三脚マンと弱力女の登山日記

登山が趣味の夫婦です。

白馬岳(1日目後編)トレースのない道。

2008年03月31日 | 登山
日付 :2008年3月15日(土)
天気 :晴れ
コース:栂池自然園→白馬乗鞍岳→白馬大池山荘→小蓮華岳直下






1日目前編





頂上でゆっくり休憩をして、13時45分出発します。

ルートは大池がまだ凍っていることから、直接、船越の頭に向かいたかったのですが、
トレースがないことと、割れることもあるかもしれないと思い、大回りして
白馬大池山荘側から稜線を目指すことにしました。







白馬乗鞍岳からの下り。
北西方面に進路を取り、雷鳥坂の尾根を目指します。

トレースはなくなり、自分の頼りない勘で歩きました。







白馬大池のあたりは雪の吹き溜まりで、ワカンでも沈みます。







もぐってラッセル。
短い距離でしたが、体力を消耗。







稜線に出ると風の通り道で、雪が堅くしまっていました。
アイゼンに履き替えます。







鉱山道の蓮華温泉につながる尾根。
いつか歩いてみたいところです。







さまよう?足跡。

雷鳥坂の尾根もだだっ広いため、ガスが出ると迷う可能性があります。








雲海の上。







今日は風がないのですが、普段は強そうです。
岩肌が見えていました。







シュカブラと雪倉岳。







船越の頭への登り。







船越の頭に、BCの人の足跡がありました。
栂池自然園から直接登ってこれるようです。







船越の頭からの下り。
いくつかピークを越えていきます。







高度を稼ぎます。







17時、時間切れの為、小蓮華岳の下でテントを張ることにします。







17時30分、穴が掘ってテントスペースを確保。
テントを設営。







最高のロケーションです。







ちょっくら、小蓮華岳に偵察に行きます。







小蓮華岳を真下から見ると、丸い形になっていました。







シュカブラと白馬岳。







日が沈んでいきました。







18時30分、テント場に戻ってご飯を食べて寝ました。

このときは気味が悪いほど静かでした。





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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
綺麗~ (やまとそば)
2008-03-31 22:37:33
やっぱり雪山は綺麗ですね~♪
しかし、三脚マンさんはなんて凄い力なんでしょう!
こうも、毎回、毎回冬山に入る体力、素晴らしいです。
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Unknown (カモシカ)
2008-03-31 23:15:49
すげ~! ハクノリ山頂からの生の眺めを見ているだけにそそられます!
やはり天気ですね。これだけの天気でも独りだと何かの拍子にやけに心細くなったりしませんか?
(山の貸し切り大好きなんですけどね)
万一、天気が荒れたらと思うと白馬までちょっとビビル私です。(笑
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どこまで行くのですか? (烏合の衆・八田)
2008-04-01 16:14:07
 エッ!!! テント場は小蓮華の真下ですか。
シュカブラ・雪が付かない黒部側の斜面の様子などから、当たり前ですが背の低い高山植物以外棲むことができない所です。
上記の「カモシカ」さん同様、自分もビビリます。
がしかし、山の写真ヤさんならここなのでしょう。
前編のごく一般的な栂池界隈からも教科書的でいいのですが、やはり気合はここでしょう。
自分も『絶対荒れない!!!』ならば、がんばってこのあたりまで登ってくるかもしれません。
下から3番目がピンクに染まったら、神さま・仏さまの世界でしょう。
ひょっとして、大当たりなのでは・・・。
翌朝を期待します。
アッ、そ~そ~、自分的には上から5番目が気に入っています。
よろしければ、レンズ角をお知らせください。

 参考にならないかもしれませんが、今回の遠見尾根をお知らせします。
装備は、40キロ強です。
余分な中身は、カメラ類10キロ強、水2.5L、銀河高原ビール350mL×6、純米酒1L。
食料類は、初日の行動食のみおにぎり8個で、あと全て3割引パン。お酒の相手は真空パックの3割引トンタン・平常価格地鶏(なぜかこれは人気があり値引きされない)×2、3割引ちくわ×2など。
身を守ってくれるテントは、エスパース・マキシムさん。
シュラフは、石鎚の厳冬期(-15℃強)よりワンランク下+ゴアシュラフカバー。
防寒具は、石鎚厳冬期と同様。
ストーブは、酔っ払うとあぶないのでガス(カートリッヂ2)。
40キロ強だと新雪が予想される時にワカンを使う
と、『脱出困難!!!』が予想されるので、今回も『つぼ足』。
小遠見のトラバースまで、先週のトレースであろうかすかなくぼみがありました。
それをはずすと股関節下(これよりこの区間新雪80センチ強)。
テレキャビン9:10、地蔵ノ頭下の取り付き9:45、一ノ背髪11:15、二ノ背髪12:00(大休止)、トラバース後の遠見尾根合流点14:00。
ここから先が空荷で踏み跡を付けるやり方です。
この先の急登が本日のメイベイベント14:20。
雪は乳房下なので、後のことを考え直登ではなく最初2回ジグザグして、最後右斜めにルートを開き、ピークをめざしました。
そして、ついでに中遠見までトレースを付けました。
(薄いくぼみがありました。一部クラスト気味)。
ザックを取りにもどりますが、
『もどってびっくり、玉手箱!!!』
なんと苦労して作ったルートが消されています。
時間にして20分少々。
異様に吹き溜まる訳ですね。
やれやれ、中遠見16:20。
コンクリート・ケルンの下(西側)にただ1つテント跡があったので、ありがたく使わせていただきました。
ここから大遠見まで今日の状況から、この装備では4~5時間かかるのでは?
今回の撮影のカメラ装備は20キロ弱です。
中~大遠見間は、クラストした所がありませんでした。
感謝・感激のトレースから予想すると、膝前後1/3強、あと股関節前後。
大遠見への登り返しは、雪屁先端約5メートル内側に、尾根に沿って直登気味に付けられています。
感謝・感激トーハン・パーティーテント場~撮影地(西遠見ノ池手前約150メートル)は、1/5弱尾根のピークに沿ってクラスト気味の所もありますが、おおむねヘソ下前後です(今三脚マンさん報告の上から3番目写真でのワカンではなく、つぼ足の状況。新雪だからもっともぐるかも?)。
西遠見ノ池への登りまでほぼ尾根の真ん中にルートを作り、そこから南側いっぱいに寄って直登気味に作っています。その後、尾根から少し右側に寄って約200メートル進み、尾根に出て約30メートル先で朝日を迎えました(2/3空荷でトレースを付けるやり方でした。1メートル弱でした)。
そこから後続パーティーが尾根に沿って西遠見までルートを開いてくれました。
クラスト気味の区間が半分ぐらいあり、ここまでのことを思うと「夢みたいに楽勝」・・・。
あと撮影ポイントは、自分的には西遠見からです。
ここからだと鹿島槍と八峰との間隔が狭まってきます。
ここからの、この時期の『赤い写真』は見たことがありません。
だから、どうしてもここまで来たかったのです。
今回で5回目の夢でした。
また来期6回目です(三脚マンさんの報告を見て、栂池~白馬大池界隈に少し心が動きます)。
教科書的には、今回撮影ポイントから約50メートル先(西遠見ノ池100メートル強東側)、もしくは西遠見の取り付き点。
それぞれ好みの問題と思います。
時期的には4月半ばを過ぎると、鹿島槍のヒマラヤ・ヒダが崩壊している可能性が大きいので、エイプリルフール前後がベターだと思います(朝日の差す角度から成人の日前後がベストですが、そんなことをしていたら、命がいくつあっても足りません)。
最後に地蔵ノ頭下取り付き点~小遠見トラバースまでは、一ノ背髪まで脱ゲレンデスキー・ボーダー跡でグチャグチャ(この日の午後ここを登ったら、トレースなしと同じぐらい大変だっただろう)。
ニノ背髪までは主尾根の少し右側のスキー跡に沿って。
ここからトラバース点まで、東側尻屁先端から内側約5メートルにルートが開かれています。
以上のルート報告は、今週末までです。
あしからず・・・。
 いつか『大遠見界隈からの赤い鹿島槍』を自分のものにしてください。
    以上、長くなりました。








    
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フア~・・・ (sanae)
2008-04-01 18:16:38
言葉もありません。
ただただ唖然!
またもや素晴らしい景色を見せていただきました。
すごいな~
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で? (sanae)
2008-04-01 18:17:14
いずこへ?
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やまとそばさん (三脚マン)
2008-04-01 21:52:42
コメントありがとうございます。

雪山、はまっています(笑)
楽しくて楽しくて・・・。
雪が消えないで欲しいなんて考えているほどで、土日は疲れませんよ~。
が、月曜日、どっと疲れています(笑)
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カモシカさん (三脚マン)
2008-04-01 22:05:40
コメントありがとうございます。

山は天気です。

ひとりで今回も?心細くなりましたよ。
登っている最中も、帰りがガスでホワイトアウトになったら・・・と心配していました。
一応、目印(方角、見えるもの、目標物)を覚えながら登ってました。

私もビビッてますよ(笑)

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烏合の衆・八田さん (三脚マン)
2008-04-01 22:28:01
コメントありがとうございます。
また、いつも情報もありがとうございます。

小蓮華岳まで、行ってしまいました。
白馬大池の北側を渡るのが、大変ですが、尾根に出ると風で雪が飛んでいますので、意外に登れました。
白馬大池山荘辺りは、雪の吹き溜まりになっていて、ラッセルが必要。
大変です。

ここでホワイトアウトは恐ろしいので、天気のいいときにチャレンジしてくださいね。

上から5番目のデータは、50ミリ(35ミリカメラ換算で75ミリ)、F11、320分の1秒、です。

遠見情報、ありがとうございます。
遠見尾根は近いうちに挑戦しようと思っていましたが、この情報で少し怖気づいています(笑)
五竜までなんて、チョッと無謀ですね。
登頂は無理をせず、写真でがんばってこようと思います。
『大遠見界隈からの赤い鹿島槍』、いつか挑戦しますね。
詳しい情報、参考になります。
ありがとうございました。

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sanaeさん (三脚マン)
2008-04-01 22:39:10
コメントありがとうございます。

いい景色でしたよ。
天気がいいと、このあたりの景色は絶品ですね。
sanae隊も、是非!
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sanaeさん (三脚マン)
2008-04-01 22:45:21
県内でした(驚)


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