの旗 2017年10月20日
日本の旗 2018年8月3日[1]
上映時間 107分[2]
製作国
イギリスの旗 イギリス
フランスの旗 フランス
言語 英語
製作費 $13,000,000
興行収入 $20,441,110[3]
テンプレートを表示
『スターリンの葬送狂騒曲』(スターリンのそうそうきょうそうきょく、The Death of Stalin)は、アーマンド・イアヌッチ監督による2017年のイギリス・フランスの歴史・コメディドラマ映画である。1953年の独裁者スターリンの死によって引き起こされるソビエト連邦内の権力闘争が描かれる。原作はフランスのグラフィックノベル『La mort de Staline(スターリンの死)』である。
2017年9月8日に第42回トロント国際映画祭のプラットフォーム部門でプレミア上映された[4]。イギリスでは2017年10月20日にeワン・フィルムズ(英語版)により公開された。アメリカ合衆国では2018年3月9日にIFCフィルムズ(英語版)配給で公開された[5][6][2]。
目次
1 あらすじ
2 キャスト
3 製作
4 評価
4.1 批評家の反応
4.2 歴史家の反応
4.3 ロシア側の反応
5 脚注
5.1 注釈
5.2 出典
6 関連項目
7 外部リンク
あらすじ
1953年のソ連・モスクワ。ラヴレンチー・ベリヤ率いるNKVD[注 1]は「粛清リスト」に基づく国民の逮捕粛清を実行し、ヨシフ・スターリンに対する国民の畏怖は、スターリンがラジオ生放送のコンサートの録音を欲すると関係者が急遽再演奏するほどになっていた。コンサートのピアニストを務めていたマリヤ・ユーディナは、家族が受けた処分からスターリンを恨み、録音盤にスターリンを罵倒するメモを忍ばせた。届いた録音盤を執務室で聞いていたスターリンは床に落ちたメモを拾って内容を目にすると笑い飛ばしたが、その直後に意識を失い、昏倒する。執務室の外で警備に当たっていた二人の兵士はスターリンの倒れる音を聞き、一方は「中を覗いた方がいい」と言ったが、もう一方はそれに「黙れ。二人とも処刑される」と答え、結果二人とも執務室に入ることはなかった。
翌朝、お茶を運んできたメイドが昏倒したスターリンを発見し、ソビエト連邦共産党の幹部たちが集まる。スターリンの粛清で有能な医師がいなくなっていた(医師団陰謀事件を参照)中、経験不足の若手や引退した者までかき集めた医師たちと看護師が、スターリンを診察した。「スターリンは脳出血により右半身麻痺の状態。回復の見込みはない」という医師たちの診断に幹部たちは驚喜する一方、スターリンの娘であるスヴェトラーナを味方に付けたり、無能だが権勢を笠に着る道楽息子のワシーリーの介入を食い止めようと、お互いに暗躍を始める。幹部の個人情報まで握るベリヤは党内序列2位のゲオルギー・マレンコフと組む一方、ニキータ・フルシチョフはヴャチェスラフ・モロトフやラーザリ・カガノーヴィチ、アナスタス・ミコヤンらを仲間として対抗しようとする。ベリヤは「粛清リスト」からモロトフを外すとともに、反党活動容疑で収監されていたその妻ポリーナ(ロシア語版、英語版)を釈放するなどの懐柔策をとる。
スターリンは一瞬意識を取り戻したのちに死去し、幹部たちはスターリンの葬儀と後継体制に向けて動く。後継のトップにはマレンコフが昇格となる形で就任、ベリヤはマレンコフ政権のナンバー2となり、フルシチョフはベリヤの差し金でスターリンの葬儀委員長に任じられる。トップとなっても実行力のないマレンコフに対し、ベリヤは政治犯の釈放や粛清リストの凍結などを提案する一方、スターリンに対する服喪中のモスクワ市内の警備を軍からNKVDに変えさせ、さらにモスクワに入る列車を止めようとする。フルシチョフは鉄道の管轄は自分にあると主張したが、ベリヤは強行した。しかし、フルシチョフは独断で列車運行を許可し、弔問に大挙して押し寄せた人民に警備のNKVD隊員が発砲して死者が出る。会議で責任を巡りベリヤとフルシチョフはお互いに擦りつけあって対立、結局現場の警備責任者に罪をかぶせる形となるが、その上司であるベリヤには失点となった。
葬儀の当日も、スターリンの遺骸の周りに立つ幹部たちは他のメンバーに対する悪口を言い合う。弔問客に教会の関係者をベリヤが含めたことについて、フルシチョフらは「スターリン主義に反する」とさや当てした。
軍の最高司令官で大戦の英雄であるゲオルギー・ジューコフと組んだフルシチョフは、マレンコフを除く他の共産党幹部の同意も取り付け、ベリヤの失脚に向けた準備が進められる。葬儀後に開かれた幹部の会議でフルシチョフがベリヤの解任を提議し、テーブルの下に取り付けられたボタンを押すとジューコフら軍人によってベリヤは連行される。裁判を開くことを主張するマレンコフに対し、フルシチョフはトハチェフスキーら裁判を受けずに粛清された同志の名を挙げ、半ば恫喝して処刑命令に署名させる。そしてベリヤは、「少女への性的暴行」「国家反逆罪」「反ソビエト行為」などの容疑により即決裁判で処刑され[注 2]、その死体はフルシチョフらの目の前でジューコフと兵士達によって焼却された。
フルシチョフやその妻、そして幹部たちがコンサートを鑑賞する中、字幕でフルシチョフがベリヤの死後マレンコフにとって代わり権力を掌握した後、反党グループ事件でモロトフやマレンコフらを排除し名実ともにソ連の最高指導者になったものの、1964年にレオニード・ブレジネフの台頭により失脚したことが示され、フルシチョフを背後に座るブレジネフらしき人物が見下ろすところで映画は幕を閉じる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
ニキータ・フルシチョフ - スティーヴ・ブシェミ(多田野曜平)
ラヴレンチー・ベリヤ - サイモン・ラッセル・ビール(蓮岳大)
アンドレーエフ - パディ・コンシダイン(丸山智行)
ワシーリー・スターリン - ルパート・フレンド(福西勝也)
ゲオルギー・ジューコフ - ジェイソン・アイザックス(田所陽向)
ヴャチェスラフ・モロトフ - マイケル・ペイリン(宮崎敦吉)
スヴェトラーナ・アリルーエワ - アンドレア・ライズボロー
ゲオルギー・マレンコフ - ジェフリー・タンバー(堀総士郎)
ヨシフ・スターリン - エイドリアン・マクラフリン(英語版)
マリヤ・ユーディナ - オルガ・キュリレンコ(木村香央里)
アナスタス・ミコヤン - ポール・ホワイトハウス
ニコライ・ブルガーニン - ポール・チャヒディ
ラーザリ・カガノーヴィチ - ダーモット・クロウリー(英語版)
クリメント・ヴォロシーロフ - ジェームズ・バリスケール(英語版)
タラソフ - リチャード・ブレイク
スパルタク・ソコロフ - ジャスティン・エドワーズ(英語版)
メツニコフ - ジョナサン・アリス
音楽家 - ロジャー・アシュトン=グリフィス(英語版)
製作
第42回トロント国際映画祭に出席するアーマンド・イアヌッチ
「アドルフ・ヒトラーは毒です。ヒトラーは猛毒です。ドイツのどんなホテルでもヒトラーの肖像画は見かけませんが、私が宿泊したモスクワのホテルにはヨシフ・スターリンの肖像画が掲げてありました。彼は罰せられずにいます。私たちは彼を静かに覆い隠し、彼にそれほどの関心を抱いていないのです」
—アーマンド・イアヌッチ[7]
プロジェクトは第69回カンヌ国際映画祭の間に始まった。監督はアーマンド・イアヌッチが務め、彼とその常連コラボレーターのデヴィッド・シュナイダー(英語版)[8]、『官僚天国! 〜今日もツジツマ合わせマス〜(英語版)』で共同したイアン・マーティン(英語版)、ピーター・フェローズが脚本を執筆した。製作は2016年6月20日に始まり、ジェフリー・タンバー、スティーヴ・ブシェミ、オルガ・キュリレンコ、マイケル・ペイリン、サイモン・ラッセル・ビール、パディ・コンシダイン、アンドレア・ライズボロー、エイドリアン・マクラフリン(英語版)、ルパート・フレンド、ジェイソン・アイザックス、ポール・ホワイトハウスがキャスティングされた[9][10]。撮影はウクライナのキエフ(NKVD本部ビルのシーン撮影のため)、イギリスのロンドン・オックスフォード(ブライス・ハウス(英語版)、フリーメイソン・ホール(英語版)、アレクサンドラ・パレス)で行われた[11]。撮影の大半はイギリスで行われ、スターリン邸の撮影はパインウッド・スタジオの側にある森に邸宅を作り撮影された[12]。
評価
批評家の反応
第42回トロント国際映画祭に出席するスティーヴ・ブシェミ
Rotten Tomatoesでは200件のレビューで支持率は96%、平均点は8.2/10となり、「『スターリンの葬送狂想曲』は監督兼脚本のアーマンド・イアヌッチの恐ろしい政治的ユーモアと痛々しくタイムリーな歴史のチャプターによって現れる」と批評されている[13]。またMetacriticでは42件のレビューで加重平均値は88/100となった[14]。
アイリッシュ・タイムズのドナルド・クラークは、映画は「死すべき運命のパニックにより始まり、必然的に恐ろしい結論に向かってその様相を続ける」と批評している[15]。ガーディアンのピーター・ブラッドショー(英語版)は、「恐怖はアーマンド・イアヌッチの見事なホラー風刺の死体から上がってくる」「大物による冷酷で無慈悲な力の演技は、見事なキャストによって行われた」と批評している[16]。
フィナンシャル・タイムズのラファエル・エイブラハムは、「このようなスターリニズムの残党である共産党政治局員たちヴァンパイアによる宴会は、絶え間ない腹黒さのシチュエーションによって全てのコメディ要素を覆い隠すことがあります。しかし、ユーモアとホラーの綱渡りはイアヌッチの正確なゲームによって覆されます。彼だけが、そのスキルによって成し遂げることができたのです」と批評している[17]。
歴史家の反応
リチャード・オーヴェリー(英語版)は、映画には「歴史の誤りがいくつも存在」しており、「創作的許容(英語版)と見なすことができる」[18]と述べる一方、最も重要なことはスターリン政権下の死者(英語版)に対する敬意がないことだと指摘している。これに対し、イアヌッチは「現実の不合理を和らげることを選択した」と反論している[19]。
ケンブリッジ大学でスラブ研究を行っているサミュエル・ゴフは、ドラマの焦点を合わせるために役立ったことで歴史の不正確さを正当化できると認めたが、ラヴレンチー・ベリヤを「スターリニストの不愉快な化身」にすることで「現実の権力のメカニズムとは何か」について述べる機会を失ったと主張している[20]。彼は、イアヌッチのアプローチはスターリニズムのようなものには転写できず、映画は「スターリニズムに内在する喜劇を見付け出すためには根本的に不備があり、それが目指しているはずのことを知らない」と指摘している[20]。
ロシア側の反応
第42回トロント国際映画祭に出席するアンドレア・ライズボロー
2017年9月、ロシア文化省の高官は「社会の隆起を引き起こしてロシアを不安定化させる西側の陰謀」の一部となる可能性があると主張し、ロシア当局がこの映画の上映禁止を検討していると述べた[21]。作家・政治活動家のニコライ・スタリコフ(英語版)は、映画が「英国の知的階級による非友好的行為」であり「反ロシア情報戦争」の一部であることは明らかだと主張した[22]。
一般公開の2日前である2018年1月23日に行われた上映会[23]には国家院議員、文化省高官、映画業界関係者が出席した。2日後、文化省は映画の上映許可を取り消したが、いくつかの映画館が「上映不許可の連絡が届かなかった」と主張して上映を開始したため、文化省は上映を強行した映画館に対して訴訟を起こしている[24]。ゲオルギー・ジューコフの娘エイラ・ジューコヴァ、映画監督のニキータ・ミハルコフやウラジーミル・ボルトコ(英語版)、ロシア国立歴史博物館館長アレクセイ・リフキンを含む文化省顧問弁護士グループは、文化大臣ウラジーミル・メジンスキーに対して映画の上映を許可するように要請したが、彼は「『スターリンの葬送狂騒曲』の過激論者は憎悪と敵意を煽り、ロシア(ソ連)の民族と社会の尊厳を損なっている。我々は、この映画が"1950年代のソビエト連邦は人々に憎悪と嫌悪のみを感じさせた"という過去に歪めるために作られたと確信している」と返答した[25][26]。また、ロシアの作家たちからは「第二次世界大戦の戦士たちの記憶を中傷する」という批判が起き、さらにスターリングラード攻防戦の戦勝75周年を前に「全ての戦死者と生存者に対して唾を吐く行為だ」という批判も起きている[25]。
映画はロシアを始めベラルーシ、カザフスタン、キルギスで上映禁止となった[27][28]。ユーラシア経済連合の加盟国の中ではアルメニアのみが上映を許可しており、2018年1月25日にエレバンの2劇場で公開され、カザフスタンでは小規模な映画祭でのみ公開された[27][29]。
脚注
注釈
^ 映画内での表記による。史実では1946年に内務省(MVD)に改編されていた。
^ 史実では、ベリヤの逮捕はスターリンの葬儀から3か月後、処刑は9か月後である。
出典
^ “旧ソ連のドタバタ権力闘争描く「スターリンの葬送狂騒曲」公開日決定”. 映画ナタリー. (2018年5月3日) 2018年5月8日閲覧。
^ a b “THE DEATH OF STALIN”. British Board of Film Classification. 2017年9月3日閲覧。
^ “The Death of Stalin (2017)”. The Numbers. 2018年6月30日閲覧。
^ “'The Death Of Stalin' to open Toronto Film Festival Platform programme”. ScreenDaily (2017年8月3日). 2017年8月3日閲覧。
^ Hipes, Patrick (2017年2月11日). “Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ Acquired By IFC Films – Berlin” (英語). Deadline 2017年4月3日閲覧。
^ Evans, Greg (2017年10月5日). “‘Death Of Stalin’ Author Says Trumpian Comedies Must Wait For Final Tweet – NY Comic-Con”. Deadline.com. 2017年11月26日閲覧。
^ Tobias, Scott (2018年3月10日). “Armando Iannucci on ‘Death of Stalin’, Political Satire and Trump's Funeral”. Rolling Stone. 2018年3月26日閲覧。
^ “‘The Death of Stalin’: IFC Films Buys Armando Iannucci’s Upcoming Drama” (英語). IndieWire (2017年2月11日). 2017年10月15日閲覧。
^ Jaafar, Ali (2016年5月12日). “All-Star Cast Boards Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ – Cannes” (英語). Deadline 2017年4月3日閲覧。
^ Jaafar, Ali (2016年6月20日). “Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ Starts Shoot, Rupert Friend Joins Cast, Closes Deals” (英語). Deadline 2017年4月3日閲覧。
^ The Death of Stalin (2017) Filming & Production IMDb
^ “笑ってる場合じゃない!?「スターリンの葬送狂騒曲」監督がインタビューで警告”. 映画.com (2018年7月17日). 2018年7月18日閲覧。
^ “The Death of Stalin”. rottentomatoes.com. 2017年11月5日閲覧。
^ “The Death of Stalin”. Metacritic. 2017年11月12日閲覧。
^ Clarke, Donald (2017年10月20日). “The Death of Stalin: Mortal panic with a ghastly conclusion”. The Irish Times. 2018年3月15日閲覧。
^ Bradshaw, Peter (2017年9月9日). “The Death of Stalin review – Armando Iannucci has us tremblin' in the Kremlin”. The Guardian. Guardian News and Media. 2018年3月15日閲覧。
^ Abraham, Raphael (2018年2月16日). “The Death of Stalin – ‘balancing act of humour and horror’”. The Nikkei 2018年3月2日閲覧。
^ Overy, Richard (2017年10月18日). “Carry on up the Kremlin: how The Death of Stalin plays Russian roulette with the truth”. The Guardian 2017年12月31日閲覧。
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^ a b Goff, Samuel (2017年10月23日). “The Death of Stalin: a black comic masterpiece? Don't make me laugh”. The Calvert Journal (London) 2017年12月31日閲覧。
^ Bennetts, Marc (2017年9月20日). “Russia considers ban on Armando Iannucci's film The Death of Stalin”. The Guardian 2017年9月20日閲覧。
^ Walker, Shaun (2017年10月14日). “In Russia, nobody's laughing at Iannucci's The Death of Stalin”. The Guardian 2017年11月19日閲覧。
^ Kozlov, Vladimir (2017年11月16日). “Russian 'Death of Stalin' Distributor Plans January Release”. The Hollywood Reporter 2018年1月23日閲覧。
^ Kozlov, Vladimir (2018年2月23日). “Russia's Culture Ministry Sues Movie Theater for Screening Armando Iannucci's 'The Death of Stalin'”. The Hollywood Reporter 2018年3月2日閲覧。
^ a b “Деятели культуры обратились в министерство с просьбой провести экспертизу фильма "Смерть Сталина" (на предмет соответствия законодательству РФ)” [Cultural figures appealed to the Ministry with a request to conduct an examination of the film "The Death of Stalin"] (ロシア語). Official website of the Russian Ministry of Culture (2018年1月23日). 2018年5月8日閲覧。
^ “Russian Culture Ministry yanks distribution certificate for The Death of Stalin”. TASS Russian News Agency. (2018年1月23日) 2018年1月23日閲覧。
^ a b “Армения ударила по России "смертью Сталина” [Armenia struck Russia over the "Death of Stalin"] (ロシア語). Sputnik News. 2018年5月8日閲覧。
^ “ロシア政府が“急遽上映を禁止した”問題作『スターリンの葬送狂騒曲』公開日決定”. 映画ランドNEWS. (2018年5月1日) 2018年5月8日閲覧。
^ “Armenia only EEU-member to screen ‘The Death of Stalin’”. PanARMENIAN Network. (2018年1月29日) 2018年3月2日閲覧。
関連項目
ピアノ協奏曲第23番 - 作中でスターリンがラジオで聴き、レコードを欲したモーツァルトのピアノ協奏曲。冒頭とラストのシーンで演奏される。ピアニストはマリヤ・ユーディナが務めているが、彼女は実際にこの曲の録音を残している。
ヨシフ・スターリンの死と国葬 - 史実におけるスターリンの死去について。
外部リンク
公式ウェブサイト (日本語)
スターリンの葬送狂騒曲 - allcinema
スターリンの葬送狂騒曲 - KINENOTE
The Death of Stalin - オールムービー(英語)
The Death of Stalin - インターネット・ムービー・データベース(英語)
典拠管理 ウィキデータを編集
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カテゴリ:
2017年の映画イギリスのブラック・コメディ映画イギリスの政治映画フランスのブラック・コメディ映画フランスの政治映画ヨシフ・スターリンを題材とした作品冷戦の映画ソビエト連邦を舞台とした映画作品モスクワを舞台とした映画作品ロンドンで製作された映画作品ウクライナで製作された映画作品漫画を原作とする映画作品ゴーモンの作品ギャガの映画作品
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最終更新 2021年4月9日 (金) 08:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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