万歩径

自分の行動記録と転居先である紀伊田辺近郊の町の
情報紹介をしております

田辺祭

2017-07-28 13:37:50 | 日記

田辺祭 笠鉾巡行

 

田辺は「牟婁の津」と呼ばれ

熊野三山信仰が繁盛した時代に熊野への入り口として栄え

海陸交通の要衝でした

田辺祭の始まりは永禄2年(1559)ころ

笠鉾巡行の始まりは寛文12年(1672)と記録があります

 

田辺祭は闘鶏神社の夏祭りで

毎年7月24日(宵宮)25日(本宮)に催され

笠鉾は山車の一種で「お笠」と呼ばれ

名物の一つになっています

 

 

住矢と呼ばれる衣笠1基が先頭に立ち

笠鉾8基で闘鶏神社から神輿を迎えて神輿渡御に随行

神事を勤め各町を巡行、夕刻神社前に曳き揃え宮入します

 

住矢は町々の住まいを矢のように走って

厄を祓い清め一年の無事安泰を祈願して

巡行路を清めてゆきます

 

本宮には会津橋で「七度半の使い」

(東詰の笠鉾から西詰の住矢を迎えに使者を7度送り

8度目に橋の中央で両者が挨拶して

会津橋の東詰で神事を行う)

町を巡行して神社に宮入 お囃子で神事を勤める

 

神社二の鳥居前で三人の稚児による流鏑馬披露

手打ち式で祭りが終わります

 

 <鳥居前>

 

<闘鶏神社と神輿>

 

 

<住矢>

 

 

<お笠>

 

 

<町の個人宅>

 

 

<鳥居前参道笠鉾曳き揃え>

 

<鳥居前のお勤め>

稚児 小2生の笛と4歳児の太鼓によるお勤め

 

<会津橋>

この橋上で曳き揃えと七度半の使いと潮垢離勤めが行われる

 

<七度半の使い>

 2人一組で東詰から西詰に各町の使者が7往復 

8度目に橋の中央で決着して一緒に西詰に入ってくる

 

<神事 潮垢離>

 

  

 

 

 

<住矢を先頭に町へ巡行>

 

<神社境内 合気道奉納演武大会前の会場清掃>

 

<門前の屋台村>

 

 

クライマックスの宵宮「会津橋曳き揃え 」予定が

夜の10時前ころだったので

帰路最終バス便の関係もあり

残念ながら見学せずに帰りました

 

猛暑にもかかわらず、古事伝来・伝統を

絶やさず大事に守っている

町衆の努力に感銘

 

世界遺産 闘鶏神社の夏祭り・田辺祭

感謝をこめて、来年も楽しみにしております

 

 


田辺祭り 御宿巡り

2017-07-25 18:30:01 | 日記

田辺祭り 御宿巡り

 

今年で458回目を迎える闘鶏神社の夏祭り「田辺祭り」に先立ち

山車の一種である笠鉾を守っている八つの御宿巡りの

見学ツアーに参加しました

田辺では「お笠」と呼ばれ、名物の一つとなっているそうです

 

御宿は昔はそれぞれの町の個人屋敷だったそうですが

今はそれぞれの町内会館で保存展示されています

 

<見学コース>

闘鶏神社~北新町「餅花」~栄町「猩猩」~紺屋町「衣笠」

~本町「尉と姥」~江川「恵比寿」「大黒」

片町「関羽」「神宮皇后」~福路町「日本武尊」中屋敷町「流鏑馬」

~南新町「新田義貞」「須佐之男命」「牛若丸」「汐くみ」

~闘鶏神社

 

 

<闘鶏神社>

< 神輿>

 

 

<御宿外観>

 

 

 

 

 

 

<御宿内部展示物>

 

 

 

 

 

 

 

<流鏑馬用の馬>

 

 

<御宿長老による説明>

 

 

<笠鉾に飾られる提灯とお囃子用太鼓>

 

初めての田辺祭りの概要を知る見学ツアーは

暑かったが参加同士のコミュニケーションもあり

地元の今昔話なども聞けて有意義な3時間でした

 

五月頃からそれぞれの町の当番役が準備してきた夏祭り

7月24日(宵宮) 25日(本祭)には田辺の八つの町を巡行して

町全体が盛り上がるそうです

 

お祭りの賑わいは次号でレポートします

 

 

 

 


上富田 大賀ハス

2017-07-20 13:02:50 | 日記

大賀ハス祭り

 

朝6時集合で便乗させてもらい

隣町の上富田町にある大賀ハス田に行って来た

ここは田中神社のすぐ横にあり1300平方mの広さ

 

このハスは昭和26年 千葉県検見川の泥岩層から

大賀一郎博士によって発見された

2千年前の3粒の種子から発芽させたもので

「大賀ハス」となずけられ、各地に分根された

 

当ハス田もその一つで毎年「大賀ハス祭り」が催され

期間中に俳句と写真作品募集があり

優秀作品が表彰されている

 

<ハス田入り口>

ひょうたん畑の奥に広がるハス田

 

 

ハス田の由来と投句と写真募集案内

 

ハス田風景

 

ハスの花は 直径20~25cmの薄紅色

 

 

 

 

 

ハス田の奥の森が田中神社

 

<田中神社>

熊野古道八上王子と稲葉根王子の中程にあり

南方熊楠が大正4年八上神社に合祀の際

「合祀されても神林だけは残しておけ」と助言の結果

今も伐採されずに残されている

昭和51年に県の天然記念物第1号として指定された

 

 

 

古代の日本人が神様と出会う場所は

建物の中ではなく

森の中にぽっかりと空いた木々に囲まれた空間で

そこが神社の始まりだったようです(出典:み熊野ねっと)

 

 

今まで花の写真撮影経験があまりなく

ポイントが良く判らなかったが見よう見まねで初トライ

 

今までの観念にとらわれず

何でもやってみよう精神で新しい楽しみ満喫中

 

田辺に隠居後

周りの人々に恵まれ

都会ではとっくの昔にどこかに行ってしまった

「日本人の心」を一つずつ掘り起す機会があり

「日々是新」を実感中

 

 

 

 

 

 

 


 「新庄ぎおん祭り」夜見世

2017-07-14 09:32:15 | 日記

田辺市無形民俗文化財

「新庄(名喜里)ぎおん祭り」

 

江戸時代中期(1700年代)ころから

御霊や疫神のたたりを避けるために始められた

新庄祇園社の祭り

現在は合祀され大潟神社の祭りとなっています

 

 

 

毎年 7月14日に行われる「ぎおん祭り」の宵宮13日夜に

神社に向かう沿道の軒先や玄関先に

季節の野菜(ナス、カボチャ、キュウリ、ニンジンなど)、

草花など身近な素材で作った動物や人形などを飾った

「夜見世」で観覧者を楽しませています

 

<軒先 玄関先の夜見世>

 

 

 

<町角の展示コーナー>

 

 

 

<子供たちの作品>

幼稚園、小学校、子供会、中学校単位の作品がいっぱい!

 

 

<町の賑わい>

普段は人気も少ない通りなのに

今夜は浴衣姿の子供、家族で溢れかえっています

 

 

 

この地の人たちは毎年宵宮に向けて早くから構想を練り、

当日、その出来栄えの意見交換をするそうです

 

都会人が忘れ去った年中行事

無形民俗文化財として

いつまでも残してもらいたいものです

 

当地の次の祭りは7月24日25日の

世界遺産 闘鶏神社の「田辺祭り」です

 


田辺銀座七夕まつり

2017-07-08 10:41:07 | 日記

銀座七夕まつり

 

夕刻 小雨模様だったが 

七夕祭り開始の午後5時30分には好天

 

 

七夕祭りは

メイン通りの銀座  隣接の海蔵寺境内  八坂神社周辺

の3か所で催された

 

日頃は人通りが少ない街に

午後7時ころには沿道の夜店が幼い子たちで溢れ賑った

 

<銀座通り>

 

 

<開始前の銀座>

 

<海蔵寺>

 

 

<八坂神社>

 

この地域には日本伝統の祭りが

地元の人々で数多く維持されており

7月 8月は休むもないくらいあちこちで催される

 

半世紀以上前の幼かったころの記憶を甦らせ

日本文化の良さを改めて痛感した

 

兵庫の田舎(当時)で育ち

都会で生活

老後を紀伊田辺で・・・・・・・

言うことなし!

 

都会の皆さんもいかがですか

 


大きなキノコ

2017-07-07 11:32:53 | 日記

南和歌山総合医療センター

 

昨日は定例の受診日でした

 

自宅から2km弱の南和歌山総合医療センターへ

坂を下った後、急な坂をゆっくり登り 歩いてゆきました

 

正面丘の上に建っている白いビルが病院です

 

いつもは何もない道端に

今まで見たこともない大きなキノコが

一本だけ生えていました

 

<南和歌山総合医療センター> 

 

ここのところ調子がいまいちだったので

キノコが気になりながら

朝8時に受付け 循環器科を受診

(含む頸動脈超音波検査、血管伸展性検査)

午後から糖尿内科を受診しました

 

結果は

両科ともほぼ良好で

体内キノコの心配はありませんでした

 

<調剤薬局 花みかん>

病院の入り口付近の丘の上にあり

転居以降 ここでお世話になっています

 

うれしくなり夕食の晩酌はいつもより

少し多めの一杯でした

 

 

 

 

 

 

 


知の巨人 南方熊楠(その6)

2017-07-03 21:10:43 | 日記

南方熊楠生誕150周年記念

田辺市熊野俳句大会

 

「NHK学園」 「田辺市」 

「南方熊楠翁生誕150周年記念実行委員会」主催

紀南文化会館で開催された聴講に行った

 

自由題 3,798句  題詠「知」 1,152句の投稿があり

4,950句から下記6句が選ばれ表彰された

 

<NHK学園田辺市熊野俳句大会大賞> 

自由題 

ほろ苦きものへ箸向く春の暮

熊野路のよき走り根に涼みけり  

題詠「知」

通知簿を片手に駆ける青田道

 

<田辺市長賞>

黒潮に乗り亀の子も海人も

 

<南方熊楠紫檀150周年記念賞>

百万の露の沈黙抱く広野

 

<NHK和歌山放送局賞>

庭先に海ある暮し上布織る

 

<対談>

星野高士(高浜虚子の孫)  夏井いつき

テーマ「俳句の力」

 

松山で行われている俳句甲子園立ち上げの苦労話、酒席話など

プレバト「いつき節」で裏話を面白おかしく話され

満員の聴衆も興にいっていた

 

<選者の選評>

選者は 大石悦子  川口修  夏井いつき  星野高士  堀本裕樹

 

個人的には俳句は苦手分野になるが

夏井いつき先生のテレビ番組「プレパト」で身近に

また、熊楠関連イベントだったこともあり会場に行ってみた

 

写真にも通じることだが「ことば」の重さと面白さを痛感した

ひと時だった

 

今年は南方熊楠生誕150周年記念事業で賑っております

この機会に田辺ツアーいかがですか