不定期人生作業日報(仮)

ある時は医薬品卸商(正確には物流子会社)社員、ある時は通信制大学生、そしてある時は中途半端ヲタな、筆者の備忘録です。

TVアニメ「グラスリップ」OP・ED舞台検証

2014年07月10日 08時24分51秒 | TVアニメ「グラスリップ」関連
※この記事では比較研究の目的でTVアニメ「グラスリップ」(glasslip project様製作)の映像を
 一部引用させていただいております。



ついに始まりましたね!
放送前の3月ごろから取材して記事書いてきましたので、
何度も三国町とかにお邪魔したせいで目の当たりしてきた風景が流れてきて、
地元の方の様に正確な場所までは分からなくても、確かな既視感は芽生えてきてました。
そして先週末早速お邪魔して早朝から取材に臨んだのですが、
申しました通り中途半端な土地勘と思い込みのせいで、時間をかけた割に
先達の皆さんより収穫は多くはありませんでした。
1話本編は置いておいてw
この記事ではchouchoさんが歌うオープニング曲「夏の日と君の声」
nano.RIPEさんが歌うエンディング曲「透明な時間」
それぞれのメロディが流れている際に登場する背景について、ご紹介します。
※なお過去PV第1弾・第2弾の記事でご紹介したカットについては、勝手ながら割愛しました。

まずOPから、


ワタリガラススタジオさんです。
事ある度に申しあげてますが、アニメでは南に透子たちの住居が隣接して建っていますが、実際はありません。





「日差しにー♪」
えちぜん鉄道三国港駅のホームを東端から西に向かって狙ったアングルです。




「さえぎられて♪」
ホームから三国港魚市場に向かって構えたカットです。
建物の描写はリアルですけどスケールが実際と比べて短いような?
あと越前ガニの解禁日には、こちらの市場の初競りの模様が中継されるのが定番となっております。




「わたしーはまだ♪」
三国港駅入り口にある駐輪場です。
つまり透子は福井市鮎川~堺市三国町宿まで20㎞以上自転車をこぎ、
えちぜん鉄道に乗り換え高校の最寄り駅に通学しますw




「知らない♪」
三国港駅ホームを向かいの駐車場から撮影したカットです。
アングル合わせの際、ホームを優先するか背後の住宅を優先するかで、範囲が全然変わってきてます。
つまり実際よりも後ろの住宅のスケールを小さくしている?
PVから追いかけていてずっと感じているのですが、
今作の美術スタッフさんは、ロケハン時にたぶんあらゆる角度から撮影された豊富な資料を元に、
頭の中で立体的に構図がイメージできるまで練り上げた上で、
ストーリー・絵コンテの注文で随所に実際には探訪者が身一つでは撮影できないような、
それでいてもっともオーダーに沿ったカットを描けるよう努めている、
という意思が見え隠れしてる気がします。

三国港駅の駅舎は、国鉄三国線時代の原建築を生かしつつ幾度の改装を重ねて現在に至ります。
三国花火大会やサンセットビーチへの玄関口として、テーマが統一された衣装や内装に
会社の乗降客を誘うおもてなしの趣向が垣間見えます。








こちらの建物は、前日夜の下り列車が3本ほど滞留して翌朝始発から3本の登り列車として出発するのですが、
その運転士の宿泊所だったと思います。
したがって乗客の少ない早朝に撮影を試みようとしても、7時前までは車両が止まってて
クリアな視界の開けた駅構内のカットの撮影は難しいかもしれません。
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なおえち鉄の熱心なファンでもあるアニメファンの方が、「駅ノート」や各種筆記・描画用具まで置いて下さったようで、
個人的にはグラスリップがきっかけで訪れた方たちにとどまらず、
地元の駅利用客や観光でお越しになった皆様に待ち時間がてら足跡を残していただきたいと、
勝手に思っています。



「あのころ♪」
九頭竜川と竹田川とが合流する付け根のところにある中洲状の場所が、
かってR305港橋より下流にかかっていた橋が治水事業で撤去されたことをしのび、
橋の名前を取って「汐見公園」として造成されております。
敷地の中心に位置する東屋?を中心に竹田川沿いの歩道から見上げたカットです。



「えがいーたー♪」
しばらく汐見公園のこの付近からのカットの連続です。
実際はOPにみられるコンクリートのブロックのつなぎ目はありません。




「絵日記♪」
この時のやなぎの表情がすきです。
でも彼女にフォーカスを当てた話って、相当禁断な予感が・・・。




「みたいー♪」


アクセスですが、R305を三国市街から鮎川方面に南進しようと港橋を渡ってすぐの信号を右折すると、
約10台分の駐車場があります。春は桜がきれいな三国の新名所の一つです。










「すべてーがいーろづき♪」
もうグラスリップのファンならどなたもご存じ、あわら市金津創作の森内にある
ギャラリー兼カフェ「コトノハ」さんの店内です。



「はーじーめるー」♪
余談ですが、1話放送開始までに百数十人のファンが全国からお越しというコトノハさん、
先週末の午後一時定員オーバーするくらいのファンがお越しになり、最近週末だけマスターを手伝ってくれる方に
助けてもらって何とか間に合ったという話、自分は午前中にお邪魔して撮影させて下さったのですが、
比較的まったりお店本来の雰囲気を満喫されたいのでしたら、午前中かできれば平日お邪魔して
マスターや昔からの常連さん達とのウィットなトークを楽しまれたらいかがでしょうか?





「真夏のそらとうみの♪」
場所は再びワタリグラススタジオさん。




「まぶしくて目をとじてーも♪」
再度コトノハさん。
作中の店内は、奥の6人がけテーブル側に出っ張ったスペースを作ってより広く描かれてます。



「わたしのこころの♪」
何度もお邪魔してて自分にとっては又三郎おじいさんが、本物のマスターの顔に上書きされてアニメを視聴してるのですがw
マスターももちろんアニメをご覧になってて、このシーンについてどう思ってらっしゃるか、
そのご感想はぜひ生で(できれば空いてる時間に)コトノハさんにお伺いされてお聞きになって下さい!



えちぜん鉄道三国港駅のホームから西に延びた滞留線にある、
南隣の駐車場から駅舎に渡る場所から、東の眼鏡橋に向かって構えたカットです。






三国サンセットビーチから、九頭竜川河口やエッセル堤を望むアングルです。

取材当日は予報通りの雨でしたが、県外からの探訪者に強い晴れ男がいたからなのか
快晴とはいかなくても青空があいだに見える、これはこれで夏っぽい写真が頂けました。




正式名称三国港突堤、明治時代にオランダから技術指導で来日していた設計者の名前を冠し、
一般には「エッセル堤」と名付けられた、九頭竜川河口部に建設された港湾施設の最先端部、
建設当初の約500mの先に昭和40年代さらに400m強延長された先から、
龍翔館はじめ三国の市街地中心部に向けて撮られたカットです。
最初は九頭竜川対岸のボートパーク(三国花火大会の折には観光客向け臨時鑑賞会場が設営)からの
撮影を試みていたのですが、友人と夜通し運転されて遠く香川からお越し下さってた
リジスさんのツイートから気づかせて頂きました。



東尋坊・雄島付近も望めます。これからのストーリーに登場することはあるのでしょうか?




福井県道7号線(三国東尋坊芦原線)沿いの神明二丁目付近の風景です。
実はPV第2弾の記事で目印にご紹介した三国真砂郵便局は、右手二つの建物(食品加工場と骨董品屋さん)
に挟まれているのです。奥まって全く見えませんが。
そしてOPで描かれてる駐車している車、実はそのお向かいの業者さんのご家族所有の車だとか?でFBで話題になってたそうです。



神明3丁目のとある通りの風景です。
こちらも実はPV第2弾でご紹介した「永宮幸の家」が位置する設定の空き地から、
20数m強東に歩いた場所に立つとこのカットを目にします。



「見返り橋」と呼ばれるかって遊郭街だった「出村地区」から東に抜ける筋にかかる小さな橋が目印になります。





再度の登場、米ヶ脇白山神社境内です。



龍翔坂の三国北小学校入口交差点付近から下り方向を眺めたカットです。
PV第2弾で登場した場所より、さらに下ったところです。



続いてEDに登場した背景もご紹介します。
ただお気づきの通りデフォルメキャラが動くシーンが主で、実在する舞台からの借景はわずかです。



カフェコトノハさんの店内です。



米ヶ脇白山神社への参道です。
皆さんこの階段が急っておっしゃってますけど、そんなにひどいのでしょうか?




R305港橋を下流側から撮った写真です。
ただ橋上の外灯の数が多すぎたり相当脚色されている上、仮にありのままに描かれてたとしても
実際にこのアングルのまま収めることは、独力では不可能です。


公共交通機関でお越しの場合悩まれることはないのでしょうが、
車でお越しの場合三国町の市街地には、意外に公共駐車場の選択肢がないことに気付かれるかもしれません。
サンセットビーチの駐車場は、これからのシーズンは海水浴客で混雑すること必至でしょうし、
三国港駅の駐車場は、現時点で登場したすべてのスポットとの位置関係からして少し西に離れてますし、、、
その場合、三国町の市街地のちょうど中央に位置する、坂井市商工会三国支所(三国商工会館)の駐車場の利用をお勧めします。


お向かいの観光客向け駐車場と合わせて、40台以上の駐車が可能です。
加えて街並みの舞台が集中する神明2丁目・3丁目と、観光スポットが固まっているきたまえ通りとの
ちょうど中間にあたり、どちらに取材・散策されるのしても丁度良い距離になるのです。

三国町では実はいろんな種類の食が満喫できることを、事あるごとに地元の皆さんからご紹介いただいてるのですが、
先週お邪魔したお店は、米ヶ脇白山神社の上をちょっと行ったところにあります、「てんつる」さんです。

観光客向けのこじゃれたお店も素敵なのですが、地元の日常の味を守ってらっしゃる
いわゆる大衆食堂の穂が入りやすい、という方も自分も含めて多いと思います。


頂いたのは(通年メニューで)日替わりの「おすすめランチ」1000円。
おかわりOKのあわら市産のごはん+そば又はうどんと、お刺身をはじめとした各種おかずが並びます。
メインはお蕎麦屋さんだそうですが、ご主人は寿司屋さんにご修行されたことがあるそうで、
普通のメニューの種類が多く、毎日このランチを頂いても飽きることはないのかもしれません。
(余談ですが自分が注文してから、コロッケと牛野菜炒めが追加されました)
そしてファン的に重要なことは、こちらのお店では冬は豊富なレパートリーの鍋物を中心に出されてる、とのことです。
・・・ひょっとしたら期待できるかもしれません(何



OPとEDだけでこれだけの字数を費やしてしまいましたが、
最速とか「戦争」に参加することよりも、
マイペースであっても「探訪マラソン」を、
完走することにこだわりたいと思っています。
これからもしばらく、グラスリップの記事ばかり書き続けると思いますが、
メジャー探訪者の特ダネのついでで結構ですので、
お時間ありましたら、お目を通していただきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


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