白血病闘病記は(1)で一旦終了します。

白血病闘病記(2)「再発編」は、後日掲載予定です。
少しの間、撮り溜めた写真をアップしていきます。

歯みがきをする意味

2021-06-04 10:58:41 | 日記
  (2日ほど前に、左中手骨(ひだりちゅうしゅこつ)を骨折した為、

   右手のみで入力中)

  ※ 全身の骨が、ステロイド投与により折れやすくなっている為。

  これに付いては、白血病闘病記2で詳細を書こうと思う。


  ようやく抗がん剤の点滴がはずれ、尿測定で尿カップを取る必要も

  なくなり輸液ポンプも1個はずれ精神的にもかなり負担は軽くなった。

  残抗がん剤の排出の為、生理食塩液は投与を続ける。

  点滴支柱は相変わらず連れて歩かなければならないが、ポンプの重さと

  精神的な重さはいくらか軽減された。

  午後、部屋に歯科医が来た。

  これからの歯磨き習慣について指導があるという。

  歯磨きの指導?

  意味が分からなかった。

  よく某テレビ番組で、はみがきじょうずかな~ というのは見た事は

  あるが、あくまでもそれは、乳幼児から小学校低学年ぐらいまでの

  話である。

  50年以上も生きて来ていまさら歯磨きの指導?

  意味が分からない自分は、当然そんな疑問を持たずにはいられない。

  歯を磨くときは、歯ブラシが下にくるように持ち、奥歯から掻き出す

  感じで手前へ磨く。それを上下左右すべての歯に行う。

  ??? 言われなくてもな~…

  さらに、歯間ブラシのSSサイズ(指定)で汚れを取り…?

  舌ブラシで奥の方から手前へ10回程度磨く事。???

  歯間ブラシ?舌ブラシ?

  今まで聞いたことはあるが、何もなければ一切使用する習慣の無いような

  物である。

  歯磨きはしていたが、忙しい朝と寝る前に短時間で済ますような習慣

  だったので、朝昼夜毎食後の歯磨きに加え、早朝と各食前食後、

  就寝前の薬品によるうがい、とやる事が多過ぎて毎日これを自分が

  しなければいけないと思うと気が滅入った。ここまでしなくても…

  しかし、その一連の作業を確実にしないことによる体への影響を、説明を

  受けるまでは全く知らず、聞いたときは、これは続けなければ大変な事に

  なると決心する事になる。


 2017.03.31

  抗がん剤投与により血液検査結果が大幅に変わってきた。

  投与中も幾度かの血液検査があり、結果としてプリントアウトされ

  それに基づいて主治医から説明を聞く。

  主に見る数値は、CRP、白血球数、赤血球数、血小板数、好中球数

  そして一番肝心な、芽球(Blast)数だ。

  それ以外の数値は、一般的には GOT、GPT、ALP、γ-GT、中性脂肪、

  血糖値、総コレステロール等がだいたい会社の健康診断等で気にする

  ところだろう。

  風邪などの症状で特に数値があがるのは CRPで、他の病気でもここの

  数値がだいたい基準となる。

  GOT、GPT、ALP、γ-GTは普通の健康的なサラリーマンだったら、まず

  思い浮かぶのは、アルコール。

  アルコールの過剰摂取による肝臓等の処理の低下。

  そう、お酒の飲みすぎによる高数値である。

  中性脂肪についても運動不足に原因があるが、お酒の飲みすぎと共に

  酒の肴の食べ過ぎにより過剰摂取になってしまう。

  血糖値もしかりだ。糖分の過剰摂取により数値が上がってしまう。

  まぁ多分に漏れず自分自身も過去、この中性脂肪と総コレステロール値

  がとても高かったため通院していたわけだが…

  この日の白血球数は0.7 赤血球数は3.02 血小板数は3.1 好中球数は0.2

  CRPは0.87 そして芽球(Blast)は2.0% だった。

  これだけではこの数字が何を示しているのかはわからない。

  それぞれの健常者の一般的な数値範囲は、

  白血球数4.0~8.0 赤血球数4.5~5.5 血小板数14.5~38.0

  好中球数1.5~7.5 CRP 0.3以下 芽球(Blast)0% である。

  投与した抗がん剤は、この白血病細胞にはよく効く。

  従って白血病細胞である芽球(Blast)は激減した。(入院当時は30%)

  これはこれで、結果白血病細胞が減ったので治療の効果があったという事

  である。

  ただ、白血病細胞を叩くと同時に血液中の成分細胞も死滅してしまうため

  白血球以下、非常に重要な細胞が無くなってしまう。

  白血球であれば、無くなることによって外からの菌に対する抵抗力が

  無くなり様々な病原菌が体内に入り込み、体にいろんな症状を引き

  起こす。

  赤血球であれば、体に取り込んだ酸素を効果的に運ぶ事が出来なくなり

  貧血になる。

  血小板であれば、血液を凝固させる事が出来なくなるため、体にちょっと

  した刺激で出血が止まりにくくなったり、知らずの内に内出血が起きて

  たり、一番怖いのは、そのちょっとした刺激が頭の中で起きた場合で

  ある。

  脳出血となり即、命に係わってくる。

  この事を自分が理解していなければ、おそらく歯磨きは適当にしてた

  だろう。

  この時初めて歯磨きの本当の意味を知った。

  血小板の数値が1.0以下になると危険な状態になるため、輸血が必要

  になる。

  来週はその輸血だ。


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1 コメント

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Unknown (くぅ)
2021-06-04 21:28:50
こんばんは。
初めまして。
遡って読ませていただきました。

大変な治療をされているんですね( ゚Д゚)
うまく言葉では言えませんが、
応援してます!
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