国民につたわらない？与野党党首の訴え

３月３１日（月）
　　　　　　国会は国民の理解できないところで進められている。
　　　　　　小沢氏と福田首相のどちらが分かりやすいかアンケートによ
　　　　　　るとどちらも分かりにくいが一位で、小沢氏が分かりやすい
　　　　　　が二位、福田氏が分かりやすいが三位、どちらも分かりやす
　　　　　　いが四位であった。
　　　　　　どうやら、政治家の発言の説得力ははなはだ薄いもののよう
　　　　　　だ。日本の政治家の迫力は欧米の政治家に比べ弱い。
　　　　　　だから多少問題があっても、小泉氏や石原氏のような政治家
　　　　　　が支持を受けてしまうのだろう。

何か隠している？福田首相、飄々とした口ぶりの影に本音が

３月３０日（日）
　　　　　　２９日の記者会見で福田首相は、「ガソリンが安くなると、
　　　　　　国民に＜自動車に乗ってガソリンを大いに使って＞と奨励す
　　　　　　る雰囲気になる。環境問題を真剣に考えている国々が＜逆行
　　　　　　だ＞と思うことはしたくない」と述べた。
　　　　　　国民の声を知らない首相らしい発言だ。
　　　　　　またガソリン税の暫定税率の期限切れが迫っていることにつ
　　　　　　「まだ年度末までには時間があり努力しなければいけない」
　　　　　　と語り、期限切れの場合衆院で再可決し暫定税率を復活させ
　　　　　　るのかについては「先を考えるよりその前にやることに全力
　　　　　　を尽くす」と述べ明言を避けた。
　　　　　　しかし、この一連のやり取りの影には、暫定税率「将来も維
　　　　　　持」という本音が隠されている。

半分以上負担の異常さ？米軍グアム移転、基地外整備も日本負担

３月２９日（土）
　　　　　　米軍再編の在沖縄海兵隊グアム移転費は総額１０２．７億ド
　　　　　　ルのうち５９％にあたる６０．９億ドルが日本の負担。
　　　　　　これ自体おかしいと思うのに、基地外整備まで日本が負担す
　　　　　　ることで日米の調整が進んでいることが明らかになった。
　　　　　　日米合意当時インフラ整備については基地内部が対象とされ
　　　　　　ていたのに、いつの間にやら用途拡大されていることはおか
　　　　　　しな話だ。

勝手にいじるな？文部科学省、異例の「公表後の公示で」修正

３月２８日（金）
　　　　　　文部科学省は、２月に公表した新学習指導要領の改定案の総
　　　　　　則に「国と郷土を愛する日本人を育成する」という文言を新
　　　　　　たに盛り込み告示することを明らかにした。
　　　　　　改定案公表後に総則と言う基本的な考え方を修正するのは極
　　　　　　めて異例なことで、特に「愛国心や君が代」など微妙な問題
　　　　　　を含んだ部分を公表後、に勝手に変えるのは問題がありすぎ
　　　　　　る。３年間にわたって検討をしてきた中教審の意見はそんな
　　　　　　に簡単に変えるべきではない。

リコールに値？都知事の世論無視発言

３月２７日（木）
　　　　　　とうとう強引にエゴを貫き通した。
　　　　　　４００億円追加出資に賛成した都議会与党の自民公明の議員
　　　　　　の皆さんは、最終的にはっきり責任を持ってください。
　　　　　　特に罰則も、法的根拠もない付帯決議付で賛成に回った公明
　　　　　　党の議員は結果に対して都民に責任を持つことを忘れないで
　　　　　　もらいたい。
　　　　　　とりわけ委員会通過後の石原都知事の発言にいたっては見過
　　　　　　ごすことが出来ない。
　　　　　　「世論が７０％も反対しているのに」という記者の質問に対
　　　　　　し、さえぎるように「世論を気にしていては政治など出来な
　　　　　　い」「黙ってみていろ」リコールものの世論無視の発言では
　　　　　　ないか。

国民の声が必要？首相、暫定税率で再可決の構え

３月２６日（水）
　　　　　　暫定税率期限切れ目前の現状打破のため、福田首相は４月末
　　　　　　に衆院の３分の２の賛成で再可決する構えを見せている。
　　　　　　改正案が月内に成立しない場合、４月１日以降ガソリンは安
　　　　　　くなるが、４月末に再可決することにより、再びガソリン代
　　　　　　は元に戻る。
　　　　　　国民の大多数が、暫定税率廃止を求めている中、数の原理で
　　　　　　あくまで暫定税率維持を目指す福田首相に対して、対抗手段
　　　　　　、国民の声の結集以外にはない。

ずるくない政府？みなし否決に見解示さず

３月２５日（火）
　　　　　　　民主党の対案が参院で可決されたら、与党は政府案が否決
　　　　　　　されたとみなし、衆院で政府案を再議決できるか？
　　　　　　　民主党の鳩山幹事長が出した憲法解釈を問う質問主意書に
　　　　　　　対して、政府は２５日の閣議で「衆議院と参議院との関係
　　　　　　　に関する事項。政府としてはお答えすることを差し控えた
　　　　　　　い」との答弁書を決定した。
　　　　　　　民主党は、税制改正関連法案から道路関連以外で３月末に
　　　　　　　期限切れを迎える７項目を取り出した対案を先行して成立
　　　　　　　させるよう与党に求めている。
　　　　　　　政府が見解を示さず「逃げの一手」をされては、民主党の
　　　　　　　対案は参院を通すわけには行かない。
　　　　　　　ずるくないか政府は？

国民の利益につながる？民主党の対案

３月２４日（月）
　　　　　　　なかなか進まない道路財源修正問題。
　　　　　　　民主党の「国民生活への影響の大きい」と見る７項目を取
　　　　　　　り出し年度内成立を目指す対案こそ国民の生活に目線をお
　　　　　　　いた法案だろう。
　　　　　　　与党修正案は、問題の先送りで一時しのぎのものである。
　　　　　　　国民を混乱させると言う与党の説明には説得力がない。
　　　　　　　世論の大半は、暫定税率廃止に傾いている。
　　　　　　　与党はこの国民の声を無視して、「いっぱ一からげ」に良
　　　　　　　いものも悪いものも一緒に通そうとするのは無理がある。
　　　　　　　国民が支持するものは是非通すよう配慮すべきではないだ
　　　　　　　ろうか。

イラク戦争の総括は？日本の政治家は明言せず

３月２３日（日）
　　　　　　イラク戦争は５年たった。
　　　　　　アメリカを支持したイギリスのブレアー首相も退陣した。
　　　　　　イラク戦争は誤りであったとの声がアメリカの中でも大勢を
　　　　　　占めている。
　　　　　　大量破壊兵器も見つからず、フセイン氏も処刑された。
　　　　　　にも拘わらずアメリカは依然イラクにとどまっている。
　　　　　　小泉元首相は、国民の声も確かめずアメリカ支援を即座表明
　　　　　　した。その後与党の政治家からは、イラク戦争は誤りであっ
　　　　　　たと言う声は一向に聞かれない。
　　　　　　果たしてこの大儀なき戦争に加担した政治家は、今どう考え
　　　　　　ているのだろう。

誰か教えて？道路整備を訴えるなぞの女性団体

３月２２日（土）
　　　　　　　道路整備を訴える謎の女性団体が話題になっている。
　　　　　　　一説にいよると、道路財源で賄われている国土交通省の応
　　　　　　　援部隊と言う。
　　　　　　　巧妙に仕組まれたやらせ軍団だそうだ。
　　　　　　　もし本当ならとんでもないことだ。
　　　　　　　随意契約で、宣伝を受け持つ団体が、女性軍団を動かして
　　　　　　　いると言う。
　　　　　　　明らかに、公費を投入しての世論操作ではないか。
　　　　　　　詳しく知っている人、是非教えてください。

石原知事の責任だ？「新銀行東京」の経営危機

３月２１日（金）
　　　　　　　経営危機に陥っている「新銀行東京」に４００億円もの追
　　　　　　　加出資案を出している石原東京都知事。
　　　　　　　出発時の理想はともかく、破綻しかかっている現在、更に
　　　　　　　追加出資を強行しようとして周囲の心配をよそに強気な対
　　　　　　　応、いささか強引に過ぎはしまいか。
　　　　　　　都議会の答弁を聞いていても、傲慢、強権、謙虚さが感じ
　　　　　　　られない。
　　　　　　　ワンマン。自信過剰。いささかも自説を曲げようとする気
　　　　　　　配がない。
　　　　　　　与党の公明党が、都民の目線で正しい判断を下さなければ
　　　　　　　ならない局面ではなかろうか。
　　　　　　

異常なまでのこだわり？福田首相、財務省の事務次官経験者

３月２０日（木）
　　　　　　日銀総裁空席と言う異常事態を招いたのは、その責任を野党
　　　　　　に求める論調も一部では見られるが、なんといっても福田首
　　　　　　相の責任がもっとも大きい。
　　　　　　最初から、財務省に配慮し、財務事務次官経験者に異常なま
　　　　　　でのこだわりを持ったことは理解しがたい。
　　　　　　武藤氏が同意を得られなかったのにも拘わらず、再度事務次
　　　　　　官をぶつけてきたのは、空席覚悟の上のこだわりで、野党の
　　　　　　同意を得ようと言う意志が見えない。
　　　　　　主体性がなさそうでいながら、なかなかの頑固者振りである。
　　　　　　自分のこだわりと、日銀総裁空席と言う事態を天秤にかけた
　　　　　　のだろうか。

もはや死体内閣では？何も手が打てない政府

３月１９日（水）
　　　　　　八方塞。山積している諸問題に何の打つ手も見出せず成り行
　　　　　　き任せ。
　　　　　　新聞各紙は行き詰まった内閣を厳しく追求している。
　　　　　　円高、株値下がり、物価高。
　　　　　　ガソリン税、年金問題、日銀総裁人事。
　　　　　　待った無しの案件が山積しているのに、福田首相のリーダー
　　　　　　シップは一向に見られない。
　　　　　　時の流れに身を任せたまったく主体性のない内閣はそろそろ
　　　　　　交代の潮時ではないか。

例外的のはずが？随意契約、中央省庁で横行

３月１８日（火）
　　　　　　　例外的にしか認められていないはずの随意契約が、中央省
　　　　　　　庁で野放し状態になっていることが、民主党の要請で行わ
　　　　　　　れた衆院実態調査で明らかになった。
　　　　　　　無駄遣いや不正の温床とされる随意契約が、やはり問題の
　　　　　　　多い省庁が目立った。
　　　　　　　随意契約の金額は、防衛省、国土交通省、厚生労働省の順
　　　　　　　で、国民の批判の多かった省庁が予想通りワーストスリー
　　　　　　　を閉めている。
　　　　　　　福田首相が、昨年１０月全省庁に随意契約の見直しを支持
　　　　　　　しているが口先だけでは駄目である。

やりたい放題？道路会計でタクシー代

３月１７日（月）
　　　　　　まさにやりたい放題。
　　　　　　国土交通省の出先機関である地方整備局で、道路特定財源を
　　　　　　原資とする道路整備特別会計から、道路部局関係職員のタク
　　　　　　シー代チケット代金として２００２年から５年間で総額２３
　　　　　　億７８００万円が支払われていたことが明らかになった。
　　　　　　不透明な道路特別会計の中からこんな無駄な支出がまたもや
　　　　　　明らかになったわけで、もはや一般財源化を拒否する理由は
　　　　　　まったくないといわざるを得ない。