不定期人生作業日報(仮)

ある時は医薬品卸商(正確には物流子会社)社員、ある時は通信制大学生、そしてある時は中途半端ヲタな、筆者の備忘録です。

【加筆しました】「ちはやふる」舞台検証第10回・東京都区内編

2017年01月02日 08時12分48秒 | コミック版「ちはやふる」(原作)関連
※この記事では著作権法に則した実際の風景との比較研究のため「ちはやふる」(C)末次由紀/講談社 のページの一部を引用しております。
 また記事内容はBELOVE連載中の原作に関するもので、アニメ「ちはやふる2」ストーリー以降の内容に触れています。未読でしたら閲覧に注意してください。


更新を待たれてらっしゃる方など稀だと思いますが、前回から年も変わってしました。
アニメ「ちはやふる2」の放送終了からあと少しで3年が過ぎようとする今年、コミックスは13巻も進んでますね。
それに応じて全国複数の都府県から、新しく登場した背景も追加されてます。
今回はその内東京都区内の背景について、ご紹介したいと思います。


まず競技かるたの東の聖地、かるた記念大塚会館さんが描かれたコマについてです。

高校2年の秋、名人戦・クイーン戦東日本予選の場面にて

20巻P156「どいて」「ど、どきません」



20巻P159「自分になりたくて頑張ってるんです……!」


次いで新対原田先生の名人位挑戦者決定戦にて、第2試合を原田先生に棄権されて千早に耳打ちされた新が外に出ていく場面

22巻P82




その挑戦者決定戦を観戦していた千早が中座して周防名人と出会ったりする公園は、おなじ文京区の教育の森公園ですが、
実際現地を散策してみて、かるた記念大塚会館から一番近いのは不忍通りを挟んで向かいの大塚窪町公園では?とか思ったりしました。


22巻P103『文京区 教育の森公園~』


千早と周防名人が「スノー丸どら焼き」をほおばりながら座って話す、
樹木を囲む形状のベンチ?ですけど、作中で描かれたのとは、詳細や周囲の環境が微妙に異なっていて全く別の場所のような…。

22巻P102「もいっこ、いる?」

22巻P106「いつも和菓子配ってるのはなんでですか?」





ベンチのすぐ周りに、サッカーで遊んでいた子供たちにボールをぶつけられるようなグラウンドとかもなく(離れて設けられてます)、
時間に気付く時計の形状も異なっているので、他の公園施設のものをモデルにした創作かもしれません。


作中で秋から冬に変わり、名人戦に向けての調整に臨む周防名人に対戦を誘われる千早と太一、
電話で試合会場を案内したドS須藤の軽いジャブに引っかけられてしまいます。
そうして最初騙されて東大安田講堂に案内されてしまいます。

23巻P75

実は撮影したのは2013年の12月下旬でして、耐震改装工事前の姿なのです。

23巻P76「なによう~~~何よこれ太一~~~」


須藤から茶化しと正しい場所を案内したメールが届いて、二人は東大かるた会の練習会場、文京区立白山交流館へ。

23巻P77「ここ?」



周防名人と千早や太一との対戦が終わって、二人は交流館を後にします。

23巻P130

場所は白山交流館から見て正面右手にある歩道です。
コミックでは登っている二人ですが、実は次に出てくる都営三田線白山駅とは反対方向になってしまうのです。

23巻P130「あ、悪い、忘れ物した」


23巻P131「遅くなるから千早は~」「あ、うん」「気をつけろよ」

都営三田線白山駅A3入口です。

23巻P131「周防さん!」

23巻P132「さっきの試合の感想戦してもらえませんか?」

周防名人が白山交流館から出てきたところを、先ほど通った階段道まで戻って捕まえたところです。
実際はこの道の上にあるところを、作中では階段道の下に白山交流館がある位置設定で描かれているようです。
※現在この場所には塀が壊されこちら側が玄関になっている新築の民家が建っており、同じアングルでの撮影は不可能です。


場面が前後しますけど、挑戦者決定戦の結果を詩暢に電話したり、
3年になって太一が通うようになった結果、再会して以降しばらく師事?することにになったりした、
周防名人のバイト先である進学塾が2階に、1階にファーストフード店があるビルの紹介です。


23巻P44「多分詩暢ちゃんも、新鮮なりんごだよ」
お店のモデルは、マクドナルド渋谷新南口店です。
また作中では2階だった塾は、実際は3階のテナントみたいです。


27巻P88「なんなのあの人?」

ちなみに掲載はできませんが、店内もおおむね作中の描写と一致しており、
太一が実際に座った席も探し出すことができます。

周防名人について行って明治通りからJR渋谷駅東口方面へ。

27巻P88

27巻P90

27巻P90

27巻P90「この人は」

27巻P92「君はかるたを好きじゃないのに」

27巻P93「好きじゃないのに すごくがんばって~」


27巻P96・97「それでも耐えるぐらい 好きだったんだね あの人たちが」



27巻P100「どうするつもりだ どうするつもりだ こんな天才について行って」


27巻P102「青春全部 懸けてから言いなさい」

渋谷駅周辺の以上の画像の撮影は2015年3月下旬に実施しました。
※なお渋谷駅再開発計画に伴う大規模工事の影響で、
ご紹介した歩道橋のちょうど舞台に使われている東口喫煙所前からの上り口のみ切断されてしまい、
現在立ち入ることができませんし、供用が再開されたのちも作中の描写とは異なる形で復元?されるものと思われます。





高校3年最後の都代表をかけた、東京都(2次)予選の会場ですが、
実際に最近都内の高校の団体エントリーが多くなった影響で、
新たに利用をお願いすることになったとある都立高校です。
ちなみに作中の一次予選の独特のルールも、現実の大会で適用されたものと同様らしい?

28巻P114『全国高等学校かるた選手権東京大会 決勝リーグ』

※2017年1月2日追記
この記事を公開後、ブログ読者でらっしゃる関係者の方のご協力で
施設内の『共有スペース』のカットのみ入手することができましたので、
以下ご紹介したいと思います。
さすがに大会会場の大和室は自分も最初から全然その気ありませんでしたが、
こちらが舞台の印象的なシーン、提供頂いた画像を通して
拝見することが出来ただけでも、大変感謝しております。
改めて、この場をお借りして本当にありがとうございました。

コミックス29巻の、最後の東京都予選終了後、
施設のエントランス内ロビーにて
千早が千恵子母やヒョロ君と出会うシーンです。

29巻P149「ごめんねお母さん待たせて」「いいけど~」

29巻P149「千早・・・、さっきは・・・」

29巻P152「優勝おめでとう ヒョロくん」
※これらの画像は、当方のカメラを関係者の方にお預けさせて頂いた上、
特定の条件下のもとで代わりに撮影して頂いたものです。
故に、知己の関係者がいない部外者なファンが、
施設敷地内に撮影目的だけで立ち入ろうとすると、管理者から注意される可能性があります。


余談ですがこちらに伺う途中、とあるお店(有名なホルモン屋さんだそうです)の2Fに、
セリフを「LOVE♡BEEF」とアレンジした、千早が描かれた版権ポスターが貼られているのが、
とても気になるのですけど、一体どういう由来なんでしょうか?




最後に細かい舞台の紹介ですが、意外な発見にとても驚きましたので、もう少しだけお付き合い頂ければ。

17巻P80「イメージ イメージ」
こちらは村尾さんが昔の新を思い出してる回想シーンで、新が福井南雲会道場の前の道路を
歩いているところです。つまり舞台は福井市であるはずですが、
アニメでの同じ場面のシーンは、コミックとは異なり実際の風景をほぼ忠実に描写しています。
「アニメ版『ちはやふる2』舞台検証第3回・福井市編」の記事をご参考下さい。

23巻P31

23巻P34
こちらは東京都文京区の教育の森公園?からかるた記念大塚会館へ戻る、初めに通る道路を
周防名人や猪熊さん親子が歩いているところです。
・・・お気づきでしょうか?描かれた背景が、ほぼ同一ですよね?
こちらの背景、モデルが実在しておりまして、文京区でももちろん福井市でもない、東京都内のとある場所にあります。


※観光地では全くないただの閑静な住宅地ですので、具体的な位置の紹介は伏せさせて頂きます。
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