伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

アカゲラとキジバト

2022年02月13日 | 
 アカゲラは、ここのところ、よく鳴き声やドラミングの音を聴く。
 散歩をする道沿いによく出没するようなのだ。

 今日のドラミングは、とても近い。
 音がする方向には、数本の枯れ松が立っている。これまで、何度もアカゲラを見た枯れ松だ。
 木を見上げ、見つめていると・・・、いた。
 木の幹にしがみつき、体をねじって木の裏側をドラミングしている。



 しばらく、その場にとどまり、ドラミングを繰り返していた。映像も撮ってみたが、手持ちでブレブレの映像になってしまった。
 やがて枝の先に移動し、どこかに飛んでいった。



 このアカゲラの行動を見つめている間、目の前を横切るたくさんの小鳥の気配を感じていた。
 おそらく、アオジやホオジロなどだったと思う。飛び去る羽音、時には、さえずりを残していく鳥もいた。

 アカゲラが飛び去ったので、目前の林に目をやった。
 すると、エナガの群が枝を渡りながら素早く横切っていった。
 さらに、大型の鳥が飛んできた。
 なんだ・・。
 長い尾、短い翼・・そう十字架のように見える。
 キジの雄だ。
 飛んできたキジは林に飛び込んだ。と思ったら、目の端に同じようなシルエットが入り込んできた。
 同じ方向から、もう1羽のオスが飛んできたのだ。このキジも、林に飛び込み木の枝に止ったようだ。

 何だろう・・。
 飛んできた方向には有機栽培をしている田んぼがある。
 昨年、この田んぼで、2羽のオスキジが、争っているのを見たことがある。
 田んぼの中を駆け回り、時に飛び上がって威嚇しあいながら、やがて、2羽とも同じ方向に飛び去った。
 たぶん、縄張り争いだろう。

 とすると、この2羽のキジも、同じように縄張り争いをしていて、勝利した方が、逃げたオスキジを追撃していたのかもしれない。

 キジが縄張り争いを始めるということは、繁殖の春がもうすぐそこに来ているということだ。
 まだまだ寒いが、季節は着実に進んでいることの証だ。

 さらに、アオジとベニマシコが目前の道路を横切っていった。カメラを構える間もなく、茂みに消えた。

 自宅では、木で工作をしていた。
 和紙の材料となる白皮をむきだすために使うワラ製の道具が傷んでいるので、それに変わるものを作ってみたのだ。

 その作成途中に、わずか5m程の所に、キジバトが飛んできた。



 遠くに離れ、また近寄りながら、餌をついばんでいた。



 もっとも近いところで3m程まで寄ってきただろうか。







 私は隠れることもなく見ていたのだが、全く頓着せず、悠然と歩き回っている。
 度胸が据わったキジバトだった。

 赤い目、首もとの青い模様。キジバトもなかなかオシャレ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿