田辺祭 笠鉾巡行
田辺は「牟婁の津」と呼ばれ
熊野三山信仰が繁盛した時代に熊野への入り口として栄え
海陸交通の要衝でした
田辺祭の始まりは永禄2年(1559)ころ
笠鉾巡行の始まりは寛文12年(1672)と記録があります
田辺祭は闘鶏神社の夏祭りで
毎年7月24日(宵宮)25日(本宮)に催され
笠鉾は山車の一種で「お笠」と呼ばれ
名物の一つになっています
住矢と呼ばれる衣笠1基が先頭に立ち
笠鉾8基で闘鶏神社から神輿を迎えて神輿渡御に随行
神事を勤め各町を巡行、夕刻神社前に曳き揃え宮入します
住矢は町々の住まいを矢のように走って
厄を祓い清め一年の無事安泰を祈願して
巡行路を清めてゆきます
本宮には会津橋で「七度半の使い」
(東詰の笠鉾から西詰の住矢を迎えに使者を7度送り
8度目に橋の中央で両者が挨拶して
会津橋の東詰で神事を行う)
町を巡行して神社に宮入 お囃子で神事を勤める
神社二の鳥居前で三人の稚児による流鏑馬披露
手打ち式で祭りが終わります
<鳥居前>
<闘鶏神社と神輿>
<住矢>
<お笠>
<町の個人宅>
<鳥居前参道笠鉾曳き揃え>
<鳥居前のお勤め>
稚児 小2生の笛と4歳児の太鼓によるお勤め
<会津橋>
この橋上で曳き揃えと七度半の使いと潮垢離勤めが行われる
<七度半の使い>
2人一組で東詰から西詰に各町の使者が7往復
8度目に橋の中央で決着して一緒に西詰に入ってくる
<神事 潮垢離>
<住矢を先頭に町へ巡行>
<神社境内 合気道奉納演武大会前の会場清掃>
<門前の屋台村>
クライマックスの宵宮「会津橋曳き揃え 」予定が
夜の10時前ころだったので
帰路最終バス便の関係もあり
残念ながら見学せずに帰りました
猛暑にもかかわらず、古事伝来・伝統を
絶やさず大事に守っている
町衆の努力に感銘
世界遺産 闘鶏神社の夏祭り・田辺祭
感謝をこめて、来年も楽しみにしております