密約だけはやめて？自民、民主党首会談

１０月３１日（水）
　　　　　　　福田首相と小沢代表の党首会談が行われた。
　　　　　　　密室会談との批判もある。
　　　　　　　いずれにしても、会談の内容は分からない。
　　　　　　　過去の歴史でも、あの時はこんな約束がされていたなど、
　　　　　　　政治家の言動には後でとんでもないことが発覚することが
　　　　　　　良くある。そして、それは不問に付されてしまうのがお定
　　　　　　　まりのコースである。
　　　　　　　国会の場で堂々と議論すると言うのが、かねてからの小沢
　　　　　　　代表の持論であったが、今回は福田首相の呼びかけに応じ
　　　　　　　た。それだけに周囲は疑心暗鬼、さまざまな憶測を呼んで
　　　　　　　いる。願わくは密約だけはしないで欲しい。
　　　　　　　両者とも、会談の内容は国民の前に明らかにし、疑惑をも
　　　　　　　たれないように配慮すべきだろう。

限りなく黒に近い？証人喚問、守屋氏

１０月３０日（火）
　　　　　　　２９日開かれた、衆院テロ防止特別委員会の守屋前防衛事
　　　　　　　務次官の証人喚問を見た。
　　　　　　　ほとんど毎週のようにゴルフに出かけていたらしい。
　　　　　　　その数の多さにも驚いたが、それだけの接待を受けながら
　　　　　　　便宜供与は完全に否定された。
　　　　　　　企業が、何の見返りもなく接待に力を入れる理由が有るわ
　　　　　　　けがない。
　　　　　　　現に、山田洋行は年間２００億円にも上る受注をしている
　　　　　　　ではないか。これが接待と無関係だと言っても誰も信じま
　　　　　　　い。この過剰な接待と、受注がはっきりしなかった。
　　　　　　　これで済まされてはたまらない。
　　　　　　　受注した側の証人喚問もして、白黒はっきりさせるべきだ
　　　　　　　ろう。最終的には司直の手が入らなければ国民は納得しな
　　　　　　　いだろう。限りなく黒に近い印象であった。

何を信じればよい？相次ぐ食品の偽装

１０月２９日（月）
　　　　　　　今年１月、期限切れ材料を使った商品の出荷が発覚した不
　　　　　　　二家をきっかけに、豚肉を混ぜた牛肉ミンチのミートホー
　　　　　　　プ、賞味期限改ざんの「白い恋人」石屋製菓、赤福餅の赤
　　　　　　　福、比内地鶏の比内鶏、と食品に関する偽装事件が相次い
　　　　　　　でいる。大小あわせてこの種の偽装事件は前記５社以外に
　　　　　　　たくさんある。
　　　　　　　消費者は何を信じればよいのだろう。
　　　　　　　業者の良心とモラルを信じる以外すべのない消費者をこれ
　　　　　　　以上裏切らないで欲しい。
　　　　　　　この種の事件の続発は、たるんだ社会の象徴であろう。
　　　　　　　政情不安や、健全な社会に対する諦観が根底にないだろう
　　　　　　　か。一業者のモラルの低下だけが原因とも思えない。
　　　　　　　人間社会の、秩序や道徳観を見直す必要があるのでは。

もう間違いを認めるのか？中教審「ゆとり」を反省

１０月２８日（日）
　　　　　　　当時周りからの懸念の声を無視して作られた、１９９６年
　　　　　　　の学習指導要領「ゆとり教育」が果たせるかな行き詰まっ
　　　　　　　た。中教審は「授業を減らしすぎた」と異例の反省点を列
　　　　　　　挙し、自己反省を認めた。
　　　　　　　今後「脱ゆとり」の方針のもとに来年度の新学習要領の策
　　　　　　　定を急ぐ構えだ。
　　　　　　　一般的には「誤りを正すを憚ることなかれ」だが、事は国
　　　　　　　家の教育にかかわる問題だ。
　　　　　　　方針はそうちょいちょい変えられては困る。
　　　　　　　「国家百年の大計」と言われる、教育の方針が、時の政権
　　　　　　　が変わったり、中教審のメンバーが代わるたびふらふらし
　　　　　　　ては絶対困る。だからこそ思いつきや勢いで決められては
　　　　　　　いけないのだ。国民の大多数は現行の学習指導要領による
　　　　　　　「ゆとり教育」を疑問視しているので、今回は見直しすべ
　　　　　　　きだと思うが、こんな重要な問題は現場の声や国民の声に
　　　　　　　十分耳を傾けなければならないことを反省して、ことに当
　　　　　　　たって欲しい。

民意を反映した判断を？何でも反対しては支持を失う

１０月２７日（土）
　　　　　　　　同意人事をめっぐって、与野党の攻防が続いている。
　　　　　　　　西岡武夫参院議院運営委員長（民主党）が事前報道を理
　　　　　　　　由に、本会議の議題にしないと表明したことを受け与野
　　　　　　　　党は厳しく対立、決着は週明けに持ち越された。
　　　　　　　　国会の同意人事は、一派一からげに反対したり賛成した
　　　　　　　　りするのはおかしくないか。
　　　　　　　　こんなことで、野党に理解や期待をよせる民意を失って
　　　　　　　　はならない。
　　　　　　　　国民が理解を示す問題にのみ、徹底抗戦は通用するので
　　　　　　　　あって、その辺の押し方引き方を間違えないでもらいた
　　　　　　　　い。
　　　　　　　　いつものパターンで、窮地に陥った与党を生き返らせる
　　　　　　　　ような行動パターンで国民を失望させないよう、しっか
　　　　　　　　り対応して欲しい。

マスコミと世論の勝利？岩手の年金センター、発注先会社解散へ

１０月２６日（金）
　　　　　　　先日このブログで取り上げた、社会保険庁が建設した「国民
　　　　　　　年金健康保養センターはなまき」が、社会保険庁ＯＢのの作
　　　　　　　った会社と随意契約で業務委託していた問題で、読売新聞の
　　　　　　　報道と世論の力で、不透明な取引を解消するとして、会社の
　　　　　　　解散を決定した。
　　　　　　　まさに、報道機関とそれで触発された世論の勝利だろう。
　　　　　　　「こんなことあっていいの」という簡単な疑問を取り上げた
　　　　　　　マスコミに拍手を送りたい。
　　　　　　　マスコミが取り上げなければ、国民は知るすべがないのだか
　　　　　　　ら、これからも社会正義の立場から、あってはならないこと
　　　　　　　はどんどん国民に知らせて欲しい。

推測できた結果？全国学力テストの７０億円超に疑問

１０月２５日（木）
　　　　　　　文部科学省が、鳴り物入りで実施した「全国学力テスト」
　　　　　　　の結果が発表された。
　　　　　　　結果の分析はいろいろ報じられていたが、正直やる前に推
　　　　　　　測された域を超えたものではなかった。
　　　　　　　意外な結果とはいえないだろう。
　　　　　　　基本は出来るけれど、応用記述は苦手など、やらなくても
　　　　　　　わかりきっていたことだ。
　　　　　　　結果を今後の指導に生かすとの事だが、やらないよりやっ
　　　　　　　た方がいいだろうが、かかった費用を考えた時、７０億円
　　　　　　　を超えたと聞いて、果たしてそれだけの費用をかける価値
　　　　　　　があったかというと大いに疑問である。
　　　　　　　金の使い方にもっと工夫と慎重さが必要ではなかろうか。
　　　　　　　７０億円と言う金はもっと有効な使い道があるのではなか
　　　　　　　ろうか。

年金一元化を急げ？元公務員年金二重受給

１０月２４日（水）
　　　　　　　元公務員が年金二重受給の記事を見た。
　　　　　　　国家公務員の年金優遇振りに改めて驚くと共に怒りを禁じ
　　　　　　　えない。
　　　　　　　年金問題は、１００年安心年金を公約したのにいまやずた
　　　　　　　ずたである。
　　　　　　　耳障りのいいことばかり叫んで、一向に改善されていない
　　　　　　　ではないか。
　　　　　　　そもそも、一元化論が出されたと思うと、いつの間にか立
　　　　　　　ち消えになり、不公平感はどんどん増幅されていいる。
　　　　　　　国会議員の議員年金からして不公平の最たるものであるに
　　　　　　　も拘わらずいつの間にか温存され、話題にもならない。
　　　　　　　一方、国民年金の改革もぜんぜん進行せず、介護保険料な
　　　　　　　ど天引きされ、庶民との格差はますます広がる一方ではな
　　　　　　　いか。年金制度そのものの論議を深めて、格差是正を急ぐ
　　　　　　　べきではないか。

とんでもない事件だ？薬害肝炎、患者に告知せず

１０月２３日（火）
　　　　　　　薬害肝炎患者に、患者の実名を把握しながら告知しなかっ
　　　　　　　た製薬会社や厚労省の責任はとてつもなく大きい。
　　　　　　　かつてのエイズのときとよく似た構図だ。
　　　　　　　Ｃ型肝炎ウイルスの感染を放っておくと肝硬変や肝臓がん
　　　　　　　を引き起こすと言うのに、厚生労働省は何もしなかったの
　　　　　　　だ。こんな人命軽視の行政を平気でやっていたとは、とん
　　　　　　　でもない事件だと言わざるを得ない。
　　　　　　　しかも、なかったとされる薬害の資料が今頃になって見つ
　　　　　　　かったとは。
　　　　　　　薬害エイズの時も、旧厚生省はたくさんのフアイルを隠し
　　　　　　　ていた。自分の責任を免れるために多くの患者を犠牲にし
　　　　　　　てはばからない隠蔽体質。
　　　　　　　こんな役所に人命を守ってもらわねばならない国民はたま
　　　　　　　ったものでない。厚労省は猛省をし、生まれ変わってもら
　　　　　　　わなければならない。
　　　　　　　今も訴訟は行われている。救済を急いでもらいたい。

慌てることない？憲法改正論議

１０月２２日（月）
　　　　　　　読売新聞の社説に「いつまで宙に浮かせておくのか」と、
　　　　　　　あったが憲法調査会のことだ。
　　　　　　　憲法調査会は、５月に強行採決された国民投票法案に基好
　　　　　　　ずき８月上旬に設置されたものだが、委員も会長もいない
　　　　　　　状態が続き今日に至っている。
　　　　　　　私は、憲法論議を急ぐ必要はないと思う。
　　　　　　　憲法を変えて何かをしたい人たちの焦りが有るのだろうが
　　　　　　　わが国は、この憲法を守って戦後６０年もの間、平和を維
　　　　　　　持してきた。特に急いで変える必要もないし、変える事に
　　　　　　　より、昔歩んだ道に近ずく事を恐れる。
　　　　　　　慌てず、国民の要求があるのを待てばよい。

疑惑追求には応ずべき？守屋前防衛次官の防衛商社との不適切な関係

１０月２１日（日）
　　　　　　　守屋武昌前防衛次官が、防衛商社と不適切な関係にあった
　　　　　　　とする疑惑に対し、防衛省は真正面から取り組み、積極的
　　　　　　　に疑惑解明にあたるべきだ。
　　　　　　　野党の、国会喚問要求は当然だし、当の本人もやましくな
　　　　　　　いなら、進んで身の潔白を申し開きするべきだ。
　　　　　　　倫理規定に違反した事実が明らかならば、時の防衛省トッ
　　　　　　　プも責任の一端は果たさなければならない。
　　　　　　　おりしも、テロ特措法の論議が活発な中、無関係だとして
　　　　　　　この問題を置き去りにすることは許されない。
　　　　　　　同時進行でも、必ずこの問題に決着をつけることが政府に
　　　　　　　は求められている。

身勝手な解釈？給油転用問題

１０月２０日（土）
　　　　　　　給油転用問題。客観的に見て限りなく黒に近い。
　　　　　　　米政府の声明を受け、政府は自分たちに都合の良い解釈で
　　　　　　　転用はなかったと言い張る。
　　　　　　　米政府が「転用はなかった」と否定の声明を発したことで
　　　　　　　転用はなかったと結論ずけて良いのだろうか。
　　　　　　　米政府は「全量使途追跡は困難」とも言っている。
　　　　　　　これをもって、転用はなかったとするにはあまりに無理が
　　　　　　　ある。身勝手な解釈としか言いようがない。
　　　　　　　防衛省をめぐっては、新たな火種が続出している。
　　　　　　　守屋前次官が、防衛商社とゴルフ・飲食などの接待を受け
　　　　　　　ていたことが明るみにでた。
　　　　　　　また、４米兵による集団女性暴行も明らかになった。
　　　　　　　これらを放っておいて、テロ特措法にばかり急いだ対処を
　　　　　　　するのはおかしい。日米関係の有り方を検討する事も必要
　　　　　　　な時期ではないか。

政党の思惑でなく？国民に見える形で議論を

１０月１９日（金）
　　　　　　　政治資金規正法問題も、テロ特措法問題も、年金問題も、
　　　　　　　消費税問題も、政党の思惑で議論されていて、本質が国民
　　　　　　　には分かりにくすぎる。
　　　　　　　各党の思惑はさておき、それぞれの主張がどうなのか、食
　　　　　　　い違いはどこなのか。
　　　　　　　国民が主権者なのだから、国民に分かりやすく見えるとこ
　　　　　　　ろで議論をして欲しい。
　　　　　　　そして、それに対し国民の考えはどうなのか、国民の意見
　　　　　　　を尊重した結論を出して欲しい。
　　　　　　　いつもかみ合わない議論ばかりで、結論だけは国民の意見
　　　　　　　を無視した者に落ち着いては、国民はストレスや苛立ちば
　　　　　　　かりたまってしまう。
　　　　　　　政治家の思惑より、国民の意見の方が大切だと言うことを
　　　　　　　しっかり認識してやって欲しい。

無駄はないのか？政府の主張、財源不足

１０月１８日（木）
　　　　　　　１７日開かれた政府の経済財政諮問会議で、内閣府の試算
　　　　　　　によると社会保障費が２０２５年には、最大２９兆円不足
　　　　　　　するという。
　　　　　　　更にこれをすべて消費税で賄うと、税率は８～１７％程度
　　　　　　　になるのだそうだ。
　　　　　　　消費税率引き上げのための地ならしをしているようにしか
　　　　　　　見えない。
　　　　　　　歳出削減の具体的な数字は全然見えてこない。
　　　　　　　無駄がどれだけあって、どう対応するかも全然明らかにさ
　　　　　　　れていない。
　　　　　　　無駄を省くことにもっと真剣に取り組んで欲しい。
　　　　　　　消費税の税率アップの話は、まずきっちり歳出削減の実を
　　　　　　　上げ、あらゆる無駄を省いてからの話である。
　　　　　　　財源がないのに、たくさんの国会議員を抱え、高額の支出
　　　　　　　をするのはおかしい。

無駄あり？「美しい国ずくり」会議費二回で４９００万円

１０月１７日（水）
　　　　　　　　新聞の端に小さな記事。
　　　　　　　　安倍前首相が力を入れた「美しい国ずくり」有識者らに
　　　　　　　　よる企画会議の運営費用が２回で４９００万円もかかっ
　　　　　　　　ていたことが、喜納昌吉参院議員の質問主意書への答弁
　　　　　　　　で明らかになった。
　　　　　　　　この会議はすでに９月で廃止されている。
　　　　　　　　ちなみに構成メンバーは２４名だと言う。
　　　　　　　　詳細は不明だが、こんな無駄遣いがあるのか。
　　　　　　　　歳出削減、無駄遣いの徹底チエック、など口で言うだけ
　　　　　　　　で、文句なしの無駄使いではないか？
　　　　　　　　軽々しく増税を口にするな。
　　　　　　　　議会を挙げて、無駄遣いの徹底チエックを要求する。