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東信ジャーナル3月号~最後の投稿です~

H19年6月からかれこれ10年以上続けてきた東信ジャーナルさんへの投稿「健康とスポーツ」のコラムですがいよいよ最後の投稿になりました。
10年間読んでくださった皆さん、ありがとうございました!


<私が願う幸せな社会4 人生の目標は高く>

社会医療法人恵仁会 廣末恵子

 いよいよ最終回になりました。まだまだ寒い日続いていますが数週間前に比べたら随分暖かくなったような気がします。オリンピックも盛り上がったところでたくさんの感動を味あわせてもらいました。スポーツ選手が全身全霊をかけて戦うオリンピックは本当にさわやかで気持ちのいいものです。私もテレビを見ながら「運動しなければ。」「自分の体を鍛えなければ。」と何度思ったことでしょう。子供達の世話に追われて自分のことは後回し。仕事中も病院中を走り回って、とにかく時間内に仕事が終えられる工夫を頭も体も使ってしている毎日です。そんなことなので昔と違って夜はすぐに眠くなってしまうし、お酒の量は増えてしまうし。ちゃんとしたものは食べないし、ということになってしまいます。そんなときやはり、「長生きしなくては。」「まだこの子達のために死ねない。」と思うことで健康に気をつけようと思うわけです。健康に気をつけようと思えばまず食べるものに気をつけよう、最近は野菜を先に食べて糖の吸収を遅らせよう、休肝日を作ろう、足を使って運動をして筋力をアップしよう、夜よく眠れるように、たまには昼間日に当たっておこう、など毎日の日常生活に気をつけて過ごすようになります。目の前にある大切なものを守るために目標を掲げておくと、小さなことをこつこつと積み上げるようになります。日々の積み上げを長く続けると必然的に、体の機能も維持できて、何年か後に大きな差がでてきます。本当に些細な小さいことでも、目の前のやらなくてはいけないことをコツコツ積み上げる努力は結果自分の長い人生の目標を叶える最大の近道と言えると思います。外来で診療していると、その点が大きな違いかな、と思うことがしばしばです。同じ年齢でもやらなくてはいけないことをやらない言い訳を並べるだけの人と、こつこつと努力を積み上げる人とでは体の機能も気持ちの持ちようも「同じ年なのにこんなにも違うものか」と驚くほど違います。90歳近くてもしょっちゅう海外に原子力の研究に行っている方。90歳近くても趣味の和歌や短歌など発表されている方。自分の本を書いて単行本にしている方。この仕事をしていて様々な元気な方に日々出会うことによって、私もそういう諸先輩たちを見習い、自分もこれから折り返し地点からの後半の人生を自分らしく過ごすためにコツコツと努力を積み重ねることを忘れないようにしよう、と日々思っています。時に私の目標は5月13日の自分の持つダンスクラブのダンス公演です。3月には自分のピアノの発表会もあり、今年もまた新曲を一生懸命練習しています。子供達とは英語を話せるようになって長男が中学生になる前にみんなで海外旅行に行きたいね、と話しています。家の中ではできるだけ英語を話すようにと親子で努力しています。人生100年時代がやってくる、と言われている今。目標を高く持って、自分の人生を自分らしく、実りあるものにして行きたい、と思っています。このコラムを長年読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。子供達3人を連れて走り回っている私をどこかで見かけたら、この10年間のコラムを思い出していただければ、と思います。長い間読んでくださってありがとうございました。
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