建築士だからわかる〇〇教えます

長期優良住宅という制度と在来浴室について


長期優良住宅という制度をご存じでしょうか?

参考に国土交通省のホームページのURLを添付します。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html


国土交通省のホームページによれば、長期優良住宅とは、
「長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅のこと」
「長期優良住宅の建築および維持保全の計画を作成して所管行政庁に申請することで、基準に適合する場合には認定を受けることができます」
「新築についての認定制度は平成21年6月4日より、既存の住宅を増築・改築する場合の認定制度は平成28年4月1日より開始しています」
と説明があります。

長期優良住宅として認定されますと金利等の優遇措置が得られます。
また日本の住宅の寿命は30年程度と言われておりますが、長期優良住宅は100年と言われており、売却時に資産価値が残ると言われています。
※現状は100年持つ長期優良住宅に疑問をもつ建築士や工務店も多くおります。私も日本の気候風土を鑑み、また素材や工法等を鑑み正直疑問を持っているひとりではあります。

この制度の中で「良好な状態で使用するための措置」としまして、水回りの機能更新のために配管などが容易に交換できる措置が必要となります。

日本の在来浴槽の課題点はさまざま挙げられますが、そのメリットも私は捨てがたいと思っております。
ユニットバスでは難しい、木のぬくもりを感じられるお風呂、ゆったりリラックスできる空間。

しかし長期優良住宅として水回りの更新が容易にできないというデメリットがあります。

私は現在、とあるメーカーと共同でこの点を解消すべく、在来浴槽でも長期優良住宅の認定がとれる仕組み・納まりを考えております。

在来浴槽=長期優良住宅の認定は受けられない とあきらめずにいろいろな建築士、工務店さんのお話を聞いてみてください。

ひと・すまい・くらし一級建築士事務所

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ひと・すまい・くらし研究所

設計事務所のWebサイト

ひと・すまい・くらし研究所

 

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