Wisteria

Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate'

1年

2006-01-25 00:00:00 | ヘルニア
今日で手術してちょうど1年が経った。ちょうど、1年前はベッドから出られず、1人では寝返りもうてなかった。
1年経ったが、手術した後から依然として症状が変わらない。
足を動かす度に、限界まで屈伸した時の体が伸びている感覚が常にある。長時間座っていると、左足の付け根の辺りが腫れてくる時がある。足を少し普段より曲げると、すぐにつる。少し激しく運動すると、腰が重たくなることがあるし、時には普段の生活にも支障がでるくらい動けなくなることがある。
おかげで、思い切り運動したり、無理するのがすごく怖くなった。ストレッチも続けてはいるが、効果があがらない。
見た目としては、普通に生活しているし、動けてもいるので、周りからは全く理解されない(見た目でわかる時も変わらないが)。
手術前の痛みや、手術、その後のリハビリ等、その時はとても大変だったり、苦痛だったりするが、すぎてしまえば、苦しかったことも忘れて、それだけのことだった、というのにすぎない事柄になっていく。しかし、他人は、いまだに、腰はどう?とか、いたましがったりする。問題なのは...いつまでも問題になるのは、むしろその後のことだ。今も闘病は続いている。そして一生続くだろう。誰もかれも、その場の会話を持たせる道具のようにしか使わないのは、しょせんは、ひとごとというものにあまり関わりたいとは本当に思っていないということだろう。