久富のニューヨーク日記 ３日目３【少しまじめな話も】

こんな倉庫街の中に…

最近、ＮＹで一番旬な街といえば、このへんのようです。
業界関係者やファッション、食、に高感度な人達が、多く
集まっています。流行っているクラブやレストランは、常に
満員。夕方まえに来たのに、すでに待ちの列ができてる
レストランがいくつもあります。
チェルシー？ゲイが多く住んでる街だろ？なんて思ってる
人もまだまだ多いようすでが。

ここで驚くのは、少し奥に入れば、こんな倉庫街なんです。
でも一昔前の芝浦とは違います。ここも先はわからないし、
流行り廃りや地域での勝ち負けはあるだろうけれど、
それぞれのお店に、力というか、実力があるような気がします。
個店レベルで集客できるという。
最近の日本だと、ファンドマネーやマスコミ先行で、商業ビル、
や人気スポットが作られている気がします。それに、ありすぎる。
六本木ヒルズには高いテナント料が払えなくなってきている店が
あり、なかに３店舗を出していたある外食企業は、会社自体が
傾きました。Ｍ不動産の手がけた銀座の交詢ビルもそうです。

アメリカ人はシビアだと思います。情報は沢山あります。日本以上に
ウソも本当もごちゃごちゃと。だからシビアに見るのだと。
ちなみに、平均的な味覚は絶対日本人の方が上だと思いますが。
マンハッタンは狭い地域です。口コミの情報がより重要になっている
と私は感じました。

日本のシャッター商店街のようにゴースト化しているところも
多々見かけます。でも、そこに新たなコミュニティーを形成し
新たにその地に、付加価値をつけてゆく。そんな力があると
感じざるを得ません。