※この記事では実際の風景との比較研究のため、アニメ「ちはやふる」(バップ・日テレ製作)の画像を一部引用しております。
アニメ「ちはやふる」のストーリー後半は、瑞沢かるた部の面々が首都圏の大会を参加転戦する話が続きます。
2月に放送された18~20話では、名人位・クイーン位挑戦者予選までに開催される首都圏のかるた大会のうち、
埼玉県百人一首大会と全国かるた競技東京吉野会大会に参加しております。
以下順に各話に登場した埼玉県内の会場の描写がどのようなものか、
2月11日と25日に二度上京して取材した結果をご紹介していきます。
まず18話、埼玉県百人一首大会の会場となってます戸田市スポーツセンターです。
冒頭
北側の入り口からのアングルです。
ちなみに取材当日(2月11日)、晴天の祝日ということもあり団体の館内施設利用とか(作中の試合会場は水泳大会の女子の選手控室)
個人利用での入室も一つ一つチケット購入手続きをしたりと煩雑でしたので、さすがに断念しました。
で金井さんとの試合に負けた後、1Fロビーで帰宅される彼女達ご一家を見つけて話しかける場面です。
「あ!」
「金井桜さん!」
「か、かわいい・・・。」「知ってる☆」「やっぱり知ってるんだー。」
「今日はありがとうございました!」
「わたしだって、20年前はもっとかわいくて~」
「かるたが好きなのよ。」
・・・個人的には原作にはこの後あった、「新、私たちの夢はこんなに…!」のくだりがカットされてるのが残念です。
新がDisられてるのか知りませんがwこのセリフを生かすためだからこそ、競技歴35年の金井桜さんとの対戦に意味があったのだと思うのです。
そして19話、千早の「人生最大の苦悩」?を体験する始まりの、B・D両級決勝の場面に移ってきます。
冒頭
最後のB級決勝を終えた太一が肉まんたちより先に控室からロビーに出てさっきまでの自分を反省して~、のシーンです。
「なにを、あたってんだ、俺は…。」
「負けたのは、運のせいじゃねぇよ…。」
「・・・ごめんな。」
「あ、太一、肉まん君。」
「俺、真島がかるた部の部長で、よかったよ。」
「だってさぁ、綾瀬みたいなさぁ、人に肉まんとか机とか変なあだ名つけてさぁ~」
「! 千早ちゃん?」
「さあみなさん、忘れ物ないですかー。行きますよー。」
「はーい。」「腹減ったー」「なんか食ってく?」
19話・20話のいずれの館内描写も、原作よりもキャラの登場する立ち位置もきちんと実際の背景と整合させてあり、
2年前にも原作の探訪でお邪魔してるからこそ、現地を再訪して思わずにやりとしてしまいましたw
・・・館内利用者・関係者の出入りがほとんどすべてこのロビーを通ってされてますので、
公共文教施設の共用スペースは(探訪における自分の解釈として)立ち入り撮影が可能(と考えてます)とはいえ、
厳密には利用者のカテゴリーには含まれない立場として、他の利用者に不信がられたりご迷惑をかけることは
後に続けてこられる方々のためにも、注意しすぎてしすぎないことはないと思います。
短い時間の中はっきり言って運試しの現場取材、利用チケット精算機の入るアングルとか細かい粗はいくつもあるのですが、
記事をご覧になった皆さんにも、舞台がこちらであるという大体の雰囲気だけ感じ取っていただければと思います。
余談ですが実際の埼玉県百人一首大会は、全日本かるた協会「後援」の大会であって主催ではないので、
上位の成績を収めても昇級・昇段には参考にできないとのことです。純粋に実戦経験を磨き自身のレベルアップを目指し試合に臨まれます。
変わって20話、今度は東京吉野会大会の会場、川口総合文化センター(通称川口リリア)です。
『A級昇級への、ラストチャンス。』
JR川口駅西口は高架駅舎でそのまままっすぐ進むと川口リリアの2Fと直結しています。
まっすぐ行かないで地上のタクシー乗り場&車寄せから撮影するアングルなのですが、
正直車道の真ん中とかに立ち入らないとここまでアオリのカットは難しいと思います。
ていいますかそもそも特徴的形状の街灯の立ってる位置が、実際と全く異なってるのです。
続いて試合会場である10Fの和室フロアです。
「まつげくん!」
「A級B級3回戦です。番号の席について下さい。」
「太一ちょっと待って。これ…。」
「俺、ちょっと勘違いしとったわ。太一は~」
10Fには和室が3部屋と別に茶室があり、実際の大会ではたぶんフロア貸切にした上
3部屋の間仕切りをすべて取り外して使用するのでしょうが、取材にお邪魔した当日(2月25日)には、
3部屋とも別々の団体がこじんまりに利用されてたので、ある程度奥にお邪魔させていただくことができました。
ちなみに職員の方が電気設備の点検でパネルを開けて色々されていたのですが(作中にもパネルが描かれてます)、
お互い会釈を交わすだけで済ませました(ですので上の画像のアングルは撮ってません)。
それでもちょっと同様というか興奮気味だったようで、かなちゃんが変装してまぎれてるカットとか
3枚も撮影し忘れてしまってますw
で、太一を一人にさせたくない千早が駒野先生との個別補習の途中で抜け出し、川口リリアにやってきます。
実際お邪魔してあれって思ったのですが、1枚目の画像で川口駅を出た千早は連絡通路で
まっすぐリリアの2Fに向かっているように見えるのですが、館内に入った2枚の画像では
1Fのロビーから吹き抜けを見上げて2Fへの階段を登っています。
吹き抜けの3Fの隅から無理矢理撮影してみました。
「太一!」
「どう、頑張ってる?今、何回戦?」
「負けたよ、三回戦で。」「あ、、そ、そう…。」
「千早、新が出てる。」
こちらも大きなイベントが頻繁に催されるホール等への直接な通り道ではないのですが、
それでも静かな場所で思い思いに休まれたりされる人出を避けるようにして撮影しました。
それでもまさかホームレスのオッチャンが雨宿りされてるのまでは、さすがに視界から外すのは無理だったわけで…。
そして10Fの試合会場へと向かう千早
前回の記事でもご紹介していたのですが、太一が小学生時代の3人の回想シーンで
分倍河原駅前通りの枝道の、原作ではもはやおなじみの背景がアニメ初登場です。
『やった、新が帰ってきた!』
夜大会を終えて太一・原田先生・坪口さんと白波かるた会一行が川口リリアを後にします。
作中少しかかっている左側の植え込みの位置が実際とはちょっと異なるんでしょうか?
あと自分のコンデジが相変わらずの低スペックですので、
川口駅西口の写真の右側に公衆電話ボックスが入ってないのは、もはや仕様です。
天気が雨でしたのでこれも原作での探訪で伺った一昨年の年末よりは楽できると思ってたのですが、
そんなに甘くはありませんでしたw
最後に、原作での記事でもコメント欄で問題提起させていただいた、千早たちの川口市への乗り換えルート&太一達一行の府中市への帰路ですが、
今回千早が京王線に乗り込む駅が、改札口は分倍河原とは異なるみたいですけど、
なぜかホームに駆け上がるシーンは分倍河原駅2番ホーム(新宿方)になっています。
※ツイッターで情報提供して頂いたつじたかさん(twitteriID:yuigahama354)、ありがとうございました。
で下の画像の改札口は一体どこの駅かということになるのですが、、、
候補として高幡不動駅を挙げて下さったので行ってみたのですが、右側がガラス張りの駅窓口になってることと、
奥の細かい標識やらパンフ棚が微妙に異なってたような…。ただデザインは全体的に似ており、
こちらを参考にした可能性があると思います。
・・・って書いたところでさらに別の方からの情報提供が。『桜上水、つつじヶ丘、永福町の雰囲気が混在している印象』とのこと。
京王沿線の住人ではもちろんないわけで、地元の方&京王フリーク?の皆様のアドバイスがあれば頂戴したいところです。
そもそも分倍河原を新宿に向かって、なぜ千早は「乗り間違えた」と考えたのでしょうか?
(ちなみに原作では、多分分倍河原~新宿間は京王線、新宿~赤羽間を山手線、赤羽~川口間を京浜東北線と乗り継ぐところ、
新宿駅?で外回りと内回りを間違えて、代々木駅で電車を乗り換えるコマがあります。)
そういえば「逃げないやつになりたい」と原田先生に言ったJRのホームのある駅についてですが、
ここにきて武蔵野線の府中本町駅説が登場しましたが、実際のところどうなんでしょうか?
一応それっぽいカットは検討用に撮影はしましたので、ご覧になってください。
あとアニメ本編も5回、たぶんもう一度上京して取材に行くことになるかと思います。
本作での更新もあと2回できればと思いますので、あと少しお付き合い頂きますようお願いいたします。
アニメ「ちはやふる」のストーリー後半は、瑞沢かるた部の面々が首都圏の大会を参加転戦する話が続きます。
2月に放送された18~20話では、名人位・クイーン位挑戦者予選までに開催される首都圏のかるた大会のうち、
埼玉県百人一首大会と全国かるた競技東京吉野会大会に参加しております。
以下順に各話に登場した埼玉県内の会場の描写がどのようなものか、
2月11日と25日に二度上京して取材した結果をご紹介していきます。
まず18話、埼玉県百人一首大会の会場となってます戸田市スポーツセンターです。
冒頭
北側の入り口からのアングルです。
ちなみに取材当日(2月11日)、晴天の祝日ということもあり団体の館内施設利用とか(作中の試合会場は水泳大会の女子の選手控室)
個人利用での入室も一つ一つチケット購入手続きをしたりと煩雑でしたので、さすがに断念しました。
で金井さんとの試合に負けた後、1Fロビーで帰宅される彼女達ご一家を見つけて話しかける場面です。
「あ!」
「金井桜さん!」
「か、かわいい・・・。」「知ってる☆」「やっぱり知ってるんだー。」
「今日はありがとうございました!」
「わたしだって、20年前はもっとかわいくて~」
「かるたが好きなのよ。」
・・・個人的には原作にはこの後あった、「新、私たちの夢はこんなに…!」のくだりがカットされてるのが残念です。
新がDisられてるのか知りませんがwこのセリフを生かすためだからこそ、競技歴35年の金井桜さんとの対戦に意味があったのだと思うのです。
そして19話、千早の「人生最大の苦悩」?を体験する始まりの、B・D両級決勝の場面に移ってきます。
冒頭
最後のB級決勝を終えた太一が肉まんたちより先に控室からロビーに出てさっきまでの自分を反省して~、のシーンです。
「なにを、あたってんだ、俺は…。」
「負けたのは、運のせいじゃねぇよ…。」
「・・・ごめんな。」
「あ、太一、肉まん君。」
「俺、真島がかるた部の部長で、よかったよ。」
「だってさぁ、綾瀬みたいなさぁ、人に肉まんとか机とか変なあだ名つけてさぁ~」
「! 千早ちゃん?」
「さあみなさん、忘れ物ないですかー。行きますよー。」
「はーい。」「腹減ったー」「なんか食ってく?」
19話・20話のいずれの館内描写も、原作よりもキャラの登場する立ち位置もきちんと実際の背景と整合させてあり、
2年前にも原作の探訪でお邪魔してるからこそ、現地を再訪して思わずにやりとしてしまいましたw
・・・館内利用者・関係者の出入りがほとんどすべてこのロビーを通ってされてますので、
公共文教施設の共用スペースは(探訪における自分の解釈として)立ち入り撮影が可能(と考えてます)とはいえ、
厳密には利用者のカテゴリーには含まれない立場として、他の利用者に不信がられたりご迷惑をかけることは
後に続けてこられる方々のためにも、注意しすぎてしすぎないことはないと思います。
短い時間の中はっきり言って運試しの現場取材、利用チケット精算機の入るアングルとか細かい粗はいくつもあるのですが、
記事をご覧になった皆さんにも、舞台がこちらであるという大体の雰囲気だけ感じ取っていただければと思います。
余談ですが実際の埼玉県百人一首大会は、全日本かるた協会「後援」の大会であって主催ではないので、
上位の成績を収めても昇級・昇段には参考にできないとのことです。純粋に実戦経験を磨き自身のレベルアップを目指し試合に臨まれます。
変わって20話、今度は東京吉野会大会の会場、川口総合文化センター(通称川口リリア)です。
『A級昇級への、ラストチャンス。』
JR川口駅西口は高架駅舎でそのまままっすぐ進むと川口リリアの2Fと直結しています。
まっすぐ行かないで地上のタクシー乗り場&車寄せから撮影するアングルなのですが、
正直車道の真ん中とかに立ち入らないとここまでアオリのカットは難しいと思います。
ていいますかそもそも特徴的形状の街灯の立ってる位置が、実際と全く異なってるのです。
続いて試合会場である10Fの和室フロアです。
「まつげくん!」
「A級B級3回戦です。番号の席について下さい。」
「太一ちょっと待って。これ…。」
「俺、ちょっと勘違いしとったわ。太一は~」
10Fには和室が3部屋と別に茶室があり、実際の大会ではたぶんフロア貸切にした上
3部屋の間仕切りをすべて取り外して使用するのでしょうが、取材にお邪魔した当日(2月25日)には、
3部屋とも別々の団体がこじんまりに利用されてたので、ある程度奥にお邪魔させていただくことができました。
ちなみに職員の方が電気設備の点検でパネルを開けて色々されていたのですが(作中にもパネルが描かれてます)、
お互い会釈を交わすだけで済ませました(ですので上の画像のアングルは撮ってません)。
それでもちょっと同様というか興奮気味だったようで、かなちゃんが変装してまぎれてるカットとか
3枚も撮影し忘れてしまってますw
で、太一を一人にさせたくない千早が駒野先生との個別補習の途中で抜け出し、川口リリアにやってきます。
実際お邪魔してあれって思ったのですが、1枚目の画像で川口駅を出た千早は連絡通路で
まっすぐリリアの2Fに向かっているように見えるのですが、館内に入った2枚の画像では
1Fのロビーから吹き抜けを見上げて2Fへの階段を登っています。
吹き抜けの3Fの隅から無理矢理撮影してみました。
「太一!」
「どう、頑張ってる?今、何回戦?」
「負けたよ、三回戦で。」「あ、、そ、そう…。」
「千早、新が出てる。」
こちらも大きなイベントが頻繁に催されるホール等への直接な通り道ではないのですが、
それでも静かな場所で思い思いに休まれたりされる人出を避けるようにして撮影しました。
それでもまさかホームレスのオッチャンが雨宿りされてるのまでは、さすがに視界から外すのは無理だったわけで…。
そして10Fの試合会場へと向かう千早
前回の記事でもご紹介していたのですが、太一が小学生時代の3人の回想シーンで
分倍河原駅前通りの枝道の、原作ではもはやおなじみの背景がアニメ初登場です。
『やった、新が帰ってきた!』
夜大会を終えて太一・原田先生・坪口さんと白波かるた会一行が川口リリアを後にします。
作中少しかかっている左側の植え込みの位置が実際とはちょっと異なるんでしょうか?
あと自分のコンデジが相変わらずの低スペックですので、
川口駅西口の写真の右側に公衆電話ボックスが入ってないのは、もはや仕様です。
天気が雨でしたのでこれも原作での探訪で伺った一昨年の年末よりは楽できると思ってたのですが、
そんなに甘くはありませんでしたw
最後に、原作での記事でもコメント欄で問題提起させていただいた、千早たちの川口市への乗り換えルート&太一達一行の府中市への帰路ですが、
今回千早が京王線に乗り込む駅が、改札口は分倍河原とは異なるみたいですけど、
なぜかホームに駆け上がるシーンは分倍河原駅2番ホーム(新宿方)になっています。
※ツイッターで情報提供して頂いたつじたかさん(twitteriID:yuigahama354)、ありがとうございました。
で下の画像の改札口は一体どこの駅かということになるのですが、、、
候補として高幡不動駅を挙げて下さったので行ってみたのですが、右側がガラス張りの駅窓口になってることと、
奥の細かい標識やらパンフ棚が微妙に異なってたような…。ただデザインは全体的に似ており、
こちらを参考にした可能性があると思います。
・・・って書いたところでさらに別の方からの情報提供が。『桜上水、つつじヶ丘、永福町の雰囲気が混在している印象』とのこと。
京王沿線の住人ではもちろんないわけで、地元の方&京王フリーク?の皆様のアドバイスがあれば頂戴したいところです。
そもそも分倍河原を新宿に向かって、なぜ千早は「乗り間違えた」と考えたのでしょうか?
(ちなみに原作では、多分分倍河原~新宿間は京王線、新宿~赤羽間を山手線、赤羽~川口間を京浜東北線と乗り継ぐところ、
新宿駅?で外回りと内回りを間違えて、代々木駅で電車を乗り換えるコマがあります。)
そういえば「逃げないやつになりたい」と原田先生に言ったJRのホームのある駅についてですが、
ここにきて武蔵野線の府中本町駅説が登場しましたが、実際のところどうなんでしょうか?
一応それっぽいカットは検討用に撮影はしましたので、ご覧になってください。
あとアニメ本編も5回、たぶんもう一度上京して取材に行くことになるかと思います。
本作での更新もあと2回できればと思いますので、あと少しお付き合い頂きますようお願いいたします。
赤羽に山手線通ってないですし。