シネプレックス小倉で、猿の惑星を見ました。
猿の成長途中の表情もちゃんと、できていてよかったです。
でも、日本人としては少し物足りないところが有ります。
技術的、映像的な問題ではなく、心の問題です。
知能が高い猿が人間にいじめられて、人間に復讐するストーリー
ですが、日本人は少々のことでは耐え忍びます。忍耐心が高いと思います。
むかしNHK朝の連続ドラマで放映された「おしん」や、数々のスポーツ根性ドラマ
主人公は、視聴者も我慢できないくらい、感情を押し殺して耐え続けます。
これでもか、これでもかというくらいに、耐え続けます。
もし、日本人がこの映画を作ったら、猿は人間からいじめられても、いじめられても
耐え続けると思います。映画「砂の器」の放浪の旅の映像が、小説以上に
共感を呼んだのと同じくらい、たぶん、弦の惑星の映画が2時間あれば
そのなかの30パーセントは、猿がいじめられて、けなげに耐え続け、
人間に寄り添おうというとして作り笑いをする猿を、足蹴にされる映像が流れると
思います。
外人が作るとその辺がね少し違います。猿も少しは頑張るけど
猿と人間は相いれない関係です。日本人としては猿も、もう少し
頑張って努力してもらいたい。
少し引っかかります。でも面白かったです。最近の映画はあまり失敗しません。
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