建築士だからわかる〇〇教えます

暮らしにあった家づくり?お家に合わせて暮らす生活?


画像は猫画像ドット猫ブログさんの画像です。


私はお家の設計をする際にいまの暮らしのなかでどのくらい収納に使用しているか?どのように収納されているか、ヒアリングや実際にお家を見せていただいたりします。
もちろん引っ越しを機に断捨離などで『好きなものだけに囲まれて暮らす』ご提案をさせていただきます。
身のまわりにご自身の好きなものだけに囲まれた生活は心がとても楽しくなります。

収納といえば押入れや本棚はわかりやすいですね。
布団の組数、お客様用の布団も必要なのか、その他、洋服の量やしまい方、ハンガーで掛けるのか、タンスにしまうのか、そして本などの量はどのくらいあるのか?どのくらいの本棚が必要なのか?
私は以前、学者さんのお家の設計をさせていただいた経験がありますが、その際にはリビングの奥に書庫をつくったりもしました。

意外と忘れがちな収納に、薬やハサミやカッターなど日常使うものなどリビングにあったほうがよいものはどこに収納するか?
現在はどのようなところにどのようなものを収納しているか?また今後もその場所に必要かどうか?ということですね。

テレビ台の下に引き出しをつくり、そこに収納させる方法もあるでしょう。また別に収納場所をつくり収納させることもできます。


また洗面で使用するものをすべて洗面に収納できればよいのですが、買い置きの品であったり、洗面用具ではありますが湿度の高くなる洗面よりも階段下収納などに収納した方がよいものなどもありますね。

それらをどのように収納するか?を考えてプランを立ててご提案させていただきます。



一方、日本には『住めば都』という言葉がありますね。
そうなんです。今回の画像ですが、なぜ猫鍋??と思われたと思います。

日本人は猫鍋の猫ように鍋の形にすっぽりと納まってくつろぐこともできる柔軟性をもっていると思います。
賃貸物件や建売住宅でもそのカタチ(住宅・住処)に合わせて生活ができてしまうのです。

もう一つ私の経験で恐縮ですが、ある方はすべてのものをご自身の理想にあわせてアドレス(住所)を決めて、そのアドレス通りに収納したいというご要望があり、収納だけでなく、収納するものに合わせて棚の高さや引出などを計画したことがあります。
当初はとても喜んでいただきました。
確かに目に見えるところには生活感が感じられないとてもシンプルな空間になりました。

しかしそれから十数年。お子さんも大きくなり、生活様式もかわったこともあり、建築当初の収納が機能しなくなったとのご連絡をいただいたことがあります。
いまでは臨機応変にアドレス以外のものも収納したりして楽しく生活されているご様子でした。

今回は相反するお話しを書きました。
私はある程度の収納はきちんと考えて計画することをおススメしますが、生活様式はかわる、また考え方も変わるという視点と住めば都という視点もとても大切と思っております。
家も成長していくのです。ですのである程度のバッファ、余裕、遊びは必要と考えております。

まずは空気がおいしく、庭の緑を楽しみ、暮らしが楽しいと思える空間づくりが大切と思っております。

前提として地震に対する安心、暑さ・寒さなどのストレスをあまり感じない(一年を通して部屋がすべて同じ温度という訳ではありません。四季を感じながら、暑さ・寒さもストレスを感じない程度の温度感が大切と思っております)、そして化学物質や電磁波に対してもストレスと感じない(考えなくてもよい、心配しなくてもよい)家づくりが大切と思っております。

ひと・すまい・くらし一級建築士事務所

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