改正道交法（ドラフェラ禁止法）施行を目前に控えて

　ナシズムでも既報の通り、いよいよ2008年12月より運転中のフェ○チオ行為、いわゆるドラフェラ行為に対して罰金を課す、改正道交法（ドラフェラ禁止法）が施行される。

⇒2008年12月より道路交通法改正　ドラフェラ罰則強化へ

　この改正道交法に関して、街の声を拾ってみた。


「え、そうなんですか？」
　と、話すのは都内の理容師(31)だ。改正道交法の施行は、まったく知らなかったようだ。
「困りますよ。死活問題ですよ。やっぱり、ドラフェラがないと、生きていけないですからね。かといって、毎回罰金払っていたら、生活できないですし...。とりあえず、濃いスモークでも貼ってごまかすしかないですかね...」
　ドラフェラが生きがいだと話す彼は、困惑しきりだ。彼は、ドラフェラに関する思いを熱く語った後、改正道交法にこんな疑問を呈した。
「そもそも、この道交法改正って、本当に交通事故減少に役立つんですか？　だって、やっぱりムラムラきた時に、ムラムラしたまま運転するのは危ないでしょう？　やっぱりすっきりさせた方が集中力も高まると思うんですよね」

　この彼と同じ意見を持つのが、所沢大学教授・人間行動学博士の奥地鍬江氏だ。
「性的欲求を溜め込んだままの運転は大変危険です。今回の道交法改正は、交通事故対策としてはむしろ逆効果です」
　奥地氏は、今回の道交法改正に反対の立場だ。
「特に男性の場合、性的欲求の増加と注意力低下の因果関係は明らかです。例えば20代前半の男性の例ですと、５日間性的処理を行わないで運転を行うと、注意力が通常の40％ほど低下し、わき見運転などの危険行為が増加することが実験で明らかになっています。特に、この状態で、歩道に異性が歩いていると、まっすぐ前をみて運転することがほぼ不可能になります。もちろん、これは女性にもある程度は、当てはまります」

　これに対して、警察庁は、以下のように反論する。
「性的欲求を処理しない上での運転の危険性は、警察でも十分に理解している。だから、今回の道交法改正でも停車中の○ェラチオ行為は罰則対象外とした。運転前の性的欲求の解消は、警察としても大いに推奨していきたいと考えており、この冬の交通安全全国共通スローガンとして、『運転前、お口であなたをシフトダウン』を採用した」

　運転時間が長いドライバーには、おおむね今回の改正に好意的なようだ。あるタクシードライバー(48)は、こう語った。
「あれは危ないね。やっぱり、最中はフラフラしたり、ブレーキが遅れたりするからね。さっきまで助手席に座っていた女の子の姿が消えたときは、その車から離れるようにしているよ。この改正には賛成だね」

　今回の道交法改正は、風俗業界にも微妙な影響を及ぼしている。特にドライブスルー・ヘルス（通称ドラヘル）は、今回の法改正の影響を正面からかぶることになる。ドラヘルとは、近年ブームとなっている郊外型のヘルスだ。ファーストフード店に似たドライブスルーが設置されており、マイクに向かって女の子を指名し、自分の車に同乗させ、決められた時間ドライブを行いながら、フェラチ○をしてもらうというものである。
「営業妨害ですよ」
　あるドラヘル経営者(29)は、今回の法改正に頭を抱えている。
「うちでは、もともとフェラ○オは、車を停車してからって、ルールにしていたのですが、実際のところルールを守ってもらえないお客さんの方が多いですね。やはり、実際に速度が出ている方が感度がいいとおっしゃられる方も多いです。やはり、改正道交法施行後は、『行為は停車してから』という徹底させていただくしかないのですが、客足が遠のくのでは、と心配しています」

　一方で、今回の法改正を商機と捕らえたのは、新たなタイプの風俗店「ドラフェラ・クラブ」を開店させたＡさん(32)だ。「ドラフェラ・クラブ」とは、店内に自動車の車内のようなスペースを設け、ドラフェラ気分を味わうことができるピンクサロンだ。フロント・ウインドウーには、有名ドライブ・コースがプロジェクターによって投影されるなど、雰囲気作りには気を使っている。
「法律でダメと言われれば、ますますドラフェラが魅力的なものになります。そういう方の欲求のはけ口として、当店をご活用願えればと思っております」

　さまざまな問題を抱えたまま、まもなく改正道交法（ドラフェラ禁止法）が施行される。この法改正が交通事故減少に繋がることを願いたい。