伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

第二原発は再稼働の方向・・ / エゾビタキ / 火星撮ってみた

2016年06月20日 | 原発
 スズメ・・?

 電線に止まる姿に少し違和感がありました。

 でもスズメ・・?

 とりあえず写真に撮っておこう。で、撮った写真がこれ。



 デジタルカメラの良さの一つは、その場で拡大して見ることができる点。スズメではなかった。

 調べてみるとエゾビタキのようです。ウィキペディアはこう紹介している。

「夏季はシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で繁殖し、冬季はフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下し越冬する。

日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来する。一般的に秋の方が通過数が多く、各地で普通に見られる。」

 明日は夏至というこの時期。ビロードモウズイカが咲き始めているし、



ネジリバナも花をつけ、



アキアカネも姿をあらわしました。



 そんな時期に、まだ福島県いわき市あたりにいるなんて。なんてのんびりしているんでしょう。

 でもおかげで初めての出会いを果たしました。明日もいるといいな・・。

 ちなみにギボウシも次々と花をつけています。



 ハスの葉の上ではシオカラトンボが羽を休めていました。



 さて、東京電力が福島第一原子力発電所の事故が起きた際、損傷が5%を超えたらメルトダウン(炉心溶融)というマニュアルを持っていながら、これを活用せずに、判断を2ヶ月も贈らせていたという問題で、東電が設置した第三者委員会が報告書を出しました。

 その中で事故の3日後、2011年3月14日に会見していた副社長に、「炉心溶融」と書いたメモを、社長の命を受けた広報担当者が手渡し、この言葉を使わないよう支持したことが明らかにされています。

 しかしこれがひどい。報告書にはこの支持が「官邸の支持」で、社長は総理解していたと「推定される」と結論づけているのです。

 何がひどいって、支持した官邸側には聞き取りをせずに、憶測で物を言い、公表しているのです。

 時は参議院選挙間近。当時の政権党は民主党(現、民進党)です。民進党に不利になる事実を捏造しているのはないか、とさえ思える内容なのです。現に、報道では菅直人元首相、枝野幸男元官房長官ともに否定をしています。では一体誰が支持をしたというのか・・。

 かつて、遠野町に飯場の建設が計画された際、いわき経済報をうたう地元経済情報紙がこの関連記事に「I議員」と表記して、私の関連を想起させるような記述をしたことがありました。当時の市議会にIのイニシャルを持つ議員は、確か2人しかいなく、そのうち遠野に住んでいるのは私だけでした。もちろん、この計画は私の全く知らないところで進んでいました。広くうわさになり始めた頃にこの問題での相談を受け、たまたま知り合いが所持していたこの記事に遭遇したのです。

 当然、私はこの記事を書いた者に、なぜ本人に取材もなく「I議員」と書いたのかを詰問しました。その答えが「自宅に電話をしたのだがいなかったから」でした。

 こんなふざけた話はない。書こうとする対象を取材するのは記者の鉄則でしょう。それをせずに一方的に記事にする。こんな情報紙を、私はマスコミとも、記者とも認めないことにしています。

 私の体験は片田舎での小さな体験です。一方、今回の第三者委員会の報告書は、その報道ぶりなどから考えても問題が大きい。東電が設置した第三者委員会だから、こうした形で原発の再稼働路線をとる安倍自公政権に肩入れをしたということなのかもしれない。そんなふうに思います。

 そういえば昨日のこと、今月始めに行われた公害総行動の中で、安倍政権が策定したエネルギー計画の原子力依存度は東電福島第二原発も稼働させないと達成できないのではないかと問うたことに、電気事業者連合会は計算には入っていると答えたということを知りました。

 かねてから第二原発の再稼働を狙っているのはないかと言われていたのですが、計画上は再稼働前提ということを認めたわけです。

 とんでもない話です。こうした意味でも、今度の参議院選挙は安倍自公政権の暴走を止める大事な選挙と言えそうです。

 さて南の空に輝く赤い星。火星だと思います。画像右側の黒い杉の木の左側に小さな点で写っているのですが・・見えるかな?



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