大学の文化人類学の講義で必読書だった「菊と刀」を真似た邦題(著者は初め拒否したようだけれど)と、
ぷんぴーが大好きな「ポケモン」が真面目に語られていそうなところに惹かれて読んでみました
日本のポップカルチャーの歴史、それぞれが誕生した時代や社会的背景、
なぜこれほどまで世界で広く受け入れられるようになったのか、
アメリカで受け入れられるまでにはどんな問題や反応があったのかなど、
しっかりまじめに書かれた本。
取り上げられているのは
ゴジラ、アトム、パワーレンジャー(戦隊もの)、セーラームーン、たまごっち、そしてポケモン。
なるほどねーと思うところはもちろん、
それはちょっとこじつけなんじゃ?
と思うところもあり、
今まで何も考えずにアニメやおもちゃを受け入れていた私にとってはちょっとおもしろかった
邦題に出てくるポケモンはやっぱり一番の影響力があるようで、
資本主義とからめて論じられていたり、
クロスメディア性、マーケティング手法が注目されていたり。
考えてみると、ポケモンってほんとにいろんな遊びの要素が含まれていて、
広い年代で受け入れられているのも納得。
よくあるRPGのようにただゴールに向かって冒険するのではなく
何かをゲット(ポケモン)してそれを自分で育てるというのは他とちょっと違う。
めずらしいポケモンをゲット!だとか、○○の技を覚えさせる!とか、
コレクションだの育成だのの要素があると確かにハマる。
通信機能で友達とバトルしたりポケモンの交換をしたりっていうのも、
昔やった「おりがみ交換」とか「切手交換」なんかとも似ているような。
個人でやるゲームだけど、コミュニケーション手段にもなる。
それも製作者の一つの狙いでもあるらしい。
そしてポケモンカードゲームは、
昔流行った野球カード?のようにコレクション性があってハマる。
ゲームの後にできたアニメは、
ゲームがまだできない幼児を取り込むのに最適。
ただのゲームとは違って、
ストーリー性を持たせることでより入りこみやすくなるし、
アニメの方がキャラクターの認知度もあがって
パンだの日用品だののグッズ販売にもつながりやすそう
ぷんぴーもしっかりはまり込んでていつまで続くことやら。。。
今日から新作映画も公開。
セブンイレブンのスタンプラリーも開始。
来月は
JRのスタンプラリーも開始(今年はちょっと規模が小さいらしい)
今年もポケモンの夏が始まる
そういえば、最近ちゃまめくんが発見したポケモン絡みのHP
『ポケモンPCチャレンジ』
学校用の教材らしいけど、
体験版だけなら個人でも遊べます