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【異文化交流クイズ】【4-7問題】クララの視点から見た日本人の宗教心の欠如

2021-03-17 12:00:00 | クイズ
異文化交流クイズ、フォースシーズン「14歳のアメリカ人少女の見た明治開花」シリーズ第7回は「母親の影響で熱心なクリスチャンだったクララから見た、日本人の宗教心の欠如」についてからの出題。
第5回で述べた通り、彼女の人格形成に一番影響を与えているのは、自身も日本での伝道を志す意味で、夫の来日を後押しした彼女の母アンナ。
と云うことで、クララの日記の端々に聖書からの引用がなされ、聖書の教えがクララの基本的な価値観となっています。
もっともそこはまだ来日当時はまだ十五歳だった少女のこと。厭なことがあると、神様に対して疑念をちゃっかり書き記していたりしますw。
その目は「神の教えを大半の人間が理解していない」残念な日本人のみならず、等しく外国人の、日本での不行跡にも及びます。
クララは来日一ヶ月にして、大人しい日本人を何かにつけて侮辱する外国人達を非難し、数多くの妾を囲う既婚の商人達を非難し、清貧であるべき筈の宣教師が、大部分は綺麗な家と馬車を持ち、使用人を幾人も雇うという「堕落」の罪を犯していることを見いだして次のように非難します。
『ああ、この人たちには何かが必要なのだ。役に立つもの、効き目のあるものは聖書しかない。私の魂は嫌悪の念をもって、これら外国人に背を向け、日本人の中に見いだされる純粋なものの方に惹かれていく』
もっとも、日本人の宗教心の無さは「とんでもないことだ」と当然のように考えていて、稲荷神社に出かけて諸々解説して貰ったのは良いのですが『栄光と栄誉に輝く御使よりも少し低くせられしものである人間が下級の動物を拝む、それも全ての動物の中でもっとも邪悪で有害でずる賢い動物を。私達の偉大な宗教はなんと高貴で優れたものだろう!』
もっとも狐を拝むことの「おかしさ」は、他の来日外国人の記録でも何度かみかけたことがありますので、余程「よりによって狐を拝む」というのが余程衝撃的だったのでしょう。ということは「蛇」を主神とする神社があるなんて知った日には、驚天動地どころではないかもしれません。
とりわけ初めて神社のお祭りに行ったときの日記の記述は激烈。
一人の参拝客がクララのすぐ側に立って、お辞儀をして何度も手を打ってお祈りを始めたというエピソード。要は現在でも極稀にお年寄りにはいますけれど「外国人を見ると拝んでしまう」という日本の文化的文脈に遡れば「客人神」という概念にも通じる風習ですが、当然の事ながらそんな事をクララが理解できる筈もなく、こんな風に書き記しています。
『その哀れな異教徒の着物が私の服に触れた。私は心の中で、真の神様に、こんな深い暗闇の中にいるこの人々になんとか光をもたらし給えと祈った』
さて、ここで今回のクエスチョン。クララはこの後更にヒートアップしていきこんなことを書きなぐっています。
『帰宅しても、あの人たちが生命のないものに頭を下げている光景が私の脳裏を去らなかった。(中略)。ああ、なんと悲しいことだろう、神の掟と自然の定めを破っている生命―――それも動物ほどの生命もないものを拝むなんて。木や石や金や青銅の塊を拝むくらいなら、ナイル川の―――』と、さてここでクエスチョン。
ここでクララは生命のないものを拝むくらいなら、ナイル川の『とある動物』を拝む方がマシ、だと云っていますが、さてこの動物とは一体なんでしょう? 
ヒントとしてはクララは当然知らないでしょうけれど、日本でも『ナイル川にいたその動物そのもの』ではないですが、ある意味で「それ」を祭っている所があったりします。


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