昨日の新聞の社説は、多くが「談合」についてでした。(産経、朝日、読売、毎日)
名古屋市営地下鉄をめぐって行われた談合・・・
大きく分けると二つの点で、注目される内容のようですね。
まずは、ゼネコンが独禁法違反で刑事告発されたのは初めてだったそうです。
もちろん、談合に関わっていた職員個人が告発されるケースはあったんですけど、ゼネコンと言う大きな「会社」が告発されるのは初めてだったのだとか。
つぎに、公正取引委員会に談合を自主的に申告し、刑事告発や逮捕を免れるケースが出てきたこと。
談合は朝日新聞の言葉を借りると「鉄の結束」があってこそ、成し遂げることが出来るものですよね。「鉄の結束」が壊れれば、談合は困難になることは間違いないでしょう。
罪を犯しておきながら、自主的に一番最初に申告することで、罰を逃れるのはいかがなものかと言う意見もあるようですけど、そもそもそういう免罰が前提の制度ですから、良し悪しの論議は棚に上げると、効果が出てきたと言えると思います。
談合について・・・
「必ずしも談合は悪ではない」という意見もありますけど、どうなんでしょう?
談合によって、競争が排除され、受注額が高止まりしている、
そう考えると、確かに良くないと思いますけど。
そもそも、広く地域に貢献することが目的の公共事業なんだから・・・なんて、考えると怒られてしまうんでしょうね。
とにかく、法人である会社の意図で罪を犯す個人だけでなく、法人が裁かれることは望ましいと思います。
けれども、告発によって牽制する制度はどうなんでしょうね??
こうした制度で「談合」がなくなった後に、残されるのは何なのか?
何となく背筋が寒い気がします。
話は変わりますけど、
NHKで「日本の、これから」という番組がやっていましたね。
今日のテーマは「いじめ」。
http://www.nhk.or.jp/korekara/
「いじめ」に関しては、何度かこのブログでも触れていますけど、なかなか難しい問題です。
一番厄介なのは、「自分は誰かをいじめたことがない」ような顔をして、テレビゲームを操作するように意見を言うボクたち大人なんですよね。
子どもは大人の背中を見て、育ってきている・・・
その大人であるボクらが「いじめの種」をまいていることは間違いないんだと思います。
つまり、無意識の差別や、自分と異なる意見を持つものへの糾弾や罵倒、日ごろのボクらの行為が子どもへ引き継がれていきます。ボクらにはボクらの正義や論理があるように、子どもには子どもの正義や論理があります。
子どものいじめにも、何かのきっかけや原因があるわけで・・・
番組の中で、「いじめられる側にも原因がある」と主張する子どもがいました。
その言い分は「自己中心的過ぎる」などだったと思います。
そのコトバで分かるように、彼らは彼らの社会のルールを持っているんですよ。
その基準に外れる者は、裁かれて当然だと・・・
ボクらの論理と同じですよね。
だから、いじめ問題は難しい。
みなさん、ハローです。ホディです。
桜の花もそろそろかと思い、
近くの公園に行ってきました。
梅は満開。
一方、桜のつぼみは、こんな感じです。
今日は見慣れたソメイヨシノです。
写真で感じてもらえるかどうか分かりませんけど、
空を見上げると、桜の枝にポチポチと膨らみが出てきました。春の兆候ですね。
しかし、記録的な暖冬だったとは言え、
桜のつぼみの膨らみ具合は昨年と同じくらいではないかと感じました。
桜は温度差で春を感じるようですから、
こんなものなんでしょうかね?
やはり桜の見ごろは3月の最終週でしょうか?
先日もお願いしていますけど、今年も、せっかくなので、
さくらの開花状況(つぼみ~桜咲く~何分咲き~桜散る)をレポートし合いませんか?
もしよろしければ、トラックバックなどで交換し合えると嬉しいです。
よろしくお願いします。
本文では触れませんでしたけど、
公共事業くらいは、地元の企業がそれこそ議会など公の場で、正々堂々と談合して受注しても良いのではないか?
なんて、ボクは思ったりしています。
まさに「公共の事業」ですから。
でも、発注側も、受注側も“All Winner”になろうなんて思っていたら、ダメですよね。結局、誰かが損をしますから。
そもそも庶民の薄い財布から抜き出した税金での事業ですから、“All loser”くらいの気持ちで発注&受注できれば・・・
資本主義社会では無理なんですかね???
その境は話合いによって損失を被る相手がいるかどうか・・・なのかな?と私は思っています。
けれども資本主義社会においてAll Winnerであるような取引きなんてあるのかな?
結局、程度の問題で、目に見えれば「談合」、見えなければ「内緒話」なんてところかもしれませんね。