今日消防の出初式があった。今年に入って、やたらと火事が多い。ニュースが少ないのかは分からないが、火事のニュースが毎日のように報道されている。私の住む地域でも昨年住宅が全焼する火事があり、一人で住んでいたお年寄りが亡くなった。その焼跡は、今もなおそのままになっている。近所の住民は、風が吹けば柱が倒れ、二次被害を心配している。焼死したお年寄りの相続人は姉など三人いるようだが、三人とも相続放棄を申請しており、焼け跡を片付けようともしない。行政は、法律上手を出しようがないとかで、相続放棄が確定し、跡地が国有財産になった時初めて、行政の手で片づけることができるのだと言う。それまでは、近所の人たちに心配が消えることはない。焼け跡は狭い路地沿いにあり、家を建てることが建築基準法上不可能とのこと。仮に売却するにしても買い手がつかないだろうと言われている。だから三人の相続人も片づける費用など考えて、相続放棄することにしたのであろう。
とにかく今年に入って、火事が多い。風が強く乾燥した日が多い、冬場には、火事が起こりやすいのだが、「火の用心」が肝心である。