冬の横岳と赤岳（３日目）雪と風の赤岳

日付　：２００９年１月１２日（月）
天気　：曇りのち雪
コース：行者小屋テント場→（地蔵尾根）→天望荘→赤岳→（文三郎尾根）→行者小屋→美濃戸口








１日目。
２日目。











昨日に引き続き、今日も夜明け前にテント場を出発した。
５時３０分にもなると、もうほかのテントも目覚めているようだ。










夜中の３時頃は、きれいな星空が広がっていたが、どうも雲行きが怪しい。










月明かりの下、ヘッデンの明かりを頼りに登っていく。
また、昨夜も風が吹いていたようで、上半分はトレースはない。










やはり、１時間を超えてしまった。
最近、本当に歩くペースが遅くなった（苦笑）










地蔵様。
日の出前ではあるが、またもや、ガスの中。
いつもの横岳方面には登るのはやめて、風のないところでしばらく待つ。

しかし、晴れてはこなかった。

今回はまったくツイテいない。
「また来い！」ということであろう。










今日も防寒体制はバッチリ。
写真を撮るときだけ、ゴーグルを取るが、まつげが一瞬にして凍りつく。
まだ、風が強い。










天望荘。
中をのぞいてはみたが、アイゼンを外すのが面倒だったため、小屋の影で少し休むだけにした。










風が止むまで、ジッとしている。










赤岳の頂上。
ガスで展望もなく、まっ白。
風も強いし、何も見えないなら、すぐ下山するだけ。










凍りつく岩。
文三郎尾根は、岩の間を通り抜ける道。
アイゼンをしたまま、岩の上を歩くのは、どうも歩きにくい。










尾根を下りていると、見たことのある格好の人。
「かずさん？」
と言ってみたら、やっぱりそう。
昨年も同じ八ヶ岳でバッタリした。

少しおしゃべりをして、お互いの再会を喜んだ。










寒いので、短い時間しか話ができなかったが、今後の計画など情報交換。
また、どこかで！










ドンドン雪が強くなってくる。










標高を下げ、樹林帯に入ってしまえば、風も弱まり少し落ち着くことができる。










テントを片づけて。
冬仕様のもの。
フライがなく、内張り形式。
冬の究極の一人用といった感じだった。










雪が降り続いている。










セッセと帰る。










降り続く雪にトレースがだんだん消えていく。










今回は天気に恵まれなかったなぁ～。










美濃戸近くまで来た。
昨年までは、この橋はなかった。
少しずつ、整備されていくようだ。










美濃戸山荘。
山荘のおばちゃんがお茶をいれてくれた。
身体も心もホッコリ。
温まる。

ここまでくれば、あと少しだ。










やまのこ小屋を過ぎて、林道を歩く。










光がさしてきて、青空が広がってきた。










もう少し早くから、天気が良くなってくれたら・・・。
また来よう！










車には３日分の雪が積もっていた。
３日間寒かったので一瞬、「まさかエンジンがかからない？」

大丈夫でした（笑）








３連休の八ヶ岳。
今年は天気に恵まれなかった。
冬のこの時期、天気が最も重要と考える。
天気が悪かったり、風が強かったりするときは、しっかりとした装備が必要。
低体温症、凍傷・・・。
しっかりとした暖かいウェアー、汗をかかない歩行など、準備をして雪山に挑みたい。
また今シーズン中、できたら挑戦したいと思った。