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ひよこまめのまぁるいきもち

日々のくらしをつらつらと・・・

最近読んだ本☆

2010-01-22 06:32:20 | 
■世界商品と子供の奴隷~多国籍企業と児童強制労働/下山 晃


とても衝撃的な本でした。

目次の一部を紹介すると、
・おいしいものと子供の奴隷
・べんりなものと子供の奴隷
・たのしいものと子供の奴隷
・いまわしいものと子供の奴隷
・セレブなものと子供の奴隷

チョコレート、コーヒー、砂糖、ハンバーガー、携帯、サッカーボール、
ディズニーランド、ダイヤモンド、香水。。。

どれも自分の身の回りに普通にあって、
なくなると困るものばかり。
「いまわしいもの」というのは、
戦争や臓器売買、ポルノ産業のこと。

先進国の便利で快適な暮らしは、
途上国の搾取されている人々を土台として成り立っている。
正直、漠然とはわかっていたことであっても
こうして改めて読んでみるととても衝撃を受けました

「奴隷制」といえばアメリカの南北戦争を思い出すけれど、
それは過去の話ではなく現代でも起こっているという事実。
それが一部の企業や国の利益のために公然と行われ、
世界経済の一部として成り立ってしまっているから
状況は現代の方がむしろ悪化しているのかもしれない。

スターバックスで「フェアトレード商品を扱っています」と書いてあるのは、
あくまでも企業広告の一部であり、
そうでない商品ももちろん多く含まれているということ。
ディズニーのキャラクター商品やマクドナルドのおまけは、
途上国の子供たちの汗と涙からできているということ。
甘くておいしいチョコレートは、
「チョコレート」というものさえ知らない
カカオ農園の子供たちの労働からできているということ。

物事にはいろいろな見方があり、
この本の内容が全て正しいとはいえないのかもしれないけれど、
それでもこれは事実なんだと思う。

だからといってスタバや携帯の利用をやめられるかといえば、
正直言って今後も利用し続けると思う。
ただ、スタバを利用するたびに思い出すだろうし、
子供がハッピーセットのおもちゃを喜ぶ顔を複雑に思ってしまうかもしれない。

本書にも引用されていたマザーテレサの言葉。
「世界には2つの貧しい国がある。
 1つは物質的に貧しいインド。
 そして、世界には貧しい国があるということに無関心な精神的に貧しい国、日本」

たくさんの人に読んでみて欲しい本です。

■イイこと生活12ヶ月/藤原 千尋


上記の本を読んだからというわけではないのですが。。。
たまたま一緒に借りていた本。
副題は「フツーに楽しむ社会貢献イロイロ」
このゆる~い感じがいいなぁと思って

春夏秋冬にわけて、イイこと=「社会をよくするための入口」が紹介されています

なんとなく、やってみたいな。と興味を持ったこと(と関連しそうなURL)

・「雨水」を活用する
 NPO法人「雨水市民の会」

日本赤十字社で救急法を学ぶ
 
・「ウォーキング」で遺児支援
 あしながPウォーク10

・翻訳シールを貼った絵本を途上国へ贈る
 社団法人シャンティ国際ボランティア会 「絵本を届ける運動」

・食べ物を「おすそわけ」する
 セカンドハーベストジャパン

それ以外にも「キャンドルナイト」や「フェアトレード商品の購入」
「ベルマークを集める」などなど。
気軽に参加できそうなことが沢山紹介されています