ある日悩み事から逃避するために海に釣りにでかけた僕は
嵐にあい海に投げ出されて気を失った.
伊坂さんらしく仙台がでてきたのはここまでで
次に僕が気付いたら見知らぬ場所に横たわって縛り付けられており
胸の上に乗っている猫の不思議な話を聞くことになった.
見知らぬ国の不思議な話が少しずつ語られ
そして全ての不思議が氷解した先に残ったのは
僕が抱えていた悩みと猫と鼠の関係だけだった.
伊坂さんが先人の名作の幾つかに敬意を払いつつ
この作品をつづったように感じる描き下ろし長編.
是非お楽しみ下さい.
夜の国のクーパー
伊坂幸太郎
東京創元社
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