介護の技術・知識のまとめ

研修で学んだこと、職場で経験したことなどをまとめた場所です

出血について

2021-03-22 09:52:47 | 介護の基本

喀血

  • 気管支など気道系組織からの出血
  • 咳こんだ時に咳と一緒に出ることが多い
  • 食物残渣を含むことはない
  • 肺結核や気管支の炎症、慢性の肺疾患など
  • 血痰がある場合は、出血が少量でも肺がんの可能性あり

吐血

  • 消化器疾患に起因
  • 真っ赤な新鮮血を吐く時は動脈から出血している可能性があり、緊急の処置が必要
  • 食物残渣を含む吐血の場合、かなりの量の出血があると考えること

下血

  • 排泄が自立している利用者の場合、本人が訴えない限り見過ごされる危険がある
  • 上部消化管からの出血の場合、便全体が黒っぽくなったり、タール状のどろどろした黒い便が出る。出血してから時間が経っていると考える

血便・血尿

  • 大腸ポリープや大腸がんの腫瘍がある程度大きくなると便に血液が混じる
  • 初期には微量な血液を検出する潜血検査でないと分からない
  • 慢性の膀胱炎や膀胱がんの場合、血尿が出る
  • ある程度の出血量にならないと肉眼では分からないので、尿の潜血検査で検出する

 


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