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コンテンツマーケティングとは

2021-03-29 08:33:00 | ビジネス
最近は、コンテンツマーケティングと呼ばれる言葉がインターネット上で流行しています。その意味は、インターネット上に価値あるコンテンツを発信してそこから商品やサービスの購入につなげるためのツールの1つです。コンテンツとは、簡単に言えばブログやホームページの中身のことを意味しています。例えば、コンテンツが充実している方が多くの売り上げを出すことができますが、ここで言うコンテンツの充実とはそのページの内容がしっかりしていることです。例えばブログならば、ブログの内容に読み応えがある場合や丁寧に作られている場合には充実したコンテンツと言え、それが直接売り上げにつながる可能性が高いわけです。


どう確立されたかと言えば、まだ人々がインターネットでビジネスをスタートしていなかった2000年頃に確立されてきました。ただ当時は、インターネットで商売をする人は少なかったわけですが、それが2000年を境に少しずつ浸透してきました。当時ブログと呼ばれるものはほとんどなかったわけですが、そのかわりホームページが非常に多く存在しており、各会社はこのホームページを利用してインターネット上の商売を始めたわけです。1部の会社が大きな売り上げを出したことから、瞬く間に様々な企業や業種に広がっていき、2000年の早い段階で確立されました。昔のように、情報のスピードはインターネットがあることにより相当速くなっていることから、コンテンツマーケティングが広がり確立された時期も比較的早かったと言えるでしょう。

注目され始めた背景は、インターネットを使った通信販売の広がりにあります。通信販売と言えば、かつてはファックスや電話を通じてでしか販売をすることができませんでしたが、電話の場合にはつながらないことも多くかなり時間を無駄にする消費者も多かったわけです。しかしインターネットが普及してきてからは、申し込みフォームに必要事項を記入して送信することで、あっという間に申し込みが完了したわけです。一度その便利さを体験した人は、二度と電話やファックスの通信販売に戻れなくなったと言われています。各企業が、通信販売をスタートしそれだけでなく通信販売の大手サイトなども進出してきたことから、多くの人に注目されたわけです。

ただ比較的早い段階でコンテンツマーケティングが広がったのは、情報リテラシーの浸透も考えられます。1985年頃のインターネットの黎明期であれば、ほとんどの人はブラインドタッチやネット用語などを知りませんでした。しかし、本格的に日本でインターネットが使われるようになった1995年以降は、若い人を中心にコンテンツマーケティングに関する情報リテラシーが高まり、コンテンツを立ち上げることも簡単にできるようになりました。

2020年前後は、若い人から年配者までスマートフォンやパソコンを用いて各通販サイトやホームページ等にアクセスすることができており、コンテンツマーケティングにも関わりを持っていると言えます。このような時代の流れの中で、様々な現象が現れました。そのうちの1つが、ZMOTと呼ばれるものです。ZMOTとは、お店などで販売されている商品を購入する前の段階で、インターネットの通販サイト等で同じ商品を調べ、買うものを決めていると言うマーケティング理論です。なぜこのようなマーケティング理論が広まったかと言えば、お店で売っている商品だけではそのスペックがわからないからです。またそれと同時に、口コミや評判なども店頭に販売されているものを見ただけでは分かりません。しかし、同じ商品がインターネット上の通販にありそこに口コミ等があれば、それを見てから判断するでしょう。一見良さそうな商品であっても、実際に購入してみたら期待よりも価値がなかったと言う経験をしたことがある人も多いはずです。そのような経験をした人からすれば失敗を避けたいと考えており、はじめに口コミや商品の内容などを調べてからある程度購入するものを決定し、そして店舗に赴くわけです。

コンテンツマーケティングが広がる中で、新たにDECAXの法則と呼ばれる言葉が広がりました。これは、コンテンツマーケティング専用の消費行動モデルです。物販の会社も、売り上げの半分近くあるいは半分以上がインターネット通販がきっかけになっていることを考えれば、このような法則を知っておく事はとても重要です。具体的な内容としては、まずある商品を購入する場合には、類似の商品と一斉に見比べることです。同じ商品ならば、誰もが安いものを購入したいと考えるでしょう。

そして、1番安い商品を見つけた時、そのまま購入するのではなく次に口コミや評判を見ていくことです。人によっては、口コミや評判を見てから購入する店舗を決めるパターンもありますが、いずれにしても今までの消費行動とは少し異なるのが特徴です。DECAXの法則は、コンテンツマーケティングを行っている会社の担当者ならば、必ず知っておきたい情報の1つと言えるでしょう。