微笑み

マルニホームにて整理収納アドバイザーをしています。

感じるという事

2012年02月20日 | 日記
子どもたちが幼かった時
私たちの毎日の日課は散歩だった

午前中はずっと散歩
午後はお昼寝

私たちは雨の日も傘に長靴で散歩に出かけた
それは毎日を楽しむために

芋の葉っぱの真珠工場をとおり
クモの巣アパートをぬけ モグラマンションをとおり
どんぐりの丘で一休み。

ジェットコースター坂を駆け下り、絵本の坂道を通ると
へびへび小道をそっとぬけ アメンボ王国で王様にご挨拶

その他にもオバケポストや柿の木爺さん
女王アリのお墓に毛虫の散歩道

大好きな桜の木が切られた時は大泣きに泣いた事も懐かしい
その桜の木影げで、私たちはいつもおやつを食べた
さくらの木に登り遊んだ
さくらの木の下には女王アリさんのお墓もつくった
「桜の木をきるなんて 大人は本当にひどい人間だ」とないた
「許さない」ともいっていた
毎日が本当に自分が絵本の中にいる様だった

この様にして毎日毎日幼い心に焼き付けられてゆくすばらしい光景の記憶は
二人の子供たちに本当に大切な影響をこの子たちの人間性に与えているはずだと私は感じていた

わたしは「喜び」「感動」「神秘」このようなものを子供たちと再発見し
感動を毎日分かちあった

この様に生活していると「知る」という事が
「感じる」と言う事の半分も重要でないと感じてしまう

美しいものを感じる感覚
未知なものにふれた時の感激

このような豊かな感受性は
「知識」や「智慧」の大切な種なんだと思う

私はこうして育った子供たちが
破壊と荒廃へと突き進む現代社会の中で
新しい希望の道を告発し続けていける人に成長してくれると信じている