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本・旅行・映画・・・感動情報発信

お薦めの本や、旅行・映画等楽しかった事などなど情報発信していきます。

有栖川有栖氏、折原一氏~初めて読んだ

2005-06-21 23:51:32 | 
推理小説が好きだと言いながら、結構読んでないんです・・・。
西村京太郎、宮部みゆき、東野圭吾、桐野夏生ぐらいかなー?

このブログを開設してから、教えて貰って読んだのが、
乃南アサ、有栖川有栖、折原一。
それぞれ面白かったです。
特にタイトルに書いた、両氏は折り紙つきの推理小説家ですねー。
というより、「叙述トリック」と言ったら良いのでしょうか。
このトリック物は昔西村京太郎氏を読んだ時、さんざんはまりまくった
覚えがあります。
あまり好きでもない、海外のミステリーも読んで、クリスティの作風は
どうなんだ?とか色々楽しんでました。

両氏の作品を読んだ時、久々にその思いが湧き出てきました。
暫く楽しませて貰います。

しかし、そう考えると、有名な作家さんでも読んでない方が沢山いるなーって
思います。一気に全て読めたら嬉しいのですが・・・。
なかなか読めないのが今の辛いところです。

あ、ちなみに、読んだ本は有栖川氏「マジックミラー」と折原氏「灰色の仮面」です。

塩狩峠/三浦綾子

2005-06-05 11:24:05 | 
昭和48年(1973年)の作品。
この本はクリスチャンの知人から「とても良い本だから」
と頂き、最初はキリスト教関係の本かと懸念しながらも
結局一気に読んだ本である。
私にとっては、有吉佐和子氏の「忘れられた島」と優劣つけ難い感動の1冊となっている。

【あらすじ】
明治の物語。東京で生まれた永野信夫が、父と祖母に育てられ、
人として大切な事を教えられ、青年になるまでの過程で得る親友から、
「約束」の大切さを知り、北海道で鉄道職員となる。
親友の病気の妹の事、母との出会い、それらをへて信夫の心には何が
大切かをしっかりと掴み、その日がやって来る・・・。
皮肉にも親友の妹との幸せを掴む、まさにその瞬間彼のとった行動とは。
悲しみの中に、感動を残す考えさせられる作品。

【感想】
少しキリスト色が強い物語なので、宗教の美化に抵抗がある人が
おられるかもしれないが、無宗教な私でも素直に感動出来たので、
ぜひ読んで貰いたい。
時代も古いので、今時とは合わない話でもあるが、宗教を意識せず
人として素直に大切な物事とは何かを、考える事が出来る1冊だと思う。

■人生、お奨め度★★★★★

重松清ってどんな作家さん?

2005-05-25 00:37:26 | 
軽めの小説「作家小説」を読んだ後、もう1冊借りていた
重松清さんの「エイジ」を読んでいる。
最近読んだ本と全然違うストーリーだが、結構楽しい。
学園もの(中学)の結構ありふれたストーリーなのに、
なぜか引き込まれる。
この作家さんってどんな作風の人なんだろう?
たしかまだ若い方に入るはず??
青春ものを書く人なのでしょうか?

ちょっと気に入りました。

柔らかな頬/桐野夏生

2005-05-06 13:15:59 | 
桐野夏生は最初に「顔に降りかかる雨」を読んで、私好みのミステリを書く人だと勝手に決めてた。
その後、「玉蘭」を読み「ん?難しい・・・」と思い、代表作の一つ「OUT」を読んで、「なかなか面白い。けど結構難しいなあ」と私の中で桐野さんの作風イメージはだいぶ変わった。
私は素人の読書家なので、作品をどうのこうのと語れないが、私の中で
どうしても克服したい作家さんになってしまった。
要は、何を言いたくて、何を隠しているのか、というのがよく掴めない
まま完読しているのが、私の桐野作品となってしまっている。
で、またまたその中の1冊となってしまったのが「柔らかな頬」。
久々に、ミステリだな!とこれも勝手に決め込んで読んでいたら、
あれ?終わってしまった・・・。という感じで読み終えてしまった。

前置きが長くなってしまったが、それだけ私の中で不完全燃焼であり、
何度か読むと多分捉え方が変わりそう(理解できそう?)な作家さん
であり、作品である、とまたまた決めてかかっている。

【あらすじ】
田舎が嫌で、何かを求めて東京に逃げてきた主人公カスミ。
結婚し子供も出来るが「何か違う」と思った事から、仕事関係の男性と
不倫に陥る。ヒートアップした二人のとった行動が、結果的にカスミの
長女の行方不明を招いてしまう。
はたして、長女は見つかるのか?その後の不倫の関係はどうなるのか?
そして、最後は幸せを掴む事が出来るのか・・・?
【感想】
前置きで感想めいた事を書いてしまったが、読み終えた感想としては、
私は不完全燃焼である。この作品は、ミステリっぽいが、最終的に犯人と
トリックを楽しみに読み進めると(私がそうだった!)ん?ってな事
になってしまう。決してつまらない訳ではないが、どちらかと言うと
結果より過程重視で、主人公や周りの人がどう思い、どうなっていく
のか?を読者に訴え、考えさせる小説であると思った。
その手の小説は私はあまり好まないのだが、どうも桐野作品は例外だ。
少しでも判るまで何度か読んでみようと思う。

■ミステリ、お奨め度★★★☆☆

娘の中の娘/源氏鶏太

2005-04-29 14:16:42 | 
源氏鶏太は1950年頃最も活躍していた作家さんです。
サラリーマンやOLを主人公とした、ユーモア・恋愛小説を
多く執筆されています。
一時、私は漫画を読むように読み漁っていました。
今は絶版も多いようですが、見つけたら読んでみて下さい。

【あらすじ】
主人公、西方桂子は高校を卒業した二十歳の娘。
生活的には働く必要はなかったのだが、
自分の為に意を決してお勤めにいく。
会社の中での友人の恋愛を取りまとめ、行方不明の姉を探し、
自分の恋愛も掴んでいく姿をユーモアチックに描いていく。
【感想】
読みやすい小説を多く書かれており、この娘の中の娘も、読み終わると
スカッとする感じが良いです。
今時これほどまでに、まっすぐな小説も無いかなー?

■ユーモア・恋愛、お奨め度★★★☆☆

空中ブランコ/奥田英朗

2005-04-29 13:48:58 | 
表紙デザインが気にいったのと、直木賞作品だという事で
古本屋で見つけて即買いました。

【あらすじ】
5つの短編があり、登場人物は今や有名(?)な精神科医、伊良部。
なんなんだ!このおやじは・・・。ってな感じで、これはもう読んで
貰うしかない。
【感想】
爆笑と聞いていたが、ホント笑えた。
もう娯楽の極めで、一瞬にして読んでしまいました。
ちょっと狂気で、エロティックな看護婦とのペアも最高です。
でも、結末はなぜか感動的に問題は解決している。
なんなんだ!このおやじは。

■ユーモア、お奨め度★★★★☆

私は忘れない/有吉佐和子

2005-04-29 08:11:09 | 
有吉佐和子ファンも結構おられる事が今回調べて判りました。
私はファンという程読んでない(とゆーか、この本1冊しか読んでない)
のですが、何度も読み返しては毎度、はまり込んでる本です。
他の本も読んでみよっと。

【あらすじ】
女優志望の若い女性(門万里子)が、1つのチャンスを逃し絶望し、
東京を離れ一人離島へ向かう。そこは黒島。
離島での体験は、言葉では言い尽くせない程、万里子を成長させる。
そしていつしか東京へ戻るが・・・。
【感想】
読みやすく単純なストーリーですが、私は何度読んでも感動出来ます。
自分も頑張らないと!と思える本です。
ぜひ一度読んでみて下さい。

■人生、お奨め度★★★★★

手紙/東野圭吾

2005-04-26 23:11:45 | 
そもそも本のジャンルで一番好きなのは推理小説。
やはり展開がスリリングで、最後の結末までが楽しく、
娯楽としては最高です。

好きな作家は、赤川次郎(学生の時)、西村京太郎、
宮部みゆき、桐野夏生、東野圭吾・・・

色々お薦めはありますが、今回はちょっと趣向の違った本です。

【感想】
この「手紙」は、新聞で東野圭吾特集記事があって、読者の人気が
かなり高かった本でした。
ずっと読みたくても、なかなか機会がなかったのですが、
先日図書館で見つけ、ついに読む機会が!
人は死にますが、推理小説ではありません。
殺人から展開される人間模様、こんな人生があるのか!とすごく
考えさせられる小説でした。
内容には触れませんが、暫くしたらもう一度読もうと思っています。
人によって受け取り方も違うでしょうが、私はこの小説ですごく勉強
させて貰ったと思っています。
読み終わると、とても切なくなるかも知れませんが、ぜひ読んでみて
下さい。

■人生、お奨め度★★★★☆