白血病闘病記は(1)で一旦終了します。

白血病闘病記(2)「再発編」は、後日掲載予定です。
少しの間、撮り溜めた写真をアップしていきます。

血液検査結果、そして衝撃的な...

2021-05-05 10:47:09 | 日記
2017.03.10

 微熱のまま出勤する。

 午前中に、昨日の血液検査の結果を聞きに医院へ向かう。

 感染症の数値が高かったが、感染症の原因となる可能性の

 項目に付いては異常なところはなく、様子を見る事で医院を出て

 会社へ戻る。
 
 微熱、感染症の数値、何が原因なのだろうかと不安のまま仕事を続ける。

 午前中の仕事、昼食とひと段落して午後の仕事に取り掛かる。

 気にはなるが、考えても仕方のない事だと思い、仕事に集中する。
 
 午後、突然医院からの電話が携帯に入った。

 血液検査結果の内容で、いくつか伝えたい事があるという事だった。

 仕事をひと段落させ、再度医院へ向かう。

 医院に着いてさっそく電話の件を言うと、すぐに診察室へ通されその医院の

 おそらく奥さんであろう人がしきりにこちらを見ていて、やけに丁重

 案内してくれた。

 その雰囲気に違和感を感じながらも診察室に入った。
 
 前回の検査より精密な血液検査を行ったらしく、各項目中で白血球の

 成分項目に異常が見られるので、至急再度の精密血液検査を強く

 勧められた。

 あまり病院には掛からないほうで、今まで風邪ぐらいでしか行った

 ことがなく、病院とは無縁だと思っていたので今回もあまり深くは

 考えないようにしていたが、この時ばかりは先生に、ねほりはほり

 と質問を浴びせた。

 しかし先生からの答えは、この病院では詳しい事はわからないと

 一貫して再度の精密検査を勧められるだけだった。
 
 掛かりつけの病院を聞かれ、その当時、薬だけの処方で月1回ほどの

 割合で行っていた(毎年会社で健康診断を実施する)病院を言ったところ

 先生から大手の市大病院を提示され、どちらか選択するよう聞かれた。

 知っている病院が行きやすいと考え掛かりつけの病院に決める。

 先生はカレンダーに目をやり、すぐに日程を決めるべく先方の病院と

 連絡を取り、主治医の診察可能日を決定した。

 診察日まで3~4日ある。

 紹介状を書いて頂けるとの事だったので、帰りに受け取り会社へ戻る。

 会社へ戻り、ひと段落......

 しかし、仕事をしつつも、どうしても気になることがひとつあった。

 普通はそれは開封せずにそのまま主治医に手渡すものであろう。

 のり付けされ、封印まで押してある。

 自分自身の体に関する事が書いてあるのだ、何も遠慮することはない。

 そう思ったらそれをせずには居られなかった。

 じわじわと、なるべく痕跡の付かないようにめくって行く。

 中身を取り出した。

 いままで見た事のない英字略語が目に飛び込んできた。

 その3文字を即検索する。

 およそ今まで経験したことのない感情と、過去の記憶と検索結果の内容

 が交差して、一瞬わけがわからなくなる。

 え? マジか......
 
 そこにはこう書いてあった。

 『 AML 急性骨髄性白血病』 と。