金田博美

「祖父に逢いに行く」フィリピン慰霊巡拝団に参加して
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イチジクの枝に沢山の毛虫が

2022-04-10 11:17:41 | Weblog
妻が、まだ随分と若い頃の話で、隣の畑から、間にある塀を超えてイチジクが枝を伸ばしていた。

妻は洗濯などでよく使う場所であったが、イチジクの枝に沢山の毛虫が、それこそ鈴なりのようにたかっていた。

妻は知らないうちに毛虫から刺されて、手や顔が腫れてしまった。

それを見て父はすぐに隣の家に行き、状況を説明した。

後日隣は菓子箱を持ってきて、伸びていた木を切ってくれた。

親父のしたことを私が同じようにできるかと言えば、私にそれほどの核心はない。

親父はそうやって、子供の時から父を戦争で亡くし、家長として家や家族を守ってきたのだろう。

親父には私にできない家族を守る気迫を感じた。

親父の後姿を思い出す。

☆彡関係ないけど 村上春樹 
➣パン屋襲撃
・窓の外では無音のうちに樹木が・・ヒマラヤ杉と栗の木だ・・まるで痒みに耐えかねる犬のようにその身をくねらせ、雲のかげから目つきの悪い密使のように大急ぎで空をかけぬけ、向かいのアパートのベランダでは何枚かのシャツが置き去りにされた孤児のようにビニールのロープにぐるぐると巻ついてしがみついていた。

「お父さん前を見て・・」と、着信があった。

2022-04-10 10:37:33 | Weblog
私が以前、ある金融機関で仕事をしている時に、妻から携帯電話に「お父さん前を見て・・」と、着信があった。
私が視線を前に移すと、妻がATMの小窓のところから私を見ていた。
そして顔を横に向け歩き、小窓からすましてフェイドアウトしていった。
正直、監視されているようで気持ち悪かったけど、
私の仕事をしている姿を見て、電話をしたくなったのだろう。
でも今考えると、テレビでよく見る、誘拐犯に身代金を渡すときに使う犯人のセリフではないか。

☆彡関係ないけど 村上春樹 
➣パン屋襲撃
・彼女の微笑は、広い草原に降るやわらかな雨のようにしっくりと彼女自身に馴染んでいた。

春をおなかいっぱい、筍ごはん

2022-04-10 08:20:34 | Weblog
妻が、先日山で掘った筍で

筍ごはんを作ってくれました。

筍の刺身も作ってくれたのですが、それは少しエグかつたけど

筍ご飯は、エグ味も感じず、おいしくいただき、おなかの中からも

春を感じることができ、作ってくれた妻に感謝です。

春を感じる自給自足的生活・・・(笑)

☆彡関係ないけど 村上春樹 
➣パン屋襲撃

・まるでその飲み物が彼の人生を変えてしまうような重大な存在で、それについての何かしらの決定をいま迫られているといったように感じた。グラスの横に置かれた灰皿からは何かのまじないのようなかたちをした白い煙がたちのぼっているのが見えた。