何遠亭

未だ之を思わざるなり、
夫れ何の遠きことか之有らん
          孔子の論語より

『Yesterday Oncemore』 20051201(THU)

2005年12月05日 12時33分23秒 | 映画
ゴージャスな生活をしているトウ夫妻。実は泥棒を生業としている。
お互いを最高のパートナーと思っているが、分け前を巡って争う事も毎度。
いつものように分け前でもめていたら、突然夫が離婚を切り出す。半信半疑の妻。
2年後。妻は大富豪の男のプロポーズを受ける。彼女の目的は家宝のネックレス。
しかし、そのネックレスが盗まれてしまう。犯人はどうやら元夫らしい・・・。

去年、アンディのコンサートで香港に行った時”近日公開”で立看板を見かけましたが、
日本でようやく公開されました。でも、香港版DVD買っちゃったんですよね・・・
トウ夫妻は「盗」と書きます。マンマです。
別れてもお互いが気になって仕方が無い二人。
元妻はいきなり離婚を切り出されているから尚の事、
その上、ネックレスを巡って目の前に現れて、謎解きをさせようとする。
「貴方はいつも私より上にいるのよ!!」と怒る妻に、
「怒った顔も可愛いよ」ととりなす夫。
元妻が可愛くていとおしくてたまらないのが凄く伝わってきます。
そんな彼が突然離婚を切り出した理由、そして再び現れた理由が解り、
その後の彼の行動が(途中で読めてしまうけど)格好良過ぎて、
ある意味憎たらしい位卑怯です。
それが彼女に対する愛情の形かもしれないけど、私だったら悔しいと思うだろうな・・・。

元夫をアンディ・ラウが、元妻をサミー・チェン(鄭秀文)が演じています。
ゴージャスでセレブな物?が沢山出てきますが、アンディの温かさとサミーの明るさが絶えずあり、
映画そのものは、ほのぼのしている感じがします。
その分、周りのキャストが結構濃いです。意味あるのか・・・?という位。
元妻にプロポーズした男の母親が、強欲ババアだけど、割と素敵です。
元妻が入院した先の担当医もちょっと訳解りません。あれは演技なのでしょうか?

感動の嵐~という訳ではありませんが、温かい気持ちになれるラストでした。
エンディング・テーマはサミーが歌っていますが、アンディが詩をちょこっと改作しているようです。
アンディの『COFFEE OR TEA』(←このタイトルもよく解らないですが)に、元歌?が入っています。
元妻の気持ちを表している、とっても可愛い歌です。

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