羊の歌

見たこと。聞いたこと。考えたこと。
感じたこと。・・・思いのままの手記

彼岸の塔婆

2011年09月24日 08時03分04秒 | 地域

 私の地域では、彼岸になると「御塔婆」を上げる。先祖の墓に手向けるのだ。わが家では、義父が、最後に亡くなった義父の祖母の50回忌が終わったので、妻も含めて、故人を知らない人ばかりなので、墓守は、最低限のことをすれば良い。と、日頃から言っており、自身でも、50回忌以降、「御塔婆」は上げていない。

 

ところが、彼岸になったので、先祖の墓参りに行ったら、5本もの「御塔婆」が上げられていた。不思議に思っていたところ、近所の家で上げたものを、寺が間違えて、私の家の墓に上げてしまったものであることが判明した。その近所の家は、お年寄り夫婦が二人で住んでいたが、先ごろ二人とも亡くなって、長男は、東京に住んでおり、普段は空き家になっている。その長男が、彼岸になる前に、電話で、「御塔婆を上げて欲しい」と寺に依頼したとのことで、寺が、墓の場所を間違えてしまったようだ。彼岸に墓参りに来た長男が、わざわざ、わが家に来て、「申し訳ない」と、誤りに来た。寺が、墓の場所を間違えたのだし、寺が塔婆を上げてくれた人に謝るべきものなのに、長男がわざわざ誤りに来たのは、恐縮してしまう。

寺が、檀家に墓の場所を知らなかったということになるが、そんなことがあるのだろうか。檀家の墓の場所がどこにあるのかくらいのデータは、きちんと整理しておくべきものだ。ただ、塔婆を売る(あげてもらう)ことだけに終始して、檀家の墓の位置も知らないようでは、寺の風上にも置けない。

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