2017.08.08
" 37.8°c "
この日の最高体温だった。 (気象予報かと突っ込まれそうだが…)
下がったとはいえ、まだまだ自身の平熱には程遠い。
CRP(C-reactive protein C-リアクティブ プロテイン )C反応性蛋白
の略。
体に炎症が起きるとすぐに肝臓が反応し、タンパク質を生成する。
そのタンパク質を血液中に放出する。
この数値がこの時、基準値の20倍にもなっていた。
白血球、赤血球については何とか基準値内におさまっていたが、
血小板は基準値を大幅に下回っていた。
(この状態では、出血しやすく、血が止まりにくくなる)
一番大事な数値、芽球(Blast)については1%。
まだ血液中に白血病細胞が存在する状態だったのだ。
こんな状態にもかかわらず先生はカテーテルを抜くと言ったのだ。
抜いても大丈夫なのか…
もし体に異変があったら、点滴はどこから入れるのだろうか…
もう不安しかなかった。
意に反しカテーテルは抜かれた。
抜いた後の違和感はほとんどなかった。
むしろ首元がスッキリとして楽になった。
退院に期待を寄せる気持ちと、およそ退院は期待できない体とが
交差する日々が続いた。