7月15日にアニメーター谷口崇氏の新作『ヌードバッター鉄雄』が公開されましたね。
期待どおりの爆笑もん&深み!
なんと、6年半ぶりの新作だそうで、ボクの長年の渇きが癒されました。
(この間、オリンピック関係の作品や「つぶやき隊」はありましたが本道ではないですよね。)
前作『むきだしの光子』は皆が認める力作だし、いくつかの賞も受賞されたらしく、
当てずっぽうですが、作者は前作を越えようとしてモガき苦しんで6年もの歳月が過ぎてしまったのでは?
大作『光子』の後にしては、何かふっきれたような、光子より前の作品のような力まない作風であることがかえってそのような想像をかき立てたんだす。
まあ、昨年ご結婚なさったということで、私生活でもお忙しかったのかもしれませんね。
「ヌードバッター」に出てくるケガをしたピッチャーは何故か珍しく「非・シュール顔」ですけど、もしかしたら奥様によるデザイン??
一方、ジャン・シベリウスはみんなが首を長~くして待っていたと思われる8番目の交響曲をとうとう発表しないまま1957年に亡くなってしまいました。
(ボクももう少し早く生まれてシベリウスやショスタコーヴィチの新作をリアルタイムで待ちわびるとか、音楽史の現場に立ち会いたかった)
シベリウスは一般的なゲスの勘ぐりだけど、聴衆の期待が大きすぎてプレッシャーだし自分でも納得できる音楽が出来なかったんでしょうかね?しかもよく言われるように、無調・十二音の時代ではなおさら。。
それでも8番、聴きたかったよ~っ!!! 別に今までの越えたりしなくてええからさ~!タピオラ脳内8番変換もう無理。
そんななか、YouTubeで8番断片っつーものの演奏を半信半疑で聴いてみました。
.....たった2分半だけど、間違いなくシベリウスがいました(涙)。
こんなスッカスカな状態でも、どこを切り取ってもシベリウス、ってやっぱすごい個性・天才なんですね。