羊の歌

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阿久根市長選挙で思うこと

2011年01月18日 15時49分52秒 | 地域
 鹿児島県阿久根市の市長選挙が、この日曜日に行われ、新人の西平良将氏が、竹原前市長を850票余り上回って破り、初当選した。鹿児島県阿久根市と言えば、竹原前市長のあまりに独善的な市政運営によって、リコールされ、出直し市長選挙が行われた街である。竹原前市長は、議会も開かず、「専決処分」を繰り返して、副市長の選任まで、「専決処分」するありさまだった。竹原前市長は、市の改革を訴え、当選したものだが、その手法は、あまりにも独善的だった。そもそも、地方の政治は、市民から選ばれた市長と、同じ市民から選ばれた議員(議会)とが、車の両輪となって、お互いに話し合いながら、市民のための政治を行うことである。市長と議会との間に意見の相違があるときには、お互いにしっかりと議論することが大切である。にもかかわらず、前市長は、議会を開催せず、一方的に「専決処分」を繰り返し、地方政治を総括する総務省から、「違法性」まで指摘されていた。市政が混乱して、一番困るのは、ほかならぬ市民である。仮に、竹原氏がやろうとしていたことが、行政改革など必要なことであったとしても、議会も開かず、勝手に推し進めることは決して許されることではない。今回の選挙の結果をみると、今なお、竹原氏を支持する者も、半数近くいることが示された。新市長は、「当選の弁」の中で、「選挙が終わったので、ノーサイド」だと言っていた。3年余り続いた市政の混乱を収拾して、一にも早い「正常な」市政を取り戻して欲しい。国をはじめ、政治を取り仕切る者たちの、「ふがいなさ」が目立つ今日、日本社会が、まともに発展していくように心から望みたい。
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