白血病闘病記は(1)で一旦終了します。

白血病闘病記(2)「再発編」は、後日掲載予定です。
少しの間、撮り溜めた写真をアップしていきます。

心と体の交差点

2021-11-22 15:24:10 | 日記
 2017.08.08

  " 37.8°c "

  この日の最高体温だった。 (気象予報かと突っ込まれそうだが…)

  下がったとはいえ、まだまだ自身の平熱には程遠い。 

  CRP(C-reactive protein   C-リアクティブ プロテイン )C反応性蛋白

  の略。

  体に炎症が起きるとすぐに肝臓が反応し、タンパク質を生成する。

  そのタンパク質を血液中に放出する。

  この数値がこの時、基準値の20倍にもなっていた。

  白血球、赤血球については何とか基準値内におさまっていたが、

  血小板は基準値を大幅に下回っていた。

  (この状態では、出血しやすく、血が止まりにくくなる)


    


  一番大事な数値、芽球(Blast)については1%。

  まだ血液中に白血病細胞が存在する状態だったのだ。

  こんな状態にもかかわらず先生はカテーテルを抜くと言ったのだ。 

  抜いても大丈夫なのか…

  もし体に異変があったら、点滴はどこから入れるのだろうか…

  もう不安しかなかった。

  意に反しカテーテルは抜かれた。

  抜いた後の違和感はほとんどなかった。

  むしろ首元がスッキリとして楽になった。 

  退院に期待を寄せる気持ちと、およそ退院は期待できない体とが
  
  交差する日々が続いた。