日付 :2009年6月13日(土)~14日(日)
天気 :曇り時々雨、曇り
コース:胎内ヒュッテ→大石岳→頼母木小屋(泊)→頼母木山→地神山→門内岳(往復)
週末、どうもすっきりしない天気予報が続いていた。
今週の予報もイマイチであり、いったん取りやめることにした。
金曜日の深夜25時、無性に山に行きたくなった。
準備をして、日づけも変わった朝方3時前、ようやく自宅を出発した。
深夜の首都高は空いてはいたが、飛ばし屋、タクシーなど猛スピードで走っており、
いつもビビりながらの運転となる。
東北道を北上し、しばらくすると睡魔が襲ってくる。
パーキングで約2時間の仮眠をとり、朝の10時前、新潟に降り立った。
国道などを通り、胎内ヒュッテに到着。
雨が降っていた。
すぐに準備をして、出発。
時刻は10時55分。
またもや、出発が遅くなってしまった。
林道をおよそ1時間歩いて、足の松尾根の登山道の入口に到着。
ここからが本格的な登山道。
薄暗い森の中に入っていく。
雨は降ったりやんだりを繰り返す。
森の中を、ひとりモクモクと進むだけだ。
出発が遅かったため、人にほとんど会うことはない。
?
ツバメオモト。
3時15分、大石山の分岐に到着。
写真も少ししか撮らなかったことと、焦っていたことで意外に早くここまで来ることができた。
稜線に出ると、風が強かった。
一気に体が冷え、久しぶりの登山だったためか、両足が攣った(苦笑)
ツっては休憩、ツっては休憩。
一気にペースダウン。
16時10分、ようやく頼母木小屋。
雨はやんでいたが、ガスで展望はなくなっていた。
小屋に入ると、山登りブログでおなじみのえいじさんがいた。
初対面ではあったが、顔をお互い知っていたこともあり、すんなりと対面を喜べた。
また、帰って来てから気がついたことだが、2階にはテントミータカさんたちが泊まっていた。
一度お話をしたいと思っていたが、お互い気がつかず、ニアミスに終わってしまった。
残念である。
翌日、朝4時に起き、朝ごはんを食べて、山頂ピストンの準備をした。
どこまで行くかは、天気と気分次第。
お花畑の偵察ということで、行けるところまでと行ってみようと。
4時50分、小屋を後にする。
今日は雨は降らないものの、やっぱりガスの中。
シラネアオイもしっとり、露に濡れていた。
バイケイソウの葉。
葉っぱに霧。
ミヤマキンバイ。
ハクサンイチゲ。
地神山から門内岳までの稜線では、ハクサンイチゲのお花畑が満開。
蕾もたくさんあり、まだしばらく楽しめそうであった。
門内岳に8時に到着。
まだ時間は早かったが、門内小屋周辺のお花畑が非常に良いと聞いていたので、ここまでの偵察で終えることにした。
くだって門内小屋でご飯を食べて、休憩。
すると小屋の中で「どこかで見たことがある人?」と思いを巡らしていた。
どうも自信がない。
すると、またもうひとりの見覚えのあるお顔。
「間違いない!」
声をかけてみると、やはり昨年、えぶり差小屋や山頂で一緒になった人たち。
再会を喜び、しばし談笑。
一緒に写真に写ってもらう。
「また飯豊のどこかで!」と言ってお別れをした。
たしか昨年もこの言葉で別れたような気がする。
そう、昨年のえぶり差小屋は、地元の方がほとんどで、
地元の人にとってこの山が、誇りであることをひしひしと感じられた。
また、「新潟には他にもたくさんいい山があるよ」と教えてもらった。
小屋での地元の人たちの暖かい心づかい。楽しいひととき。
そんなところも、私が飯豊の山に惹きつけられている理由でもあろう。
自分が通い続けることで、またどこかで会うことができるだろう。
そう思った。
小屋の周辺は、たくさんの種類の高山植物が咲き誇っていた。
白いシラネアオイ。
色素が抜けただけ?
ツバメオモト。
曇り空の柔らかい光で透き通っていた。
露に濡れてきれい。
稜線上で、雪の上を歩くところが一か所あり。
ほんの数メートルだけ。
アイゼンはこのコースでは不要と考える。
ゆっくり花を撮りながら降りてきた。
門内岳方面が次第に現れてくる。
天気予報では、午後から晴れてくると。
花の写真を撮って、時間を潰した。
稜線にもハクサンイチゲのお花畑がたくさんある。
地神山直下の大群生が特にすごかった。
お花畑があちこちに点在していた。
イワカガミ。
チングルマもちらほら咲きはじめていた。
ハクサンイチゲの蕾。
明日にも咲きそうだ。
ハクサンコザクラ。
蕾も。
接写すると、ヒトデ(笑)
晴れるのボンヤリ待つ。
ウスユキソウ。
ウブゲがかわいい。
時間をつぶせ(笑)
13時、頼母木小屋に到着。
休憩して荷物を片付けた。
ショウジョウバカマ。
キバナノコマノツメ。
14時過ぎ、青空が現れる!
大石山までの間のハクサンイチゲのお花畑。
光があたると、キラキラ輝き始めた。
キラキラキラキラ。
これを待っていました。
花びらが落ちてしまったもの。
ガスもとれ、展望も広がってきた。
しかし、下山の時間が迫っていた。
時刻は14時50分。
もう、一気に下りるしかない。
登山道脇にはカタクリの花が咲いていた。
18時、無事駐車場に到着。
暗くなる前になんとか帰ることができた。
今回は天気に恵まれず残念であったが、楽しく山行をすることができた。
お花畑は質、量、種類ともにとても豊富。
飯豊山のお花畑は、とても写真で伝えられるものではない。
雪と緑の縞模様もこの時期、特にきれいに見ることができる。
皆さんにも一度、行ってみてほしいと思った。
また、今回はえいじさんとのバッタリもあったり、地元の人たちとの交流もあって、
自分にとって思い出深い山行のひとつとなった。
これからも通い続けるであろう飯豊の山々。
また、近いうちに来たくなったことは言うまでもない(苦笑)
小屋でバッタリのえいじさんのブログ「えいじ@山歩き」のレポはこちら。
ニアミスをしたテントミータカさんのブログ「テントミータカ、山と猫の記憶」のレポはこちら。
関連登山
2009年6月14日から15日 えぶり差岳(晴れてるハクサンイチゲ)
天気 :曇り時々雨、曇り
コース:胎内ヒュッテ→大石岳→頼母木小屋(泊)→頼母木山→地神山→門内岳(往復)
週末、どうもすっきりしない天気予報が続いていた。
今週の予報もイマイチであり、いったん取りやめることにした。
金曜日の深夜25時、無性に山に行きたくなった。
準備をして、日づけも変わった朝方3時前、ようやく自宅を出発した。
深夜の首都高は空いてはいたが、飛ばし屋、タクシーなど猛スピードで走っており、
いつもビビりながらの運転となる。
東北道を北上し、しばらくすると睡魔が襲ってくる。
パーキングで約2時間の仮眠をとり、朝の10時前、新潟に降り立った。
国道などを通り、胎内ヒュッテに到着。
雨が降っていた。
すぐに準備をして、出発。
時刻は10時55分。
またもや、出発が遅くなってしまった。
林道をおよそ1時間歩いて、足の松尾根の登山道の入口に到着。
ここからが本格的な登山道。
薄暗い森の中に入っていく。
雨は降ったりやんだりを繰り返す。
森の中を、ひとりモクモクと進むだけだ。
出発が遅かったため、人にほとんど会うことはない。
?
ツバメオモト。
3時15分、大石山の分岐に到着。
写真も少ししか撮らなかったことと、焦っていたことで意外に早くここまで来ることができた。
稜線に出ると、風が強かった。
一気に体が冷え、久しぶりの登山だったためか、両足が攣った(苦笑)
ツっては休憩、ツっては休憩。
一気にペースダウン。
16時10分、ようやく頼母木小屋。
雨はやんでいたが、ガスで展望はなくなっていた。
小屋に入ると、山登りブログでおなじみのえいじさんがいた。
初対面ではあったが、顔をお互い知っていたこともあり、すんなりと対面を喜べた。
また、帰って来てから気がついたことだが、2階にはテントミータカさんたちが泊まっていた。
一度お話をしたいと思っていたが、お互い気がつかず、ニアミスに終わってしまった。
残念である。
翌日、朝4時に起き、朝ごはんを食べて、山頂ピストンの準備をした。
どこまで行くかは、天気と気分次第。
お花畑の偵察ということで、行けるところまでと行ってみようと。
4時50分、小屋を後にする。
今日は雨は降らないものの、やっぱりガスの中。
シラネアオイもしっとり、露に濡れていた。
バイケイソウの葉。
葉っぱに霧。
ミヤマキンバイ。
ハクサンイチゲ。
地神山から門内岳までの稜線では、ハクサンイチゲのお花畑が満開。
蕾もたくさんあり、まだしばらく楽しめそうであった。
門内岳に8時に到着。
まだ時間は早かったが、門内小屋周辺のお花畑が非常に良いと聞いていたので、ここまでの偵察で終えることにした。
くだって門内小屋でご飯を食べて、休憩。
すると小屋の中で「どこかで見たことがある人?」と思いを巡らしていた。
どうも自信がない。
すると、またもうひとりの見覚えのあるお顔。
「間違いない!」
声をかけてみると、やはり昨年、えぶり差小屋や山頂で一緒になった人たち。
再会を喜び、しばし談笑。
一緒に写真に写ってもらう。
「また飯豊のどこかで!」と言ってお別れをした。
たしか昨年もこの言葉で別れたような気がする。
そう、昨年のえぶり差小屋は、地元の方がほとんどで、
地元の人にとってこの山が、誇りであることをひしひしと感じられた。
また、「新潟には他にもたくさんいい山があるよ」と教えてもらった。
小屋での地元の人たちの暖かい心づかい。楽しいひととき。
そんなところも、私が飯豊の山に惹きつけられている理由でもあろう。
自分が通い続けることで、またどこかで会うことができるだろう。
そう思った。
小屋の周辺は、たくさんの種類の高山植物が咲き誇っていた。
白いシラネアオイ。
色素が抜けただけ?
ツバメオモト。
曇り空の柔らかい光で透き通っていた。
露に濡れてきれい。
稜線上で、雪の上を歩くところが一か所あり。
ほんの数メートルだけ。
アイゼンはこのコースでは不要と考える。
ゆっくり花を撮りながら降りてきた。
門内岳方面が次第に現れてくる。
天気予報では、午後から晴れてくると。
花の写真を撮って、時間を潰した。
稜線にもハクサンイチゲのお花畑がたくさんある。
地神山直下の大群生が特にすごかった。
お花畑があちこちに点在していた。
イワカガミ。
チングルマもちらほら咲きはじめていた。
ハクサンイチゲの蕾。
明日にも咲きそうだ。
ハクサンコザクラ。
蕾も。
接写すると、ヒトデ(笑)
晴れるのボンヤリ待つ。
ウスユキソウ。
ウブゲがかわいい。
時間をつぶせ(笑)
13時、頼母木小屋に到着。
休憩して荷物を片付けた。
ショウジョウバカマ。
キバナノコマノツメ。
14時過ぎ、青空が現れる!
大石山までの間のハクサンイチゲのお花畑。
光があたると、キラキラ輝き始めた。
キラキラキラキラ。
これを待っていました。
花びらが落ちてしまったもの。
ガスもとれ、展望も広がってきた。
しかし、下山の時間が迫っていた。
時刻は14時50分。
もう、一気に下りるしかない。
登山道脇にはカタクリの花が咲いていた。
18時、無事駐車場に到着。
暗くなる前になんとか帰ることができた。
今回は天気に恵まれず残念であったが、楽しく山行をすることができた。
お花畑は質、量、種類ともにとても豊富。
飯豊山のお花畑は、とても写真で伝えられるものではない。
雪と緑の縞模様もこの時期、特にきれいに見ることができる。
皆さんにも一度、行ってみてほしいと思った。
また、今回はえいじさんとのバッタリもあったり、地元の人たちとの交流もあって、
自分にとって思い出深い山行のひとつとなった。
これからも通い続けるであろう飯豊の山々。
また、近いうちに来たくなったことは言うまでもない(苦笑)
小屋でバッタリのえいじさんのブログ「えいじ@山歩き」のレポはこちら。
ニアミスをしたテントミータカさんのブログ「テントミータカ、山と猫の記憶」のレポはこちら。
関連登山
2009年6月14日から15日 えぶり差岳(晴れてるハクサンイチゲ)
お花 めっちゃかわいいです~。
7月の飯豊に向けてテンションがさらにあがりました。
天気は残念でしたが、ばったりもあって楽しく
充実した山歩きだったようですね。
でも思い立ってそんな遠くまで出かけてしまうところが
すごいです。。。
ハクサンイチゲ一面のお花畑ですね。
写真だけでもため息がでます。
これはなんとしても来月飯豊いかなくては。
縦走されていたのかな?と思いました。
先週 歩かれてたんですね。
お疲れ様でした。
遠いけど、苦労していく甲斐があるほどの
花畑っぷりですね。
山での出会い(再会)も素敵な話ですねえ。
(私、顔見ても忘れてそうですもん・・。)
エブリ差岳の方面も昔から行ってみたくて。
キスゲの花畑にあこがれてます・・。
(三脚マンさん達は確か昨年にいかれてましたよね。)
私も二つのカメラでとったつもりでしたが、脳のメモリが悪く記憶もとぎれがちです。
私のコウシャク長くなるので、このへんで。。
弱力女さんにも次回再会しましょう。
また、コメントさせてください。
ハクサンイチゲの密集度も、朝日よりもすごい・・・!!
ガスが出てるのも、それはそれで幻想的な花畑になっていいですね~。
朝日もそうでしたが、この時期の山は「その山」を愛する地元の方が多くて、ほっこり気持ちがあったまりますよね。
三脚マンさんの素敵な出会いもすばらしいです。
GW、梅雨の時期、と三脚マンさんのレポを拝見して、ますます飯豊への想いがつのってます!
新潟に住むKYAZUと申します。
こちらのブログは前からちょくちょく覗かせていただいていました。
足の松尾根の上部で三脚片手に登ってこられるのを見かけたとき、
あれ・・・もしや??
と思ったのですがやっぱりそうでしたね♪
今度見かけたら、声をかけますね!!
飯豊遠征お疲れ様でした。
正直、ちょっと関東在住者が羨ましい今日この頃。
バイケイソウの葉、初めて名前知りました。
四国・剣で見たのは恐らくこれかなぁ。
三脚マンさんの服装が既に夏モードで、
凍えている写真がちょっと笑えた。w
昨年の11月に双六で出会って随分経ちましたが、
先週末にあのエリアへ出没してきました。
何か、凄く懐かしかったですよ。ヽ(´▽`)/
また行ってしまいました(苦笑)
7月ですか~。
とってもいい時期ですよ~(ため息)
緑と雪渓の白、青空にお花畑。
きっと、大感動しそうですよ~。
うらやましいです!
>思い立って
高速道路1000円をフル活用(苦笑)
今年の私は、飯豊山域をいっぱい行きたいと思っています。
でも、正直、遠いです。
巻機山でしたか?
巻機山もでっかくて、登りがいのある山ですよね。
お花のシーズン。
けっこうルパンさんたちと、同じような山を選ぶようなので、バッタリの可能性は高いですよね。
その時はまた、再会を喜びましょう!