日付 :2008年5月6日(火)
天気 :晴れ
コース:テント場→涸沢岳→テント場→涸沢→横尾→上高地
1日目前編。
1日目後編。
2日目その1。
2日目その2。
2日目その3。
3日目。
夜中、異常に気温が下がり、飲み物が凍り始めていました。
この時期、氷点下になることは想像はしていたものの、少し驚きました。
水やら、ガスヘッドを寝袋内に入れて、またウトウト・・・。
夜中3時半ごろ、目が覚めて外を見ると、ガスが抜けて星空が広がっていました。
トイレにも行きたくなり、外に出ようとすると・・・。
なんと!
入口のファスナーが凍り付いていました。
開かない開かない開かない開かない・・・。
なんだか呪文のように唱えている自分がいました。
焦って焦って、必死必死。
なぜかチカラづくで格闘していましたが、冷静さを取り戻し?溶かせばよいことに気がつきました(遅)
トイレに行きたいなんて考えてしまうと、ドンドン行きたくなってきて・・・。
焦焦焦焦焦(大汗)
テントが燃えないように、ロウソクで炙ったり、手で温めたり・・・。
開いた!
喜びもつかの間、次の試練が到来。
今度は靴が、凍り付いている。
紐までカチカチ。
(前夜、濡れたままだった~(焦))
大惨事寸前。
頭の中で、秒読みが始まっていました。
寒いのに汗がタラタラと・・・。
靴の問題は先送りと、冷静に?判断。
テントシューズのまま駆け下ります。
滑落の恐怖も考えず、猛烈ダッシュ!
テントシューズで岩場。
痛さも感じません(必死)
時計を見ていませんが、ものすごいスピードで下りていッたようです。
(このときは滑落よりも大惨事(必死)。人生まだ浅い自分)
当然、夜中なのでトイレは、がら空き。
事なきをえましたが、お尻やお腹に力を入れていたのか、ドッと疲れが出ました。
また、大惨事は免れたものの、凍ったファスナーを指で暖めたりしたため、
北岳のとき以来、指に凍傷(軽度)を負ってしまいました。(5月なのに)
放心状態の帰り道。
ふと辺りを見回すと、昨夜は雨から雪に変わっていたようです。
あたり一面真っ白。
外に置いてあった三脚が、ガチガチに凍り付いていました。
テント内に入れて、ガスで氷を溶かしました。
(凍った金属を触っていたことも、凍傷の原因と考えられます)
外にあったアイゼン他が、雪で埋っていました。
大惨事になりかけたり、三脚や靴、靴紐を溶かしたりしていてモタモタ。
アイゼンの装着にも手こずったりと、あっという間に明るくなってきました。
大急ぎで涸沢岳に登ると、もうカメラマンの人がスタンバイしていました。
4時45分、常念岳の右側から日が登ってきました。
地平線上に薄い雲があったため、モルゲンロートはダメかと・・・。
縦位置で。
奥穂高岳とジャンダルム。
少しずつ、色付き始め・・・。
赤く染まりました。
朝から慌しかったのですが、心のそこから感動できました。
奥穂高岳。
前穂高岳。
縦位置で。
前穂高岳の全体像。
忙しくシャッターを押し続けました。
カメラマンは2人。
槍ヶ岳方面。
大キレットと槍ヶ岳。
涸沢岳頂上。
笠が岳。
ロバの耳とジャンダルム。
北穂高岳。
ボンヤリしていると、穂高岳が白く輝き始めました。
今日は下山するだけなので、ゆっくりします。
奥穂高岳の頂上。
右側が方位版のある頂上。
左側(前穂側に30m?ほど行ったところ)が最高点(3,190m地点)
北穂高岳。
よく見ると、雪の壁にたくさん亀裂が入っていました。
プロトレックの温度計で-15℃。
昨日まででは考えられないほどの寒さでした。
ちなみに朝温めた三脚は、しっかり水気を拭き取らなかったため、
外に持ち出した瞬間、再度凍りついてしまい、伸ばすことができませんでした。
仕方が無いので、短いまま、しゃがんで使いました。
今日は山荘に泊まった人が少なかったのか、朝一の段階で、奥穂に登っている人はいませんでした。
6時30分まで頂上でボンヤリ。
当然ひとりだけになっていました。
そろそろ、下山をしなくては・・・。
続きはこちら。
天気 :晴れ
コース:テント場→涸沢岳→テント場→涸沢→横尾→上高地
1日目前編。
1日目後編。
2日目その1。
2日目その2。
2日目その3。
3日目。
夜中、異常に気温が下がり、飲み物が凍り始めていました。
この時期、氷点下になることは想像はしていたものの、少し驚きました。
水やら、ガスヘッドを寝袋内に入れて、またウトウト・・・。
夜中3時半ごろ、目が覚めて外を見ると、ガスが抜けて星空が広がっていました。
トイレにも行きたくなり、外に出ようとすると・・・。
なんと!
入口のファスナーが凍り付いていました。
開かない開かない開かない開かない・・・。
なんだか呪文のように唱えている自分がいました。
焦って焦って、必死必死。
なぜかチカラづくで格闘していましたが、冷静さを取り戻し?溶かせばよいことに気がつきました(遅)
トイレに行きたいなんて考えてしまうと、ドンドン行きたくなってきて・・・。
焦焦焦焦焦(大汗)
テントが燃えないように、ロウソクで炙ったり、手で温めたり・・・。
開いた!
喜びもつかの間、次の試練が到来。
今度は靴が、凍り付いている。
紐までカチカチ。
(前夜、濡れたままだった~(焦))
大惨事寸前。
頭の中で、秒読みが始まっていました。
寒いのに汗がタラタラと・・・。
靴の問題は先送りと、冷静に?判断。
テントシューズのまま駆け下ります。
滑落の恐怖も考えず、猛烈ダッシュ!
テントシューズで岩場。
痛さも感じません(必死)
時計を見ていませんが、ものすごいスピードで下りていッたようです。
(このときは滑落よりも大惨事(必死)。人生まだ浅い自分)
当然、夜中なのでトイレは、がら空き。
事なきをえましたが、お尻やお腹に力を入れていたのか、ドッと疲れが出ました。
また、大惨事は免れたものの、凍ったファスナーを指で暖めたりしたため、
北岳のとき以来、指に凍傷(軽度)を負ってしまいました。(5月なのに)
放心状態の帰り道。
ふと辺りを見回すと、昨夜は雨から雪に変わっていたようです。
あたり一面真っ白。
外に置いてあった三脚が、ガチガチに凍り付いていました。
テント内に入れて、ガスで氷を溶かしました。
(凍った金属を触っていたことも、凍傷の原因と考えられます)
外にあったアイゼン他が、雪で埋っていました。
大惨事になりかけたり、三脚や靴、靴紐を溶かしたりしていてモタモタ。
アイゼンの装着にも手こずったりと、あっという間に明るくなってきました。
大急ぎで涸沢岳に登ると、もうカメラマンの人がスタンバイしていました。
4時45分、常念岳の右側から日が登ってきました。
地平線上に薄い雲があったため、モルゲンロートはダメかと・・・。
縦位置で。
奥穂高岳とジャンダルム。
少しずつ、色付き始め・・・。
赤く染まりました。
朝から慌しかったのですが、心のそこから感動できました。
奥穂高岳。
前穂高岳。
縦位置で。
前穂高岳の全体像。
忙しくシャッターを押し続けました。
カメラマンは2人。
槍ヶ岳方面。
大キレットと槍ヶ岳。
涸沢岳頂上。
笠が岳。
ロバの耳とジャンダルム。
北穂高岳。
ボンヤリしていると、穂高岳が白く輝き始めました。
今日は下山するだけなので、ゆっくりします。
奥穂高岳の頂上。
右側が方位版のある頂上。
左側(前穂側に30m?ほど行ったところ)が最高点(3,190m地点)
北穂高岳。
よく見ると、雪の壁にたくさん亀裂が入っていました。
プロトレックの温度計で-15℃。
昨日まででは考えられないほどの寒さでした。
ちなみに朝温めた三脚は、しっかり水気を拭き取らなかったため、
外に持ち出した瞬間、再度凍りついてしまい、伸ばすことができませんでした。
仕方が無いので、短いまま、しゃがんで使いました。
今日は山荘に泊まった人が少なかったのか、朝一の段階で、奥穂に登っている人はいませんでした。
6時30分まで頂上でボンヤリ。
当然ひとりだけになっていました。
そろそろ、下山をしなくては・・・。
続きはこちら。
無事だったからよかったけど…。
いい写真を撮ろうとすると、危険度が増すんですね
三脚マンさんは若いから、これから何度でも登れますよ
くれぐれも慎重にね
涸沢岳からの槍ヶ岳
私の場合、槍ヶ岳が大好きだからどうしても槍ヶ岳を中心に写真を撮ってしまうんです
それに、壊れかけのデジカメだったからだめでした
次回からはアングルを見習っていい写真が撮りたいです
それにしてもテントシューズでもうダッシュってありえない!! 相当笑えるけど、一歩間違えば、笑えないですよ。ご無事で何よりです。
弱力さんも毎回気が気じゃないですね~。笑
久しぶりに来てみれば、なんといきなりの大ピンチ!
でも、事故無くて、ヨカッタヨカッタ。
「トイレへ慌てて・・・滑落遭難」
なんて新聞に載ったりしたら、弱力女さんが困ってしまいますよ(笑)。
ところで。
岩に張り付いた氷が、朝日を浴びて光ってる写真。
素敵です(*^^*)
ところで、三脚マンさん凍傷は大丈夫ですか?
そんなんに冷え込むと、僕はきっと深い眠りについていたでしょうね(^^;)
三脚マンさんが、下山を開始した時間・・・僕は、姫路辺りを日の出を見ながら、西へ向かっていました(TOT) 残念!
私だったら、どうしよう?やっぱりその呪文、繰り返すと思います。せっかちなので、いよいよとなったら内側から引き裂いてますね。
パニッ、パニッ、パニッ、パニッ ぱにぱにパニック!
緊急事態とはいえ命がけでしたね。一気に冬へ逆戻り。凍りつき、怖わしですね。
3日目、暇でしたよ(笑)
雨と雪でテントの中にずっといたので、疲れませんでした。
ただ、雨で雪が崩れる?などと心配でした。
穂高辺りは好きな山域なので、これからも登ると思います。
慎重に、心配かけないようにしますね。
ありがとうございます。
これからは夏山ですね!
よさこいおばちゃんさんの山レポや写真、楽しみにしていますよ!
テントシューズで・・・
ありえませんね。
ツルツル滑っていたと思います。
そのまま涸沢に落っこちる危険もあったわけで・・・。
気をつけます。
弱力女、私はいつもこんな感じなので、慣れていると思いますよ。
ご無沙汰しております。
大ピンチ、見つかっちゃいましたね(苦笑)
トイレにまつわるピンチ、いくつかありましたね。
トイレに滑落?、
思い出したくない思い出が、思い出されます(笑)
いまのところ、幸運(ウンが着いてる?笑)にも大きな事故にはなっていませんが、
気をつけて山登りを続けたいと思います。
脱力さんの山の写真も楽しみにしていますので、彼女?と一緒に行って下さいね!
凍傷は皮が剥けて、治りました。
ご心配おかけしてます。
凍りついた三脚なんかを、直接触ったりもするのはいけませんね。
勉強になりました。
>深い眠り
入らないために、防寒対策は万全にです。
シュラフもなるべく良いものを、と思っていますよ。
姫路ですか?
遠いところに感じてしまいます。
遠路、お疲れさまでした。
テントに閉じ込められる話は、たまに聞くのですが、まさか自分がなるとは・・・。
5月だから暖かいなんて、考えていました。
反省です。
パニックにならないように、冷静でいられるよう精進していきます。