京王線切りつけ事件1年を前に 車内状況共有の新システムを公開
2022年10月13日 18時13分
京王線の車内で乗客が切りつけられるなどした事件から1年となるのを前に、京王電鉄は車内の状況をリアルタイムで本社などと共有するシステムを導入し、報道陣に公開しました。
去年10月、東京 調布市を走行していた京王線の車内で乗客が切りつけられ、車内が放火される事件が起き、車掌や運転士が車内状況を把握するのに時間がかかったことなどが課題となりました。
この事件を受けて、京王電鉄は緊急時に車内の状況をリアルタイムで本社や指令所と共有するための環境整備を進めていて、13日、稲城市の車両基地でことし8月に導入した設備を報道陣に公開しました。
このうち、車両の天井部分に設置された防犯カメラは通信機能を備えていて、走行中の車内でトラブルが起きた際、本社や指令所などでも現場の状況を確認できるということで、来年度末までにすべての車両に設置される予定です。
また、乗務員が専用のタブレット端末で撮影した映像を関係者に一斉に共有するシステムも導入されました。
京王電鉄の重岡剛雄鉄道テロ・災害対策担当課長は「安全対策は『これで終わり』というものはないので、今後、運用を続けて必要なものがあれば改善していきたい」と話していました。
2022年10月13日 18時13分
京王線の車内で乗客が切りつけられるなどした事件から1年となるのを前に、京王電鉄は車内の状況をリアルタイムで本社などと共有するシステムを導入し、報道陣に公開しました。
去年10月、東京 調布市を走行していた京王線の車内で乗客が切りつけられ、車内が放火される事件が起き、車掌や運転士が車内状況を把握するのに時間がかかったことなどが課題となりました。
この事件を受けて、京王電鉄は緊急時に車内の状況をリアルタイムで本社や指令所と共有するための環境整備を進めていて、13日、稲城市の車両基地でことし8月に導入した設備を報道陣に公開しました。
このうち、車両の天井部分に設置された防犯カメラは通信機能を備えていて、走行中の車内でトラブルが起きた際、本社や指令所などでも現場の状況を確認できるということで、来年度末までにすべての車両に設置される予定です。
また、乗務員が専用のタブレット端末で撮影した映像を関係者に一斉に共有するシステムも導入されました。
京王電鉄の重岡剛雄鉄道テロ・災害対策担当課長は「安全対策は『これで終わり』というものはないので、今後、運用を続けて必要なものがあれば改善していきたい」と話していました。